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ドール服作り⑧/Return to Zero

2021年1月にドール服作りをやってみようと、イチから試行錯誤をして制作を始め、このnoteやX(当時Twitter)で過程を記録したり、メルカリで売ったりして、だんだん面白くなって、材料や道具が増え、ドール服のアトリエにする部屋が欲しくなってワンルームから2LDKに引っ越した。
久しぶりの引越しで無理が祟ったのか、五十肩になってドール服作りどころではなくなり、整形外科へ通う日々。やっと腕が上がるようになってきたと思ったら、今度は実家の母が認知症になり、大きなショックを受けることに。並行して私も更年期的不調が現れたり、仕事では何の役に立つか不明な無駄な資料作成に追われ、中間管理職のストレスがどんどん溜まって、せっかくコロナ禍が明けたのに鬱屈としていた。2023年は我が人生中、稀に見る暗い一年となった。
このままではイカン!と浪費癖を封印し、とにかく節約して、(失業保険と合わせ技ですけど)1年ナントカ暮らせるくらいお金を貯めたので、この年度末で退職することにした。子は「五十にして天命を知る」と言ったそうだが、私は六十手前でモラトリアムなのだ。2024年は何もせずにいたり、好きなことをしたりしながら暮らすのだ。昨年一年、節約してみて特に不都合も感じなかったので、質素倹約生活を続けられると思う。どこも正社員の口が見つからなければ、パートかアルバイトでもいいと思っている。「無職になったらやりたいことリスト」を作ったりして少しわくわくしております。で、ドール服作りも少しずつ復活させようかと、過去のファイルや型紙を出してきた。

一番初めに作ったミニワンピースの型紙

原型代わりに作ったミニワンピースの型紙。前はコーマローンで作ったのを、綿麻で作ってみた。衿や袖ぐりはコットンアブローダーでへデボのボタンホールステッチで、裾は4目のリックラック。2年ほどのブランクのうちに老眼が進んでいるのと、右の手指がギシギシするようにはなったのだけど、以前のように「早く形にしなくちゃ!」「とにかく売れるものを作りたい」という焦りはなくなったので、作る気分も軽やか。

裁断してピケを塗る作業もお久しぶり

これから有休消化に突入したら、時間もゆっくり取れるだろうし、楽しんでゼロからやり直したい。

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