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シマドジョウ
底に落ちたエサを掃除してくれるお魚をさがしている人へ。
当店では、シマドジョウをよくおすすめしております。
ヒーターを使わなくても飼えるし、熱帯魚とも一緒に暮らすことができるからです。
とはいうものの、これだけじゃシマドジョウできまり、というわけにはいきませんよね。
今回の記事では、シマドジョウの良いところを3つ。注意点を3つ、それぞれ紹介いたします。
シマドジョウとは
コイ目ドジョウ科シマドジョウ属のお魚。
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日本固有のドジョウです。
ドジョウといえば、田んぼのような泥っぽい水に暮らしているイメージがありますよね。
ところが、シマドジョウはちょっとちがいます。
河川の中流や下流など、ゆるやかな流れのある水域に生息しているためです。
かわいい見た目とやさしい性格。だから、水槽のお掃除屋さんとして、ずっとむかしから、人気のドジョウなのですよ。
シマドジョウの飼育データ
体長: 最大12cm (約)
混泳: ドジョウより小さくて、おとなしいお魚
寿命: 約2年
水温: 5〜24℃
原産: 山口県西部を除く本州、四国、大分県
シマドジョウの良いところ
シマドジョウを仲間いりさせるメリットを3つ、解説します。
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ほかのお魚と混泳がしやすい
シマドジョウは、争いを好まないおとなしい性格をしています。
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ですので、メダカ、金魚など日本産のお魚やネオンテトラ、グッピーなど熱帯魚とも混泳できますよ。
具体的な混泳相手として好ましいのは、水槽の中層から上層までを泳ぐお魚です。
なぜかというと、上のほうと下のほうで生活をする場所が、ちがうからです。
たとえば、エビの仲間。
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ドジョウとおなじ水底で活動しています。
そのため、ごはんの取り合いになってしまい、お互いにストレスを感じてしまうかもしれないのです。
だから、なるべくシマドジョウだけで飼育をしてあげましょう。
みんなで一緒に休んでいることが多いので、何匹かまとめて飼うとよろこびますよ。
飼育下だと長生きする
自然界だと1から2年くらいといわれていますが、水槽飼育だと長生きしてくれますよ。
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当店で迎えてくれたシマドジョウが5年も生きたお客さまもいるからです。
だから、水槽のお掃除屋さんとしてずっと活躍してくれるのですよ。
底に残ったエサを食べてくれる
上を泳ぐお魚たちが、食べのこしたエサを拾って掃除をしてくれます。水質悪化を防いでくれるのですよ。
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さまざまな栄養分が配合された餌は、そのままの状態だと微生物に分解されていきます。
バクテリアのちからで、きれいになくなるときもあります。
しかし、残った餌が多いとそうはいきません。
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悪いバクテリアも発生してしまい、水の状態がおかしくなり、嫌なにおいも出るようになってしまうのですよ。
シマドジョウが、ほかのお魚たちが残したエサを食べてくれるので水質悪化を防いでくれますよ。
とはいえ、残りエサだけでは、シマドジョウが痩せてしまうかもしれません。
そこでシマドジョウには、底にしずむエサもあたえてあげましょう。
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うちのお店で、ドジョウたちにあたえている沈下性のエサです。
上層を泳ぐお魚たちの食べのこしだけだと、大食感のシマドジョウはエサ不足になってしまいがち。
ドジョウ用のエサもちょっとだけあたえることで、バランスがとれるようになるのですよ。
ほかの子が食べのこした分と、自分の分も食べる感じですね。
シマドジョウ飼育の注意点
ここからは、シマドジョウを育てる際に気をつけておくことを3点、紹介します。
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水槽から飛び出しちゃうことが多い
シマドジョウが水槽からジャンプしてしまった、という話はよく聞きます。
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ドジョウは、水面から空気(酸素)を取りこむ「腸呼吸」という行動をするからです。
このとき、勢いあまって水槽から飛び出してしまうことが多いのですよ。
腸呼吸は、水質がわるくなったり、お魚の数がふえたりして、水槽の酸素濃度がすくなくなったときに行います。
水温が高くなる夏場は、酸素の量も減りやすいです。
対策として、エアレーション(ぶくぶく)をして、エサをあたえすぎないようにしましょう。
いつもよりも水面によく上ってくるな、と思ったときは、水質と水温を見直してみましょう。
植えた水草が抜ける
シマドジョウと水草は、相性がわるいといわれています。
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なぜなら、シマドジョウが砂の中にもぐってしまい、水草を掘りだしてしまうからです。
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対策として、水草用のおもりなどを購入して、浮いてこないようにします。
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ポット、鉛巻で販売されている水草は、そのまま植えると根腐れを起こしやすいです。
専用のおもりを使うことで、水草の成長も邪魔しないで、浮き上がるのもふせぐことができますよ。
ほかにも、流木や石にくっついて成長するタイプの水草をえらぶのも良いでしょう。
うちのお店で、おすすめしている水草を紹介します。
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流木のしたは、シマドジョウの隠れ家にもなるから一石二鳥なのですよ。おすすめです。
シマドジョウの病気予防
丈夫なドジョウといえども、病気になることはあります。
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シマドジョウは、病気にかかってしまうと進行がはやく、治りにくいといわれています。
ほかのお魚とちがい、体を守ってくれるヨロイの効果がある鱗(ウロコ)はありません。
だから病気にかかってしまうと、悪化するのが早くなりやすいのですよ。
シマドジョウが腸呼吸を頻繁に行っているようであれば、水質が悪化していることを疑いましょう。
低床に残ったエサは、シマドジョウが食べてくれます。しかし、低床のなかに溜まったよごれは、食べられません。
低床クリーナーを使って、残留物を取りのぞきましょう。
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低床の中に溜まるよごれは、お魚たちが調子をくずす原因をつくります。
だから、低床クリーナーで底を掃除しながら、水換えをしてあげましょう。
交換する量には、こだわらないても大丈夫。底の蓄積物を取りのぞくことを重視してくださいね。
水質の変化で、お魚にストレスをあたえないために、多くても半分くらいの量にしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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