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2020年に初めて"忍ミュ"を観ました②

②では2020年10月公演のお話です。そもそも、ブログをやっていなかった私がnoteに登録し、2021年になった今、どうして忍ミュ11弾について書き始めたのか。理由なんて簡単です。

2021年4月25日に東京千秋楽を迎えた

忍ミュ第11弾再演が最高だったから。


気持ちが抑えられていないんです(笑)それが1番の理由です。他の理由としてはエンタメはやっぱり必要だなって思ったからです。

2020年10月2日。

この日はドキドキしていました。舞台やコンサート等に行かれたことのある方でしたら理解してくれると思うんですが、チケットが用意された後もかなり緊張する瞬間ありますよね。自分の座席がどこなのかわかってしまうチケット発券の瞬間。

久しぶりにこの感覚を味わったのが10月2日。ドキドキしながらチケットを見るとかなりの前方列。感染対策のためにフェイスシールドをする範囲の列でした。……初めての忍ミュがこんなに近くていいのかなと不安に。

不安すぎて公式サイトをいったりきたり。自分の行ける日程で申し込んだだけだったので来場特典だったり、本公演後のアフターイベントミニライブの存在なども知らず更に動揺しました。そんなお楽しみまで準備してくれている忍ミュカンパニーすごい。そんなこともありましたが、ミニライブを楽しむためにシアターコンプレックスさんで過去の公演楽曲の勉強もしました(笑)

その節はありがとうございました、シアターコンプレックスさん。

更に驚いたことが、

会場で観劇した方全員に東京千秋楽の配信無料視聴チケット(しかもアーカイブも観れる)が付くということ。

忍ミュすごいな……。

2020年10月22日

いよいよ観劇当日。出演者に陽性者が出たこともあり一部公演中止が発表されたりしましたが、私の観劇日は予定通り行われることに。こっちの準備は万全だ!と思っていた私。決定的なミスがありました。一部公演中止に伴い、公演後のミニライブの楽曲も日程調整が入った結果私が予習した楽曲は歌わないことに。これは把握できていませんでした……。最後の詰めが甘かったです。

でも過去公演を観たことで今日の忍ミュへの期待値は確実に上がっていたのでオールオッケー!

会場へ。

手指消毒、体温測定、スタッフさんにチケットを確認してもらい自身で半券をカゴへ入れるシステム。そして座席も感染防止のために1席ずつ空けている。前方列はフェイスシールド必須。すごい、徹底されていらっしゃる。いざ自分の席にいくと予想以上に近くてびっくり。そしてシアターGロッソの舞台、縦にも長い!初めての会場にわくわくしていました。

さて久しぶりのアニメや漫画が原作の舞台。こういう舞台作品特有かもしれませんが、お客さんの服装なんかで誰が好きなんだろうな~っていうのわかりますよね?実際客席を見てみると好きな学年の色のものを付けている方たちもいらっしゃって、懐かしさを感じていました。私もやっていたな~……やっていたかな?でもわかるよその気持ち!と、開演前の空気を楽しんでいた私。無自覚に六年生カラーでもある緑のトップスを着ていたのですが、それは観劇後に気付きました。

開演時間も近づき前説。

1年は組のよいこたちのナレーション。そして山田先生と土井先生の時勢をうまく忍ミュの世界に取り入れたお話。流行り病の影響で口当て(マスク)をするようになったとか。その結果、役者の皆さんは口あて(マスク)をされていました。マスク!!!!!感染対策のためとはいえ衣装に合わせたマスクをつけていて、これがまた忍者っぽくて格好いい!!!!そういう工夫が大好きな私はテンションがあがりました。これだけでも見る価値ありです。

忍たまの世界らしいギャグ調に、可愛い1年生、格好良くキメる六年生、可愛いけど一筋縄じゃいかない後輩四年生、そんな四年生全員をまとめるリーダー役で今回唯一の五年生・尾浜勘右衛門。

最初から忍たま乱太郎の世界でした。楽しい。

生徒たちを見守りつつも時には振り回される先生たちに、登場シーン全てが楽しいドクタケの皆さん、公演オリジナルキャラクターの皆さん。各シーンで歌われる楽曲たち。

忍ミュ楽しい。

久しぶりの観劇。声は出せませんが、会場で拍手ができることも嬉しかったです。公演の流れの妨げにならないようにという注意も必要ですが、面白いと感じたシーンで客席からおこる拍手、楽曲が終わった後の拍手。カーテンコールの拍手。役者さん挨拶時の拍手。そして一部楽曲へは手拍子も。直接声をかけることはできないけれど、その場で役者さんたちへ気持ちを送ることのできる拍手が大好きです。舞台はなまものと言われたりしますよね。役者さんたちのアドリブによって毎日少しずつ内容が変わる場面があり、会場の盛り上がりも日々変わります。会場でしか味わえないこの空気がやっぱり私は好きだと改めて実感しました。

世の中の緊迫した状態……実際に忍ミュの出演者さんも陽性になっていたりと、無事開演できるかすら不安定な状況。カンパニーの皆さんも不安や緊張のなか頑張って稽古を続けてきたんだろうなと観劇しながら考えてしまいました。

