60分調声大会後夜祭 きみに回帰線 / 稲葉曇

こんにちは。ハチナナです。

今回は60分調声大会の振り返りをします。

大会について

60分調声大会という大会があります。
https://twitter.com/60minVocals

60分でワンコーラス調声する大会です。
discordの鯖に入ると入れます。

曲について

稲葉曇『きみに回帰線』Vo. 歌愛ユキ


自分が調声したものは
【星界】きみに回帰線【カバー】

60分で調声したのはワンコーラスだけなので、2番以降は大会後に調声しています。

調声(全体)について

ボーカルの選択

今回の大会は調声したのが誰かわからないようにする回だったので絶対わからないように普段使わないボーカルを選択することができました。
が、この曲は星界が合いそうだったので星界にしました。
調声する前の段階で歌ってるイメージがつく場合、そのキャラでやるべきとされています

星界はよいのでオススメです

ちなみにCeVIO AIは大体ボーカルの差し替えをすると全然ちゃんと歌わないのでデータの配布はありません
調声の内容も星界でやったからこうなったという感じなので他のボーカルだと違うかもしれません

調声前後比較

ベタ打ち

調声後

声質の変更等

声質と感情をMAXにしてDYNAMICSをffにしています。
自分は星界を使うときは基本的にこの設定にします。

星界は強弱記号で全部f以上にするのがとてもよいので全部ffにします

声質と感情は最初は両方0.00
強弱記号は最初はN、ffff~ppppまである

CeVIO AIはKEYの設定が大事なので最初に設定します。
が、今回の曲はC MajorでよさそうだったのでC Majorのままにします。
A minorとC Majorの違いがわからないのでこれは考慮していません。
ところどころスケール外の音も使っていますが考えている時間はないためこれも考慮していません。

調号は必ず設定する

声質系を直したのが以下


TMGの調整

星界はTMGが全部微妙に後ろになっているので全部直しています。

前回やったときは最初に全部通しで直してからもう一度先頭に戻って調声を始めましたが、今回は全部同時に先頭からやりました。
多分全部同時にやった方が速いです。

ベタ打ちだと母音がノート始端と揃っていない
母音の発声タイミングをノートの始端に揃える

調声(手順)について

手順

先頭からフレーズごとに
ノートの最適化する→TMG直す→PIT直す
を繰り返す

ノートの最適化

・ノート結合
・無声化

ノート結合はノートを複数選択してctrl+U、無声化はノート結合して歌詞に「’」を入れるとできます。
結合はショートカットキーのおかげでそれほど時間はかからないものの、歌詞編集はちょっとロス(回数が少ないのでセーフ)

・隙間埋め

隙間があると息を吸い始めてしまうため、ノートの長さを伸ばしてノート同士の隙間を埋めます。
歌詞「っ」(cl)を入れて音を切る、歌詞「っ」を入れずに後ろの子音を伸ばして音を切るという選択肢があります。
ノートの隙間が埋まっていると、息を吸わないようにすることができます。

TMG直す

・発音タイミングをノート始端に揃える

TMGを調整して母音の発音タイミングをノート始端に合わせます。
これにより、各子音が短くなるのもポイントです。
子音が短くなって発音がおかしくなる場合(s,sh等)は、子音も前に出して長さを確保しています。

・語尾伸ばす

ノートが16分だからと言って16分で音を切らなければならない道理は一切ないので、TMGで語尾を伸ばします。
この曲は譜面どおりに打つと短いノートの発音がおかしくなるので十分な伸ばしが必要でした。

・「っ」(cl)の長さ確保

歌詞を「っ」にするだけだとclの長さが足りなくて普通に伸ばしてしまうことがあるのでclを伸ばして音を切る位置を調整します。

PIT直す

・音が外れているところを直す
・音程を安定させる

どう見ても上がりきっていないところを直します

全体的にピッチはまっすぐになるように書き、子音はちょっとだけ下げています。
なんとなくまっすぐめにしておいた方が安定する気がするので書いているものの、これは諸説あると思います。
子音を下げているのは、AIが調声すると大体子音を下げたがるから意思を尊重しているということです。

曲のテンション的に全体的に下に下に書いています。

・ビブラートかける

ビブラートをかけたいと思ったところにビブラートをかけます。
60分調声大会だと吟味する時間はないので基本的に勘です。
元のPITの意思を尊重する形で書くことも結構あります。

ビブラートの形は、8分~4分音符程度の長さで山2つ+語尾下げになるイメージ、振幅は強いところで半音上下の真ん中を越すくらいのイメージでやりました。
時間の制約がキツく吟味できないので、一回書いていい感じになった形を他のところ全部に書きます(ちゃんと聞いて確かめてはいます)
本来はビブラートは周波数の値を見ながら書いた方がよいです。

