見出し画像

途中下車の旅

俊亮が去り、マルコの活動が初めて停まりました


終わりなんて来なければいいと願いつつも、終わりがあるからこそ感動し、涙し、悲嘆し、愁い、戸惑い、寂しく思い、残された時間を大切にしようとできる


楽しすぎた先には何がありましたか?


僕たちの「途中下車」の旅は俊亮を含めたマルコを応援してくれた方達へ恩返しの旅でもありました


勝手に結成して勝手に活動し、勝手に抜けて勝手に活動休止する
そんな勝手な僕たちを気に入ってくれて、熱い応援をしてくれて、温かい涙を流してくれる

何でもなかった僕たちに価値を与えてくれました

何でもなかった俊亮が、立派な演者として花道を渡れました


僕達も一生忘れないであろう「途中下車」の旅となりました

何度言葉にしても伝えきれません

本当に心からありがとうございました


バンドの事を抜きにすれば気のいい兄ちゃん達です
音楽の話以外でならとても仲良く楽しく過ごすことが出来ます


ただそれはそれ、これはこれ

バンドにも筋の通し方ってモノがあります

それを俊亮に教えた僕が曲げる訳にもいかないし、俊亮もそこに甘えてなぁなぁにしようとはしませんでした

ただそれだけの話です

理解はし難いかもしれませんが、互いに認めて筋を通した結果なので僕はこれからも俊亮を一人の自立したベーシストとして個人的には関わっていくと思います(嫌われてなければ)


今後の事について

今がどういう状況であるかと言えば

ー途中下車からの運転見合わせ、運転再開せずー


この「運転再開せず」ってのが残った僕らの意思です


運良く誰一人コロナに感染せずここまで活動してこれましたが、いつ誰がどうなってもいいように備えていました

その甲斐あってか、極端な話ですが活動をしようと思えば明日にでもライブはできます


脱退の旨を伝えられ、怒りから冷静に戻りつつある中で俊亮の存在を改めて考えてみると今後の答は簡単に出ました


俊亮の替わりはいない


だから後釜は探していません

探す必要もありません

替わりなんて居ないから



探すとすれば全く別の観点を持つ必要があります

言葉で説明するのは難しいんですが、感覚的に言うとベーシストを探すと言うよりキーボーディストや下手ギターを探すような感覚

今までのマルコはもうできません

今までの曲ができないって話じゃなくて俊亮がいたマルコとは別物にしかなりません
新バンドを立ち上げる感覚に近いです


だから「運転再開せず」


新しいマルコをきっちり創造した上で、それからそれに必要となるベーシストを探し始めます

とは言ってもある程度想像はできてるので後は出会いのタイミング次第でしょう


それまでの間、礼さんとアツシには「ご自由にどうぞ!」と伝えてあります

引きこもるも良し、自分を磨くも良し

どんな活動をしようが僕は関与しないのでご自分の責任で自由にやってくださいと

一旦マルコのルールを外れて思うがままに活動すれば新たな成長のキッカケになるかもしれないので

ただ名前を出して活動する以上「マルコ」の看板を背負う事になるのでその辺は自覚してねと


僕は僕で元々やってた創作活動や新たにやってみたい事も出来たので自由に活動します

勿論残ったメンバー全員、新しいマルコの創造と運転再開に向けた作業は同時進行で


ここから先はまだ何も見えません

いい出会いがなければいつまでも再開はしないでしょう

でもそこはちゃんとこだわりたいんです

もしかしたら明日に出会うかもしれないし何年経っても出会えないかも

例えダメだったとしても自然消滅だけはしないのでそこだけは信用してください



映像に関して


「re:eclosion」の映像に関しては正直出す気はありませんでした

それほどあの日でしか体感できないステージの空気や空間の雰囲気を大事にしてました


三時間ステージでした

一応何台かカメラ回してました

気が遠くなる作業量なのでいついつとは約束できませんが、ちゃんと出しますよおかわりは無しよ



最後に


寂しいですか?僕はもう寂しいです

色んなモノを徐々に与えられ続けて一気に失った気分

ライブをしないだけで、やることは今まで以上に増えたのにやっぱり寂しい


自分は間違ってないのか

来た道は間違ってないのか

行く道は間違ってないのか

そんなふとした時の話し相手は俊亮でした

もう甘えることはできません



変人の皆様

状況が変われば「運転再開せず」→「運転再開見込み」なんて電光掲示板のように変化するかもしれません

何か変化があれば察してください


そして待っててくれとは言いません

忘れてくれて構いません

次のマルコはもう違うマルコです

でも音楽は好きで居てください


僕の核は変わりません

音楽を聴き続けてくれたら、どこかで耳が気付くはず

その時はまた「出会い」直しましょう


それじゃまたね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?