物語は佳境。内容は割愛しますが仲間との絆により、なんとか解決。気になる方は忍ミュ見て下さい。すると聞いたことのある曲が。『忍者はガッツ』。この曲!!!!!予習しておいてよかった!!!!すっごい楽しい!!!!いや多分予習してなくても楽しい曲だこれ!!!!!!!思わずマスクの下で満面の笑み。

この曲とてもいい。元気がでる。

歌詞は載せません。ただ、とても前向きになれる曲なんですよね。気になった方は忍ミュ見て下さい。それにつきます(笑)

いや~楽しいんだよな~。やっぱり舞台って、楽しいんだよ。忍ミュの空気も楽しいな~。そんなこと考えているとまた楽曲が。どこかで聴いたことある気がする……あ、

『勇気100%』!!

子どもの頃口ずさんでいた懐かしい曲にまたしてもニッコリ。この曲も歌ってくれるんだ~びっくり!!楽しく手拍子していると、サビで振付が。気づけばお客さんノリノリで踊っている……えっ!?踊りあるの!?予習できてないよ!!と、焦る社会人。周りのお客さんや、舞台上の役者さんを見てなんとか動かす両手。このために前方列の席になったのではないかってくらい助かりました、勘右衛門と仙蔵ありがとう(滅茶苦茶目で追ってた)。

振付と言っても、その場で覚えられるくらいの簡単なもので落ち着きを取り戻す社会人(笑)お芝居の時とはまた違う雰囲気で楽しそうに歌っている役者さんと、手拍子や振付を一緒にするお客さん。いいなぁこういう終わり方。コンサートのアンコール曲と同じような楽しさがある。長年親しまれてきた作品だからこその空気も感じ、ほっこりしました。役者さんの挨拶の時の雰囲気もよく、いいカンパニーだなぁ、としみじみ。

初めての忍ミュ観劇後。

子ども向け作品だと侮っていましたが、とても楽しめました。世界観は壊さず、オリジナルシナリオでしっかりとテーマを持った物語が作られておりキャラクターの人物像が更に掘り下げられているというか……こういうの、作品が好きなファンにはたまらないんだよなぁ。漫画やアニメでは1年は組が中心となっているけれど、忍ミュは主に上級生がメイン(なのかな?)。 作品の延長線というか、その世界のメインスポットが当たっていない人物たちにもしっかり物語があるとわかる作品でした。

楽しかったなぁ~。

エンタメ業界にも厳しい状況となった2020年。私も気が滅入り自分の楽しみも満喫できない日々を過ごしていましたが、そんな時に出会った忍ミュは最高のエンタメでした。前説の時も触れましたが、コロナをうまく世界に取り入れていたシーン。それは幕間にもありました。ドクタケの皆さんが舞台上に立ち「流行り病対策のために換気をするぞ」と劇場の各扉を開放し換気を行うというシーンです。推奨されている換気時間すらもトークで繋ぎ、楽しいエンタメに……衣装に合うようなマスクといい、忍たまの世界へうまく落とし込めていることに感動です。こういう機転が効く忍ミュは凄い。

公演のために衣装やセット等を裏方で準備してくれるスタッフさん、感染対策のために協力してくれる会場のスタッフさん、そして舞台の上で最高のお芝居をしてくれる役者さん。そうやって作り上げられた舞台を観劇できると「明日からも頑張ろう」と思えるんです。いつ落ち着くかわからない世の中だけど、自分も頑張るか~と、考えながら家路につきました。こんな状況下の中、行ってくれた忍ミュに感謝です。

忍ミュ11弾、実は4月公演が中止になっていたことは観劇後に知りました。その中止発表の後も今後の公演のために話し合い、どうすれば安全に行えるかを考えてくれたこと、開演してくれたことに感謝です。そして不安定な状態で予定していた公演日よりかなり短い公演期間。きっとカンパニーの皆さんが一番悔しかったと思います。初心者の私ですら悔しかったので、ずっと応援してきたファンはもっと悔しいだろうし……早く当たり前にエンタメが楽しめる状況に戻って欲しいなぁ。そんな中、劇場で観劇できたことは私の中で大切なものになりました。忍者はガッツ!忍者じゃないけどガッツ!!

結局、実際に劇場へ足を運んだのは1日だけでしたが、シアターコンプレックスさんで配信された東京前楽・千秋楽をアーカイブ期間毎日観るほどになっていました(笑)

台詞や演出すっかり覚えちゃった。

でもすっかり再演の存在は忘れていました。忍ミュ初心者だから忘れてましたと言い訳させて下さい。そして私の忍ミュ観劇はこの1回きりだと思っていました。

……思ってたんです。

この記事の最初に書いてはいますが、私がnoteに忍ミュのことを書こうと思ったきっかけは「今年の忍ミュ第11弾再演が最高だったから。」です。

そう、再演です。

再演は、また次回に書きます。

忍ミュ最高。

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