ビブラートは、本来はVIAとVIFでかけますが、画面遷移を挟むと時間をロスするので全部PITで描きます。
PIT画面に遷移するのが少し遅いです。
長いノートだとVIAとVIFで書いた方が速いですが今回はありませんでした。

調声(個別)について

あたしのせい

・あ

♭気味なのでぴったり当てる
これだとだいぶぴったり入ってるので下から入る形にした方がよかったかも

・たし

ここは「たsh」で無声化
「たし」で無声化しないとかわいくなり、「たsh」で無声化するとシュッとする
「たsh」で無声化することでちょっと「た」が伸び、ビブラートが入れられるようになる
上から入るPIT線を尊重しつつ、引き継いでビブラートにする
次に向けてPITを下げているが、下がってるところは子音なのであまり聞こえない

・の

軽く置く感じ
主張しすぎないで音だけあっていればよい

・せい

ノート結合してビブラートをかける
こういう歌詞の時は大体結合しておいた方がよい場合が多い
二つのノートをまたいでビブラートをかけるだけなら結合する必要はない
ビブラートは山2つ+語尾下げにしている

かな

・か

音が合っていればよい

・な

元が短いので語尾を伸ばす(余韻を感じる程度)
ある程度伸びるとビブラートをかけられるのでかける
子音で下がり、それを生かす形で山を描き、語尾辺りで二つ目の山を描くことで語尾上げ感を出しつつ最後下げて終わる
VOLが下がった後~ブレスまでの辺りはもうあまり声の部分じゃないのでPITがどうなっていてもあまり関係がなかったりする

・ブレス

前の「な」が伸びたことでブレスの位置や形が変わるのでちょっとわざとらしさみたいなものが軽減される
こういうのが大事なのです

ふでばこの

・ふでばこの

全体的にビブラートをかけようとしていたので細かく書いているがあんまり意味なさそう(声が震えるだけになってる感がある)
60分調声は爆速で進めてそのあと戻れないので、やっぱ直すかみたいなのができなくてこういうのが残りがち

・ばこ

「こ」で下がるので、子音を目標ピッチより下げ、その前にちょっと上げておく
プレパレーションとオーバーシュートになっている気がするが、当然やっているときにはそんなことは考えていないので勘です
「こ」の入りが元々上からなので何となく残しつつ次の下げに向けて後ろを上げたのでビブラートっぽくなっている
あまり意味はなさそう

・の

短いのでTMGで伸ばす
伸ばしたのでビブラートをかける
ここのフレーズでビブラートが本当に必要なのはここだけ
デフォルトでVIAとVIFが書かれていたことでビブラートがさらに上乗せされているが、直すと時間をロスするのでそのままになっている
きっちり音を当てたいので子音で下げ、そこから山になる

なかみがへって

・な

nは音程がありがちなので結構下から入るように書いている
nより前のPIT線はブレスに含まれてる気がするので変にいじらないようにしたがよくわからない

・へっ

ノートの隙間があったので埋める
8分だと短いのでそれよりは伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

・て

8分だと短いのでTMGで伸ばす
ブレスが入るときはブレスが前のノートを食って前のノートが短くなっていることが多いが、無視して語尾を伸ばすと、ブレスも相応の長さと大きさになってくれるのでちゃんと語尾は伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける
前と合わせて2連続でビブラートなのでしつこいかと思ったが案外なんとかなる

みがるになってく

・に

ちゃんと音を維持してほしいのでまっすぐにする
PIT遷移は子音中にやるのがいい気がします

・な

短いので伸ばします
音が完全に外れているので合わせます
ビブラートもかけます

・ブレス

あってもよいのでそのまま消さない
ブレス消すときはVOL書くと消せる(小さくするのは難しい)

・く

ビブラートをかけられるのでかける
子音も下げる
元のPIT線の意思を尊重している

らくになるはずなのに

・る
・に

語尾が短いので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

あたしのたすけてほしいが

・たし

結合して無声化
ビブラートともいえるし、しゃくり+語尾ともいえる

・たす

音が変わるので結合しない
無声化を試すと時間のロスになりそうだったのでそれもやっていない
無声化する場合はsだけ上げても音程の変化がわかりにくいのでその前の遷移から書いておく必要がある
それだけの手数を使ってそれが採用できるかどうかが半々くらいのイメージだったので、後でやっぱり戻すかとなる可能性まで考えてスルーした

