ゆゆこと出会ってぬまっちは変わった 第5章「ゆゆこS帯、そしてぬまっちは」 

2020年11月28日、ゆゆこ枠は遂にS帯に昇格した。 それは、事務所所属時代の前アカウントのランクを越えた事を意味することだった。

本当にこれはゆゆこにとっても、ファミリーにとっても、感慨深いものだったし、大きな出来事だったと思う。

ただ、一方で俺自身はジレンマを抱えてたのね。 その時、相変わらず漫画喫茶でホームレス生活を続けてて、アイテム投げれない日々が続いてて・・・。

そんなある日のこと・・・。 ゆゆこは俺に、ある行動を取ってきたのだ!!。 それは・・・。

ある日ゆゆこは俺にこう言ってきた。 今の状況を打破するには、役所に相談するしかないんじゃないか・・・と。

たしかに役所にそういう福祉相談的な部署があるのは知ってたのよ。 でもそれまでは、何故かそういうのを活用する気にならんかったのね。

前にもちょっと話したかもしれんけど、俺は約10年にも及ぶネットカフェ難民という生活にすっかり慣れ切ってた。 で、その生活から変わることが逆に怖かった部分もあったのね。

そういう心情があったから、俺はゆゆこが言ってくる以前にもそういうこと言われたことあったけど、行動に移せなかったのね。

でも、ゆゆこの言葉にはなぜか俺をその行動に移させる説得力、そして何としても、俺をこの生活から脱却させようっていう強い意志を感じたのね。

正直、ここまで損得勘定とか抜きにして、俺のことを真剣に考えてくれる人と出会ったこと、今までなかったんだよね・・・。

そのゆゆこの強い意志とメッセージが、俺を突き動かしたのだった・・・。

ゆゆこが連絡をくれたその日、俺は早速ゆゆこが教えてくれた生活困窮者の連絡先に電話した。

そうすると、そこからは、「貴方は生活保護相当になるので、役所に来てください」と言われた。

そして、役所に出向いた。 役所の人からは、自分の出自とかどうしてこのような状況になったのかとか、根掘り葉掘り聞かれたけど・・・。

俺は、身寄りのない生活保護者専用の施設に入居できることになり、その日のうちにそこに入居した。

この手続きが決まるまでの間、ゆゆこは心配して、ずっと連絡くれてたんだ。

本当に心から俺の事を心配してくれて、めちゃくちゃ熱い物がこみ上げてきたよ

本当に、推し推されの仲とか、男女の仲とか、そういうのを全て超越してて、本当になんで俺のことをここまで心配してくれてるのか、って思ったけど・・・。

ゆゆこは、本当に本当に俺に心で、真剣に、接してくれてるんだって、心から思った。

こうして、ゆゆこの強いメッセージのおかげで、俺は約10年くらい続いたネットカフェ難民生活を、たった1日で脱したのだ。

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