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【デュエプレ】ライオネルカップ活動記録と雑語り


こんにちは。
あるいんです。
突然ですが何か始めたくなりました。春なので。
今回は試しにライオネルカップシーズンの使用デッキと感想の記事を書いています。
個人的には構築解説と同程度にこのようなユーザーの雑語りが好きなので他の方も書いてくれれば喜びます。

今シーズン使用デッキ

1ヶ月間で使用した主なデッキと感想です。
NDAD毎分けて基本使用順でボツデッキがあれば最後に載せています。
以下、長いので文章を常体(である調)にしています。

18弾ND

アナカラーザビミラ

結果:マスター到達

デュエプレではふ〜りん氏の「〜」が使用できない。

個人的に目の敵にしていたデッキタイプを使用した。
元々ババンディメンジョンを作ろうとしたときのコンセプトのひとつには、当時から知られていたババン刃ザビミラとは違ったやり方で勝つことがあった。
刃ザビミラとババンディメンジョンの相性はババン側が五分寄りの若干不利であり、17弾環境では戦いたくない側のデッキだった。
その刃がナーフ後、今度はババンを中心にしたザビミラで環境に帰ってきたのだ。これは私にとって悪夢であった。
そんなデッキを使用しようと思えたのは、前シーズンババンディメンジョンで最終に入れたことによって精神的余裕を取り戻したからだ。

構築はふ〜りん氏の記事そのまま。
同氏の前作、鬼流院刃の記事を読んで自分も使おうと思った矢先、刃ナーフが発表され使えなかった過去がある。
そのため今回はNや大地がナーフ発表される前に真っ先に使うことにした。

シーズン序盤はゼニス使用者が増えるため沼ることを覚悟していたが、幸いルドルフのナーフが発表されたことで天門使用者が増えたため、プラチナ帯は何も苦もなく勝つことができた。

同記事を参考にマスター到達したツイートはいくつか見たが、キラーメガネホールをそのまま入れた構築は少なかった印象がある。
当時MRCはほとんどいなかったため、Nワールドを増やす必要はあまり無かったと思うが、カードの信用の差なのだろうか。
実際、キラーメガネから勝利リュウやパンツァーを出せるのは展開上優秀だった。
このカードは相手の構築が読みやすくなる環境終盤ほど強く使えるため、19弾でも評価を上がる時が来ることを願うばかりである。

18弾AD

バルガライゾウ

19弾のライゾウよりも単色カード多くて綺麗


結果:マスター到達、レジェタッチ

バルガライゾウも私が目の敵にしていたデッキタイプである。理由は16弾ババンディメンジョンはライゾウにボコボコにされていたからだ。
(18弾環境でババンバンバンが暴れられたのは、バルガライゾウ、エンペラーキリコ、鬼流院刃といった出せばほぼ勝ちの9マナ帯フィニッシャーがNDからいなくなった影響が大きい。それ以前のババンはこれらのデッキに速度負けするため主軸にするには厳しい環境だった)

構築は以前のささぼーcupで優勝したライゾウ構築の作成者かえ氏や連ドラ使いであるバルガの民氏のリストを参考にした。

ライゾウと仲直りするために臨んだADだったが、マスター帯には楽々と到達できた。これは前期1位がメンチでこのデッキの使用率が上がっていためだ。
一方で、マスターからレジェタッチまではかなりキツかった。
シーズン序盤で通りの良かったライゾウミラーや速攻が多く、中々連勝することができず途中1447の最低レート帯まで落とされた。
それでも同日中に数時間で1528まで上げてレジェタッチしたあたり、このデッキの地力の高さを感じた。

印象的だったのはフェアリーギフト採用がデフォルトになっていたことだ。
かつてはブースト札12枚以外のドラゴンでは無いカードを入れること自体邪道のように扱われていた気がするので、意外な変化である。
そして、実際ギフトは強いカードだった。
このカードはライゾウなどの大型を早出しする上振れの役割だけでなく、ツヴァイランサー同様、実質的なシールドトリガーとしての機能を持っている。
その機能を強化しているのが18弾新規のボルシャック・スーパーヒーローだ。ギフト込で4マナで出せれば苦手な速攻相手にも勝ててしまうため、以前より弱点が少なくなっていることが実感できた。
ライゾウはドラゴンが出る度に可能性が広がるデッキタイプであるが、今後どのように形を変えて環境のインフレについていくのか楽しみである。

