華金餃子

かわいい彼女がいる。

5つ離れている。わたしの誕生日がもうすぐなので、それが過ぎれば4歳差。
目に入れても痛くないくらいかわいい女の子である。

「恋人に何を望む?」と、
ふと彼女に聞かれたことがあった。

「健やかでいてほしい」と答えたわたしに、
「えっそれだけ?」とけらけら彼女が笑った。

本当に健やかであってくれればそれで良い。
健やかで伸び伸びと、屈託なくわたしに愛されることを疑わずに、日々わがままを言いながらけらけら笑っていてほしい。

とにかく、それより他に望むことがない。

そしてもし彼女が健やかではない時、
落ち込んでも息詰まっても、わたしがいるから大丈夫と思ってもらえるような存在でありたい。

なんていう、わたしのわがままはここに秘めておく。


今から仕事終わりの華金彼女を拐って、うまい餃子を食べに行ってきます

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