週刊誌による芸能人情報

昨今の芸能人などの不祥事は週刊誌による報道によって発覚することがほとんどである。
不倫現場や未成年喫煙、飲酒の瞬間を隠し撮りして世の中に垂れ流す。これが当たり前である。

しかし、私はこの隠し撮りに疑問を抱いている。肖像権の侵害やプライバシー権の侵害にあたらないのだろうか。芸能人だって1人の人間であり、当然のように肖像権やプライバシー権がある。
テレビなどで写す街灯インタービューなどは街中の人の肖像権を意識してモザイクをかけたりする。しかし、芸能人の隠し撮りには一般人には入れられる目隠しすらいれられない。

出版社の立場からすれば報道の自由があるのだろう。

ただし、この場合、報道の自由とプライバシー権どちらが優先されるべき権利なのだろうか。
私個人の意見としては、プライバシー権である。報道の自由とは、政治に関することを報道機関各社が国に左右されることなく真実を国民に伝えるために保護されている権利だと思う。
その権利を濫用し、芸能人の私生活までを隠し撮りし世に流すのは傲慢ではないだろうか。

芸能人の不祥事など一般人は知らなくてもいいことである。例えば、隣町の夫婦間で浮気があったり、別の県の高校生が未成年喫煙をしていたとしても誰も気に留めないだろう。しかし、それが芸能人になると途端に批判をする。

芸能人が不祥事を起こすと一般人はよってたかってSNSなどで批判や誹謗中傷をする。場合によっては、その芸能人はもう仕事をすることができなくなる。人一人の人生を壊す可能性だって孕んでいる。
そんなことを考えもせず、人は嬉々として批判の手を緩めない。

なんとも残酷である。

そんなことをしてまで週刊誌記者はお金を稼ぎたいのか。誰のために働いているのか。誰に得があるのか。私にはさっぱり分からない。

報道機関のあるべき姿を今一度、考え直す時が必要だと思う。
前回のnoteでも記述したように、国民に必要な知識は芸能人の裏事情などではなく国の政治問題や経済問題ではなかろうか。
くだらない情報を調べて、文を推敲する暇があるなら、もっと人の役に立つ情報を収集して発信してほしいと願う。

ただ単に私が芸能界への興味が他の人より薄いせいなのかもしれないが、この風習がいいことを生み出すことは確実に無いのでやめるべきである。


そもそも、そんな不祥事を起こさなければいい話だけど人間である限り誰にでもあり得る話であり、人は禁止されるほど欲する生き物だから不祥事を起こさないのは無理だろう。
どこにも完全無欠なパーフェクト人間などいないのだから。人間誰しもが一度は大きかろうが小さかろうが過ちを犯しているはずだ。
そんな過ちを取り上げて、人をズタボロに傷つけれるほど他の人が完璧なわけがない。

結論を言うと、私個人としては報道の自由を理由に芸能人のプライベートを盗撮し報道するのは報道機関の傲慢さであり、何もいいことを生み出さない生産性のない行為なのでこれから続ける価値はないと考えている。

本投稿も拝見していただき誠にありがとうございます。

日々の疑問をnoteに投稿することで、自分の思考を言語化でき思考の整理に役立っていると思うのでこれからの投稿にも期待していただきたい。
では、また次回。

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