19弾ND

ババンディメンジョン


結果:対抗戦勝利

環境初期の未調整感が滲み出ている。色バランスを考えるとメイ様の代わりに抜くカードを選ぶのは大変だった。

19弾でメイ様という強力なマナブーストを手に入れた。母なる大地との相性も良く、16マナ以下でのキルルートが増えたことは嬉しい。
初日に使って5連勝したので弱いイメージはない。
しかし、新環境が始まった直後にTimber氏のシータ刃鬼のリストが出回ったためか環境ではあまり見かけなくなっていた。
カイザー刃鬼1枚でフィニッシャーとして完結している分、シータ刃鬼のほうが総合的に強く見えることは認めるが、このデッキタイプも下位互換では無いと感じていた。
具体的には下記2点は十分このデッキタイプを選ぶ理由になると考える。
①1ターンメイ様の出しやすさ(自然に入る緑単色の多さ)
②覚醒ドラヴィダの呪文無効

緑単色の多さはメイ様を強く使う(不安定さを軽減する、上振れムーブをする)うえで非常に重要であると考えている。
また、祝門天門という強力なカウンターのシールドトリガー考えれば、呪文を封殺するドラヴィダを出せることはこのデッキの明確な強みと言える。


青単エリート(青単リキピ)

結果:レジェタッチ(最高1646)

シータ刃鬼が多かった環境初期に使用
3コストは今はブラザーズが主流

事前情報でメイ様が流行することは目に見えていたため 、元々このデッキタイプは練習するつもりだった。
結果は予想以上に強かった。アクアエリートがあまりにも強すぎる。
ジャバキッドやアナライザー、エボリューターからの3コストジャバジャックなど、序盤にエリートと進化獣のセットを探す手段が複数あり、実際エリートの着地率は70%を超えていた。
ビッグマナデッキの上振れである1ターンメイ様の確率が理論上50%もないことを考えると、このデッキの恐ろしさが伝わるだろうか。
個人的には、メイ様がナーフされるのであれば同時にこのカードもナーフされるべき性能を持っていると感じている。

ババンディメンジョン刃鬼

結果:今期最高レート(1665)

終盤はリキピが多すぎたので鬼スナイパーを入れてみた。
他にも入れたいカードはあるが何を抜くか難しい。

para氏考案の刃鬼と次元角両採用デッキ。
ババンディメンジョンの項目でシータ刃鬼はカイザー刃鬼1枚で完結するため強く見えることを書いたが「それなら刃鬼も入れればよい」ことを教えてくれた。
私自身18弾の構築から4枚メイ様と入れ替えるだけでも相当頭を悩ませたので、刃鬼をのパーツを入れたうえで形にしているのは本当に凄いと思った。
やはりカイザー刃鬼は1枚で完結している分、次元角より出しやすくこちらがメインルートになっていた。
祝門天門に対しては次元角よる大型展開で安全に勝ちを狙えるのも嬉しい。

無色カード入りのデッキを回したのは今回が初めてだったが、たった2枚だけでも無色カードの色バランスが悪くなるデメリットを実感できた。
18弾の構築では1ターン目に引いたリュウセイホールをマナ起きせず、中盤に打つ選択をしてもマナ色が足りなくなる裏目になることは少なかった。
今のリストは青のカードが減った影響で色が揃わないことが多く、そのあたりも考慮してマナ起きする必要な場面が増えていた。
そのためプレイ難易度は前期より難しくなっているように感じた。

ボツ

白抜き4cドラゴン

結果:初日に1477まで落とした

回ったら強いが回らない。

初日に新弾カードで強いデッキを作りたいと思い構想していたデッキ。初期案なので当然弱い。
10数戦回して1477まで溶かしたのでババンディメンジョンに変えたところ楽々5連勝で1500まで戻した。ちゃんと調整すれば弱くはないと思うが、リメイクする気は起きなかった。

このデッキの最も良くない点は、メイ様が強く使えない事だ。今後調整したらメイ様が抜ける可能性すらあると思う。
まず、メイ様を1ターン目に出すための緑単色枚数が少ない。メイ様1枚を除いて緑単色の枚数は17枚。かなり不安な枚数だが実際全く先1メイ様はできなかった。メイ様を強く使うなら最低でも20枚は緑単色がほしい。
また、メイ様を出せたとしてもあまり強くない。多色カードの影響が大きいからだ。
3ターン目リュウセイホールは決まらず、それ以外でもメイ様の濁りを考慮しながらプレイするのはかなり難しかった。

