宮崎夏次系ってすごい/すきなことばあつめ
私が高校時代からずっと人生を共にしている(させて頂いている)宮崎夏次系先生の漫画たち。
そもそもなんで宮崎夏次系を読むようになったのか、
振り返ってみると高校時代に気が狂うほど好きだったバンドのメンバーが、
Twitterでおすすめの漫画を箇条書きにして投稿していたのがきっかけだったと思う。
好きな人の好きなものを好きになろうとする、
まだまだ可愛い時代が私にもありました。
私の精神安定剤となっている「ことば」が
宮崎夏次系の漫画にぎゅっと詰まっているので、
私の「すきなことば」を集めてみよう~!
学校の校舎の壁に書かれた下品な落書きを赤星くんが消している時に、
「消してもまた誰かが汚すと思うのに、どうしてそんなに熱心に消すの?」と好きな(気になっている)女の子に聞かれた時の台詞。
彼女の後ろに下品な落書きがある思い出と、
彼女の後ろが真っ白な壁になっている思い出なら
きれいな方がいい。
当たり前のように思えて、
きれいなものとして残しておきたいほどの思い出って
かなり尊くて眩しくて痛い。
分かる。
普段から斜に構えてると、
周りの人を好きになるのが難しかったりする。
赤星くんが転校する時、窓から手を振るクラスメートを見て思ったこと。
綺麗な言葉に聞こえるけど、
「これで最後だから 他人の嫌なところを見なくて済むし、どう思われるか気にしなくて良くなる」という安心(寂しさ)がみんなのことを好きになったと錯覚させているだけかもしれないと思った。
エミリ、そんな事ないよ
と言ってあげたいけど…
胸を病んで療養施設に入っている女の子の台詞。
どんどん幼くなる中で、
自分が周りに迷惑をかけている事を理解してしまってるのがどうしようもなく苦しい。
こんなものはもう解説なんぞ要らない。
受け止めるのみ。
この話が1番好きなくらいの勢い。
共感の嵐。火力強めの同意。首取れそう。
触れてはいけないもの、
見てはいけないもの、
好きになってはいけないもの、
だからこその魅力。
手に入らないから好きになる、不毛すぎる人生……。
皆さんもそうだと勝手に思っていますが。
学校にいけないお兄ちゃんの話。
自分の兄と重なる部分があるので、
この話は深呼吸をしながらじゃないと読み進めることが出来ない。
真面目って生き辛くて歯痒くて、時には空気が読めないと言われたりする。
でもその真面目さで「変な空気」をぶち壊すことも出来る。
ここからは「あなたはブンちゃんの恋」という
全5巻で完結しているお話から、
好きで苦しくなることば。
ガーーッ苦しい
苦しいですよね~
精神安定剤といいつつ 精神乱されてるみたいなところすごくありますね
ここまでで、
所持している宮崎夏次系の漫画を全部読み返してしまいました。
まだまだもっと沢山、大切にしたいことばがあって
好きなものを好きだと言えるのは幸せなことで
それを誰かに紹介出来るのも心臓がギュッてなること。
気が向いたら読んで欲しい。
人から勧められるものって 本当に興味が無いとなかなか手を出せないものだと思っているけど。
ネットでも1話無料とかで読めたはず。
コミックシーモアとかで。
短編集がほとんどなので1話だけでも満足できます。
また時間が出来たら、
「すきなことばあつめ」したいと思います。
歌詞とか ドラマの台詞とかも良いよね~
坂元裕二とかね~
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