・しい

結合する
母音が同じものを結合すると音素が減る
ビブラートがかけられるのでかける

・が

次の音にぬるっと下がる(先にがッと下げない)

あたしのせいになる

・たし

ノート結合、無声化
ビブラートはなんかここには要らない気がしたのでかけない

・せい

音が変わるのでノート結合しない
「せ」のオーバーシュートはAIの意思を尊重しない
「い」は上がりきってないのでちゃんと上げる

・る

子音を下げてビブラートをかける
上から入りたがっているのでビブラートの最初の山を大きめにして意思を尊重(あまり尊重できていない)

のは

・わ

短いので伸ばす
ビブラートかけられるのでかける

きみのためとおもえば(お)

・た

オーバーシュートを無視
ぬるっと上がる

・とお

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける
本来「お」があるはずのものを普通に伸ばしているので、ビブラートをかけることによって後ろの「お」の存在を主張できる気がする

・もえ

ノートを結合
ここでビブラートをかけるとしつこくなるのでかけない

・ばお

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける

(ば)おもうほどいやになる

・もう

音程が変わるので結合しない
してもいいが時間のロスになりそうだったのでしていない
メロディライン的に音程の変わり目はアクセントっぽい方がいいような気がした

・いやに

半音で動くところなので音をバシバシはめる
子音でちょっと下げる方がアクセントもついてバシバシする気がする

・る

短いので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

てんきのせいかな

・てん

ノートを結合
なんとなくビブラートはかけない
裏で動いてるのでここは動かさない方がよいという判断かもしれない

・せい

裏が「る」でビブラートをかけているのでこっちではかけない
しゃくりについては意思を尊重している
スケール外のしゃくりになっている理由はよくわからないが、多分聞いた感じで判断している

・な

短いので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

じゅんびばんぜんだったのに

・じゅん

ノートを結合
ビブラートではなくしゃくり
jが短いのでもうちょっと伸ばした方がよかった

・ばん

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける

・ぜん

ノートを結合
ビブラートをかけるとしつこそうなのでかけない

・だっ

ノートの隙間を埋める
clを伸ばして8分にする

あめにぬれている

・てい

ノートを結合
隙間を埋める
ビブラートをかけられるのでかける

・る

語尾が短いので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

のは

・わ

語尾は意外とこんなもんなので伸ばしていない
でももうちょっと伸ばしてもよかった
ビブラートをかけられるのでかける

きにしがちのあたしだから

・ち

隙間を埋める
clで長さを8分程度にする
ビブラートをかけられるのでかける

・のあ

ノートを結合
ビブラートは特にかけない

・たし

音程が変わるので結合しない
無声化もしない

・ら

語尾が短いので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

あさのかいはひとりでいい

・あさの

半音で遷移するのがよいところなので、ピッチをバシバシあてる

・の

隙間を埋める
ビブラートをかけられるのでかける

・かい

ノートを結合
ここは「かい」をちょっと置き気味に出してブレス、次につなげるイメージ
置き気味なのでビブラートはかけない
ピッチに関しては意思を尊重していく

・いい

ビブラートをかけられるのでかける

なまえをよばれるだけでこわい

・な

下からしゃくり気味に入る

・えお

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける

・よ

低いところから音程が切り替わるところなので一気に上げている

・け

ピッと入っているがここはしゃくり気味に入った方がよい

・わい

ノートを結合
しゃくりと見せかけて語尾まで含めると上行系のビブラート
意思を尊重しているピッチ

みみをふさぐえねるぎー

・みみを

半音で遷移するのがよいのでピッチをバシバシあてる

・を

隙間を埋める
clで8分程度にする
ビブラートをかけられるのでかける

・ふ

隙間を埋める
clで8分程度にする
次のsは存在感があった方がいいが、clなしでsで伸ばすと長すぎるのでclは必要、8分程度は伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

・ぎ

語尾が短いので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

きみからうばってしまえばいい

・らう

ノートを結合

・ばってしまえば

ここは4分音符でドンドンドンドンドン!となるところなので、そのノリを出す(サビ前の盛り上がりでもあるのでだいじ)
拍単位で結合、切るところはclで切る
「てし」は無声化することで4分音符にできるので無声化(「し」を無声化しないと「し」にアクセントが残ってしまう)
「まえ」を結合すると「え」のアクセントが消せる
「てし」だけ上から入る感じ、他はビブラートをかける

ここがこのメロでこの歌詞になってるからこそこういうことができるのであり、そういうつもりでのメロと歌詞なんだろうな~という感じがある
メロと歌詞がよければそのまま調声していい感じになるので、調声は作曲段階の功績がデカい工程

