K
記事一覧
AIの演者が映画に出る日
今日思いついたこと。
AIの演者が映画に出るようになれば、映画の内容はより陰鬱なものになっていくのだろうか。
VOCALOID台頭以後の日本の音楽シーンで陰鬱な曲ばかり流行るようになったように。
映像は人と人の関わりがなければ作ることができないので、最低限のコミュニケーション能力や政治力(?)がないと現場を回すことができない。
結果として、その界隈で発言権や決定権を持つ人は最低限のコミュ力を持
四十九日(テキスト部分)
2023/09/26
お通夜の式場に入った時に、親戚の方が
「おばあちゃんの顔を見てみる?」
と聞いてくれました。
その人について行って、私は亡くなった祖母の顔を見ました。
死に化粧をしている祖母の顔は、祖母ではないみたいでした。
それから、その場で、親戚の方々と世間話をしました。
勤め先や、学校についての話。
会うのが久しぶりなので、そういう話になりました。
その場所には死体があるのに。
仕
「見えるものと見えないもの−画家・大﨑真理子のみた風景−」上映によせて
中学の同級生だった大崎真理子さんの映画が高知市のあたご劇場で
2023年8月12日から25日まで上映される。
本記事はその宣伝を目的とするものだが、私がよく知るのは画家としての真理子さんではなく友人としての真理子さんであるため
どうしても私心を多く挟んだものになってしまう。
本当は、宣伝にかこつけて、彼女との思い出を振り返り、自分のどうすることもできない極めて個人的な感情を吐露したくなっただけ
小説『私が表現をする理由』
※大学の授業で書いた文章。
ヒモに恋する女性を、表現を追い求める作家自身(私)の例えとして小説を書いています。
ーーーーーーーーーー
「あなたには苦労ばかりさせられてきたわ」
古いアパートの六畳間の片隅で女が言った。彼女は築数十年の間に幾人もの人間達が滞在したことを思わせる黒々としたフローリングの上に座っている。
その向かい側では、うつくしいひとが、静かに彼女を見つめていた。
「私、あなた