ビッグマナ系が好きな私が新弾当初流行りのシータ刃鬼を使っていない理由もこれが大きい(単純に刃鬼やシャワーが引けなかった影響もある)。
あちらはフェアリーシャワーでマナカーブブレの影響を軽減しているとはいえ、メイ様に関して多色の多さによる不安定さは同様である。
どちらにしろビッグマナ系は安定してエリートから展開できるリキッドピープルに遅れをとりやすいことから、傍からの印象に反して構築とプレイを洗練しないと勝てないアーキタイプだと思っている。

赤緑ドリメ


結果:メイ様をより理解することができた

メイ様に命を掛けている覚悟の証がアクアガード対策のザ・ストロング・クラッシュ。
ボツ枠に入れたが結構強い。

環境序盤、予想以上にメイ様をナーフするべきだという意見が多く見られたため、本家ではどの程度の強さか理解したくなりレジェタッチ後に使用した。
結論から言うと、メイ様はドリームメイトで使う分には今の性能がないと環境での強みは薄いと感じた。むしろ、メイ様が引けないと他のビートデッキに劣るため1マナのサーチ手段がほしいぐらいだ。

勝率はレートがじわじわ下がって、上振れで元に戻すことを繰り返す程度だった(1600維持程度)。リキピ、祝門、天門の全てに有利ではないことから、良い結果を出せる未来が見えなかったため使用を辞めた。

このデッキは序盤にメイ様を引けるかどうかで別デッキのような動きをする特徴を持つ。
メイ様が引けた場合、お目覚めのメイ様の特殊勝利を見据えながら盤面展開して、サブプランとしてビートの選択肢が持てる。
引けない場合は渋々ビートプランを取ることしかできない。なお、このデッキはゲンジの効果の都合で溜めるプランは取れないことが多い。

1ターン目メイ様からの上振れルートは凄まじく、妨害がなければ4ターン目に特殊勝利ができてしまうほど。
その一方でビートプランは弱くはないものの、リソース回復手段が乏しいことから一度崩されると取り返しのつかないことが多い。
同じビートデッキのリキッドピープルと比較すると、あちらはリソース回復手段を多く持ち、マナブースト無しでも早期に強力な進化獣を出せるアクアエリートを持っており、デッキパワーは劣っていると感じる。
そのため使用者側の感覚としては、メイ様はドリームメイトデッキのカードとしては今の性能でないと強みが薄く、何なら1マナのサーチ手段がほしい。

今回ドリームメイトのリバイバル枠はゲンジであったが、ADでもドリメを使った感想として、メイ様との相性はボルパンサーのほうが良い。
そもそも居眠りメイ様からゲンジが踏み倒し出来ず、居眠りメイ様は進化元にしにくい点からゲンジとメイ様は噛み合っていないと感じた。
ゲンジが攻撃時効果であることも、祝門天門が蔓延る現環境ではリスクが大きく、その割に効果で出てくるカードは強くない。
ND唯一の大型ドリメであるダイゴクウが出て突然リサールになることもあるが、メイ様と併用する場合はドリームメイトの枚数は増やしたいため、必然的に小型獣が出る確率が増えてしまう。
せっかくリバイバルされたので今後ゲンジと相性の良いドリームメイトを出してビートデッキとして強くなってほしいと思う。
さらに欲を言えば、ビート型とメイ様型でドリメが別デッキになりビート型には上記の救済、メイ様型はメイ様が序盤に引けないと弱いのでサーチ手段を実装してほしい。

19弾AD 

赤緑ドリメ

結果:レジェタッチ、最高レート(1616)

ボルパンサーは偉大。
メイ様が好きなので全部PR化するか考え中。

ドリームメイトが本領発揮するのがADであることはカードプール的に明らかであり元々使用するつもりだった。
ビッグバンアナスタシスは実装当初から強く使いたいと思っていたのだが、新弾実装早々に咲咲熊猫さんがこのカードを使って1600に到達されていたため、それを元に調整している。

このデッキの強みは下記の3つだと思っている。
①環境的に強かったとしても流行りにくい
②メイ様を強く使えている
③その子供、凶暴につき(凶暴子供)を強く使えている

①について、前提としてデュエプレでは例えそのデッキタイプが強くても、汎用性が低いSRが多い場合は余程良い結果を残さない限り流行らない傾向がある。
このデッキの場合ADでしか使えないボルパンサーを砕いた人は新たに生成しにくく、アナスタシスのハードルはさらに高い。
使用者が増えなければ、対策もされづらいためランクマで戦いやすい利点がある。