・いい

しゃくって語尾上げともとれるし、上行系のビブラートともとれる
微妙に長さが足りなかったので伸ばしているらしい

きょうは

・きょ

半音下からしゃくってビブラートで伸ばしながら下がって次に備える
しゃくりは結構意思を尊重しているが、最初からこうやってやろうと思っていたので解釈の一致です

・わ

長さが足りないので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける
語尾下げを少しだけ主張している

ずるやすみをしよう

・る

長さが足りないので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける
音の跳躍が大事なのでピッと上げる

・ブレス

前の音が伸びることでブレスのわざとらしさがちょっと減る
でもまだデカいのでVOLで下げた方がよいかも
ここのブレスは主のブレスではないのでデカすぎると変な気がする

・す

跳躍が大事なのでピッと音を当てる

・み

なんとなくビブラートをかけたい気持ちになったのでかけた

・おし

音の跳躍が大事

・よ

本家だとよ(C)お(B)で半音下げ+語尾下げみたいな感じになっている
今回は下行系ビブラート+語尾下げ的なイメージでやろうとしているが、谷と次の山が普通にビブラートなのであまり上手くできていない
最後の山の後の語尾下げはこの感じでよい
(子音で下から入り、一個目の山の頂点で半音上の真ん中、谷の頂点で半音下の下端、二個目の山の頂点でその音程の上端、語尾下げみたいなビブラートが下行系のイメージとして正解かもしれない)
60分だとこの辺はめちゃくちゃ焦っているので吟味する時間がない
次のノートの隙間が短いせいでノートの終端がブレスに食われているのでちゃんと伸ばす

すすむきょうかしょかいきんしよう

・む

ノートの長さが短いので伸ばす
ここの隙間は息吸っていいので埋めない
ビブラートをかけられるのでかける

・きょ

しゃくる

・かいきん

ここでフレーズ区切れるので、「か」のkは少し伸ばす
「き」はこの前の同じところにビブラートをかけたのでここも同様にかける

・よ

「しよう」は韻を踏んでいるので、両方同じように調声している
ビブラートの下行感は同様にできてない
語尾下げもちょっと甘い

つぶれたえんぴつでおえかきを

・えん

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける
「ん」はちょっと上ずってる方がいい気がしたんだろうなというピッチ線になっている

・ぴつ

ここはノート結合もしないし無声化もしない
「つ」にアクセントがあると解釈すると無声化しない、アクセントがないと解釈すると無声化できる

・おえ

ピッチの遷移を急にするとアクセントをつけられるので「お」はピッと上げている
「え」はアクセントが要らないのでぬるっと上げる

・きお

「お」の長さが足りないので伸ばす
ビブラートをかける
ビブラートの前を下げる、「き」の音程のバランスを保つために最初を上げる
二つにまたがったビブラートみたいにも見えるが、「き」はプレパレーションとオーバーシュートの連続かもしれない

するだけでいいせかいにいたいのよ

・だ

音程の跳躍を考えているが、しゃくっても別によい気がする
60分だと吟味する時間がないので考えないで先に進む

・でいい

スムーズに入ってビブラートをかけたい気持ちなので最初に下げておかない
谷が浅いので全体的に♯気味になっているが、特に考えて書いているわけではないのでたまたま
意思を尊重した結果かもしれない

・かい

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける
「い」はちょっと上ずった方がよいという判断があったかもしれない

・にい

ノートを結合
ビブラートはかけないが、途中で子音に向けて下げているピッチの遷移で後ろの「い」を主張しているかもしれない

・た

音程の跳躍が大事なのでピッと上げる

・い

ノートの隙間を埋める
ビブラートをかけられるのでかける
二つ目の山の頂点はもっと上に上げて語尾上げ感を出した方がよいかもしれない(次に続く「のよ」でテンションを落とすために、ここで語尾上げしてテンションを高める方がよいという説がある)

・のよ

「の」はもう少し下からしゃくり気味に入る、yはちょっと長い気がするので短くするなどした方がよい気がする
次の「か」がだいぶ食ってしまうのもあるが、ここのテンションが高すぎるのでDYNAMICSでここだけmp以下にするなどが必要だったかもしれない

かーてんのすきまにやじをいう

・か

子音を前に出して区切りを主張する
しゃくり+ビブラートの形
次のノートに向けて下げているが、子音の中に入ってしまっているので次のtを短くするか、ビブラートの終わりの下げをもっと早くした方がよい
かぁー↓てんの

