UIデザインの比較 ー募集要項画面編ー(スタンバイ、Indeed、求人ボックス)
こんにちは。デザイナーのasatoです。
前回に引き続き、今回もスタンバイ、Indeed、求人ボックスのUI比較について記載します。今回は全3回投稿予定の3回目で、募集要項画面についてです。
1回目、2回目はこちら(検索画面編、検索結果画面)↓
スタンバイ
アイコンを大きめにしているので情報の位置を把握しやすいです。
右上とページ下に「掲載元で見る・応募する」「お気に入り」欄が配置されています。二箇所に2箇所に配置して、応募への導線を増やすのが目的かなと思いました。
仕事内容についてですが最初から全文は表示せずに、もっと見るを押すと全文が見れる仕組みとなっています。
その下にある応募条件という大事な項目を見逃さないようにしているのかなと思いました。
ページ下には関連キーワードがあり、検索欄に戻らずとも興味があるワードを追加できるようになっています。
また、ページ右には関連する求人項目を配置しています。
見ている求人より給与が高い、などユーザーが気になる文言を入れて興味を持たせるような工夫をしています。色がオレンジなので目に止まりやすいようになっています。
赤枠で囲った条件の項目はクリックができます。
押すと、自分がクリックした条件+元々検索していたワードで検索される仕組みです。ユーザーは自分に合った条件を1クリックで簡単に検索できる、という仕組みです。
Indeed
Indeedの場合、募集要項項目は専用のページではなく、検索結果画面で表示される仕組みになっています。また、募集要項項目はスクリーン内に収まる広さに設定されており、文章の続きは項目内をスクロールすることで見れます。これにより、他の募集要項画面への移動がスムーズになっています。
また、Indeedにログインすると、このお気に入りボタンが...
このように、押せるようになります。
また、お気に入りでは企業先へのステータス別に保存できます。
ステータス別に保存できるため、自分で企業のステータスを整理する必要がありません。
最後までスクロールすると、問題があった場合に報告できるボタンが設置されています。最後の目立つ位置に置くため、ユーザーが詳細を読む→問題発見→報告の流れをスムーズに行えます。
求人ボックス
求人ボックスの募集要項画面では、まずSNSで情報をシェアできます。
気になった求人を気軽にシェアできるので、人におすすめの求人を紹介したい際に便利ですね。
画面右上と下に掲載元で詳しく見る、の項目が設置されておりユーザーがスムーズに応募できるよう導線が敷かれています。
項目名は枠をとって表示されており、またアイコンが大きめなので情報がどこにあるのか一目でわかりやすいようになっています。
ページの右側と下では似ている求人の紹介をしています。
その下には新着求人欄と検索キーワードが配置されており、ユーザーは検索へ戻る必要なく自分が気になる求人を探せます。
ちなみに、右側の似ている求人欄が見えなくなるまでスクロールしていくと掲載元で詳しく見るの項目が現れます。これは募集要項画面を開いている際は大体が掲載元への導線が敷かれているということで、ボタンを探す手間が省略できて便利です。
まとめ
最後に3週にわたって比較してきて気がついた点をまとめます。
共通点
・ユーザーがスムーズに応募しやすいように応募画面への導線は多め
・目立たせたいところには太字や有彩色を使用
・検索は入力と選択どちらにも対応し、両方のニーズに応える
個々の特徴
スタンバイ
・色は基本的に無彩色とオレンジ使用、目立たせたいところは青を使う
・色数は少ないものの、彩度が少し高めの色を使用しているため、シンプルながらも親しみやすい印象を受ける
・見出しやアイコンに無彩色を使用していることが多い
・余白を多めに取っておりスッキリした印象を受ける
Indeed
・色は無彩色と彩度低めの青、赤紫を使用。落ち着いたビジネス感のある印象を受ける
・募集要項画面は遷移しない
・目立たせたい箇所は太字にすることが多い
求人ボックス
・色数が多く賑やかな印象を受ける
・その中でも青系統の色をメインとして使用したり、青の補色であるオレンジを使用していたりするので賑やかながらもまとまりがある
・目立たせたい箇所は色変更をしていることが多い
以上が3週に渡って比較を行なってきて気づいた点でした。
同じ求人検索エンジンといっても導線や配置に個性が出ていることが分かって、良い学びになりました。
今回でスタンバイ、Indeed、求人ボックスのUI比較記事は終了となります。
次回以降も人材サービスについてデザインの観点から記事を書こうと思うのでよろしくお願いします!
他にも弊社のデザイン部では様々な記事を上げています。
見てみてください〜。
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