②について、ND赤緑ドリメの項目でメイ様とゲンジの噛み合わなさを指摘したところであるが、メイ様とボルパンサーは相性が良い。
ボルパンサーは居眠りメイ様の効果から出せる最強のドリームメイトであり、最低2打点、大抵の場合は3打点になっているため奇襲のビートプランをとる事が可能となる。また、ドリメを6体並べて全体除去を狙う溜めプランも強力である。
ADのドリメはポルパンサーがいるだけでメイ様から特殊勝利、奇襲ビート、溜め除去の3プランを選べるので様々な状況に対応可能となっている。さらにここにアナスタシスが入ればでワンショットルートも加わる。

③について、凶暴子供はADの大抵の環境デッキに刺さるメタカードである(刺さらないのは天門やロマノフサイン程度か)。
ただのメタカードではデッキパワーを下げるため採用に至らないことも多いが、このデッキではメタの役割だけにはならない。
普通に出してもドリメをSA化することができ、このカードを出したターンのテンポロスを軽減できるほか、アナスタシスのメテオバーンから出して打点生成するコンボパーツの役割がある。

一方でコンボパーツの分、デッキ内のドリームメイトの枚数が減りメイ様の出力が下がることはデメリットである。
最終100位以内のリストでもこの型はいなかったため、このデメリットの影響は大きいのだろう。

感想


①19弾環境の感想
19弾は強いカードが多いと事前情報時点で騒がれていたが、実際18弾時点のデッキはほとんど残っておらず環境の変化やメイ様を中心とする新しい駆け引きを楽しむことができた(最も変化の少ない環境上位デッキはMRCだろうか)。
特に一番強かったカードはアクアエリートであり、メイ様が常に話題と環境の中心にあることで、リキッドピープルデッキが止まらない環境だったと思う。
祝門はリキピ側が有利と言われ始めてから、シーズン終盤かけて減ってしまったが、個人的にはそこまで数を減らすほどリキピ側の有利ではないと感じていたので意外な結果であった。
チャーマジュン+ダークネスのセットは今でも強いと思うので上手いことデッキを考えたい。

②メイ様を語りたい
私は過去のデュエマに対して思い入れがあまりなく、常々デュエプレは独自路線で新しい環境を作っていって欲しいと思っている。
その点で19弾のメイ様はTCGでは実現しえない革新的なカードであった。

一方でこのカードはTwitter上での評判は良くないものが多い。
原因は、このカード自体の性質によるものと、デュエプレの支持層の傾向によるものがあると考えている。
まずこのカード性質上の問題点は、そのゲームを決定づける分岐点を1ターン目に作ってしまうことだ。
今まで1ターン目にゲームを決定づけることは1コストクリーチャーを入れた速攻、あるいは前寄せビートといったアーキタイプの特権であった。しかし、メイ様の登場によりビッグマナ系のデッキもその権利を得てしまった。
今までのアーキタイプ間の常識を覆す性能を持っているため、このゲームを競技として追求し、今までのゲーム性を好んできた者ほどこのカードに対して否定的な意見が出るのは仕方のないことだ。
そして、このゲームの支持層は競技志向であることが多い。そのためメイ様への不満は自然と多くなるのだろう。

個人的にはメイ様は能力調整されるとは思っていない。ただし、それはこれからのカードプール増加を見据えての話だ。
今回新たな権利を得たのはビッグマナ系(とドリームメイト)デッキであったが、今後メイ様のように1ターン目から強い動きができるカードが増え、初動1ターンのデッキが増えるのではないだろうか。
DCGとしては試合時間が短く手軽なほうが新規参入しやすいため、ゲームのテンポを早める施策の第1弾がメイ様だったのではないかと考えている。

注目カード 

NDの赤緑ドリメでザ・ストロング・クラッシュやソンクンを使ってみたところ好感触だった。
ブロッカー除去カードは対リキピ、天門、祝門といった複数の上位デッキに刺さるため以前より腐りづらい。
実際デッキにする場合、凶暴子供などを入れたメタ系の中速ビートだろうか。

最後に

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
私は育成が面倒なのでポケモン対戦をやらないのですが、対戦動画や構築記事を漁ることを趣味としています。
競技人口が10倍以上違うとはいえ、あちらは3桁順位以下でも記事を書く文化があり、各人の構築の微妙な差や感想の違いを見ているだけでも楽しいです。
デュエプレでも同じように1プレイヤーの構築と雑多な感想がまとめられた記事があれば良いなと思い書いてみました。
この記事が暇つぶしになれば幸いです。

あるいん

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