・てん

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける

・の

ノートの隙間を埋める
ビブラートはかけない
ここの音は半音移動したスケール外の音っぽい感じなので、音をちゃんと当ててアピールしたい気持ちがあり、気持ち長めに出したい気持ちもある

・じお

ノートを結合
次のノートでかけるので、ここではビブラートをかけない

・ゆう
ノートを結合
ビブラートをかけ、語尾下げる
次のブレスに食われているのでノートの終端まで伸ばす

よゆうがあったころは

・全体

リズムが大事なフレーズだが、ノートの隙間を空けると息を吸ってしまうので隙間を全部埋める

・ひゅ

元々「ゆ」だが、その前で音を切っている関係上「ひゅ」にしておいた方が子音の感じがよい
ここは切らないところなので次まで伸ばしつつビブラートをかける

・あ

音が跳躍するところなのでピッと上げる
ビブラートもかける

・わ

特にclを入れたりtを伸ばしたりしないでも切ってくれたのでそのまま
ビブラートもかける

とうになくなっているから

・とに

しゃくり+ビブラート、次の子音に向けて下げる
「に」は短いので伸ばし、ビブラートもかける
前のフレーズからしばらく息吸ってないのでそろそろ吸ってもいい

・な

ノートの隙間を埋める
ビブラートをかけられるのでかける

・てい

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける
3連続ビブラートだが、ここでちょっと振動数が変わるのでギリギリ許される気がする

・る

短いので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける
ここもなんとなく息を吸っていい気がしたので吸う
吸わせなくてもいいかもしれない

・ら

短いので伸ばす
ビブラートをかけられるのでかける

あんしんをきみからかりる

・あん

ノートを結合
Nが思ったより前にあるのでビブラートはかけない

・しん

ノートを結合
ビブラートをかけられるのでかける
Nのところは谷になっていて、半音下がっている感じになる

・お

ビブラートをかけられるのでかける

・から

音程の遷移を急にして、はっきりさせている

・かりる

全部ど真ん中にまっすぐ書いているつもりだが、微妙にピッチが上がっていく感じになっている
ど真ん中を狙っても微妙にずれる感じが人間味かもしれない(適当)

ハモリ

コピペで作ってもいいが、この曲は単純な3度下ハモリみたいなやつじゃないのでコピペしない
TMGはずれているが、ハモリはずれていてもいいので直さない
メインで無声化したところはハモリも無声化しておいた方がよい
CeVIO AIは普通に音を外すので全部見て外れてないか確認して適宜ピッチを書いた方がよい
ビブラートは適宜かく

ハモリは声の感じを変えるため感情0.00でDYNAMICSをNのままにしている

オク下

コピペして要らないところを消す
トラックを重ねて表示できるので上手く使うと楽

MIXについて

全体

全然時間ないのでプリセットに入れてるやつを呼び出してバランス調整して終わり
上手いわけではないので参考程度

メイン

上から
・RX7 ノイズ除去(いらんかも)
・Q3 ローカット
・C4 中域カット マルチバンドコンプ
・MV2 全体的に音量を揃える(小さい音を持ち上げる) コンプ
・RCompressor 全体的につぶす
・DeEsser 歯擦音削る
・DeEsser 歯擦音削る
・Q3 なんか整える
・OTT ぶちあげる
・S1 Imager 広げる

OTTでぶち上げると音量が思っているより+5dBくらいあがるのでバランスとるときにめちゃくちゃフェーダー下げた方がよい

Sendは、Delay、プレートリバーブ、ルームリバーブに送る
Delayは各リバーブに送る
ルームはハモリ用なので、センド量をめちゃくちゃ下げる

ハモリ

メインと大体一緒
全体的につぶすコンプの設定が違ったり、全体整えるEQの設定が違ったりする
Doublerで広げ、Imagerでも広げる

SendはDelayとルームリバーブに送る

本家を聞きながら空間系のエフェクトを頑張るのがよいが、時間がないので無理だった

マスター

Ozone8に何とかしてもらい、
Stealth Limiterをめちゃくちゃかけて音をデカくする

感想

ワンコーラスでも調声50分MIX10分みたいな配分になるので、エフェクト凝るやつみたいなのは大体できない
調声も爆速で試行して切り捨てて次行くくらいじゃないと間に合わないので大変
ハモリの調声はピッチを最低限合わせるくらいはやっておいた方がなじみがよいのでよい
音を切るところ、伸ばすところの処理をちゃんとやってブレスを上手く使えるとよい(特にCeVIO AIはそう)

星界と稲葉曇は親和性高めかもしれない
高すぎず低すぎず、いい音域だった気がする
ピッチを当てにくい音程の跳躍は書いてしまえば全く関係がない


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