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「ねぇ、知ってる?」 から始まる承認欲求

誰かを呼ぶとき、誰でもいいから振り向いてほしいとき「ねぇ」は役に立つ。肩を叩きながら言えば特定の誰かに向けた言葉になるし交差点のど真ん中で叫べば誰かしら振り向いてくれるかもしれない立派な2文字。
LINEなどで「ねぇ」と送った場合も要件が書かれていないのでどうしたものかと反応せざるを得ない。興味のない人からのこの一言は週末の危機を感じさせる立派な2文字。
いろんな用途があるにしろ「ねぇ」の効果は絶大だ。たちの悪いことにいった本人にはデメリットがないのが多用される理由かもしれない。特別な状況を除いてこの2文字だけで嫌いになる人はまずいないだろう。
「ねぇ」の後に「知ってる?」なんて付いてきたら「僕を認めろ!」って言ってるも同然。この後の情報が何にせよ相手は反応をしてくれる。反応があれば僕が存在してること確かめられるし。顕示欲まで満たされてしまうまさに魔法のセリフ。
しかし何度も使うと効果はなくなってしまう。人間は欲深いもので同じ情報では同じ反応をくれない。常に新しい情報を提供しなければならず準備の負担が大変。めんどくさい。なので多用しているのは豆しばだけである。

皮の中で寂しかったんだろうな。


ニコニコな豆しば



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