エヌアイン遠征備忘録①

備忘録とはいったものの半分くらい遠征レポのような何か。ほんとは漫画で描きたかったのだが悲しいかな画力が足りないので文章で残すことにした。

遡る事2年前の一月、EVO JAPANのエヌアイン完全世界大会が格ゲー遠征の始まりでした。右も左も、それどころかコマンドも怪しいし完全世界すら出し方が曖昧、そんなレベルのガチ初心者。そんな状態でフォロワーと二人連れ立って参加したのが全ての始まり。
思い返せば思い返せる事山ほどあるのですが記憶がもう曖昧。なにせ緊張し過ぎて相手に完全勝利だけはさせまい、ワンパンだけでも入れればよし、くらいの気持ちで挑んだ初めての対人戦にして初めての大会。参加する皆様の熱量とハイレベルな攻防を間近で観戦し、私もこんな風に戦えたらな、と思ったのは今でも忘れていません。おかげでドハマりしあんなにビビってたのにゲーセンに通いバンバン絵なり小説なり書いたりかなり精力的に活動し始めることに。
しかし今回の話のメインはこっちではないのでこの話はここで終わり。大した結果も出せなかった上当時とは使用キャラもかわっちゃったからね。

そんな私にとってあまりにも鮮烈すぎるエヌアイン対人デビューから一年後の昨年は実はめちゃくちゃにモチベが下がっていた年でした。
一人地元で練習はしていたものの禍による移動制限のせいで遠征も行けず来てもらうこともできず、対戦環境のある土地に住むフォロワーは対戦できていいなあ…と思い続ける日々。いつか行ける日にちゃんと戦えるようになろう、と練習だけは続けていたものの、どうにもやる気が持続しない。なにせ20年にはEVOがあり、同年秋にはフォロワーが遠征に来てくれたりと充実し、そのおかげで絵や小説も捗るという好循環。そんな経験があった年の次だから余計にモチベが維持できなくなっていました。
いつ対戦できるかもわからずゲーセンからは足が遠のいていく、そんなだから筆が乗らず昨年夏に書き始めた年内完成予定の原稿は終わる事なく、年末の繁忙期にもみくちゃにされながらずるずると年を跨ごうとしていました。

そして年を跨いで今年の1月16日。たまたまその日は休み。日帰りで急遽東京行きを決定し、立川のゲームセンターwillで開催される訓練兵特別大会に出るべく単身での遠征を決行。休みの確定から遠征決行までの判断スピードが半ばおかしかったものの、そのくらいしないと多分これ以上対戦できないと自分のなんかが耐えられないだろうというのはもう分かりきっていたので盛大にボコボコにされてガス抜きしてこよう、という気持ちが主。
新幹線に揺られ2時間半、そこからさらに40分、到着しますは立川駅。ここまで来ちゃったらもう戻れないぞと言い聞かせちょっと迷子になりながらも無事到着。
入店するのにすらちょっとビビりながらもなんとか入り、無事新人戦へ…。
日帰りなので長居こそできなかったものの、楽しく遊んでモチベも戻り、また楽しく一人練習したり二次創作したり…できるようになるのだがここから怒涛の繁忙期にもみくちゃになるのは当時知る由もなかったこと。

ここからは当日感じたことを極力思い出しながら反省点を書き連ねていく。

反省点その①できるコンボが少ない

まずここが問題。中央と壁際の基礎コン二つだけとにかかくできるようになれ、の一心で練習してきたが、逆に言えばこれしか手札がない。アドラーはコンボの種類が多く時と場合で使い分けることを要求され、ゲージの使い所も臨機応変に考えなきゃならんキャラなのでもっと使える手札を増やして行かなきゃなと思いました。
そもそもその覚えた基礎コンも怪しかったので絶対ミスらないように練習しなきゃならん、というのはそう。幅を増やす前に安定させる事も大事。一人でコツコツやるしかない。

反省点その②緊張がやばい

いやぶっちゃけこれどうしようもなくないですか？
…というわけにもいかない。いかないのだが、なにせ地元じゃ1人（当時）、いつ行っても自分一人で練習して帰るだけなのでこんなに人がいるところで戦ったことなどない。それこそそんな経験EVOまで遡る。そのせいで覚えてきたことが出てこなくなったのがよろしくなかった。
新人大会終了後の無差別級開始までのフリータイムではアカツキの神風をきっちり攻性取り切ったり出来たのでやはり配信と大会という慣れない環境が与える緊張はすさまじいのだと痛感。
この反省その②に絡んでくるが、人に話しかけられないのだ。だって知らない土地知らない人、フォロワーが参加してたが顔知らない。自分以外は大体面識がある中で一人新顔の自分から話しかける勇気などない。ガチガチに固まってたにも関わらず話しかけてくださった方々、本当にありがとうございますだいぶ緊張がほぐれた。しかしせっかくの機会なのだから、ベテランのみなさんに立ち回りのコツとか聞けばよかったな…ビビっちゃって大会後の時間もあんまり対戦できなかったな…と思ったりしながらの帰還。今度は泊まりでフリプの日に行こうと心に誓いました。