X絶ってみた

　X（旧twitter）絶ちしてみた。
　10年以上使ったけど、もうあの頃の楽しさはない。私はみんなの「おなかすいた〜」「これおもしろい！」みたいなつぶやきが好きだったけど、そういうSNSの世界は消えた。
　いつのまにか、X（他のSNSも）は金儲けの道具になり、金儲けするためにはインプレッションとやらが大事だよねってことで、人の不安や怒りを煽るような発信や広告が増え、情報は氾濫した。注意喚起と称して、愚痴や被害を事細かに発信したり、大怪我や瀕死の人の写真や動画、リベンジポルノ、不倫や復讐を題材にした漫画広告、あげたらキリがないけど、それらは私をだいぶ疲れさせた。
スルーもできないほどに溢れている。
　じゃあXなんて時間の無駄だし、やめれば？って思うが、この10年悪いことばかりではなかった。
たくさんの人に出会えたし、今も連絡をとれる友だちがいる。私の世界を大きく広げたのは確かだ。私の趣味の7割くらいのきっかけはネットじゃないかな？（アイドルとかはなまるおばけとか）
好きなアイドルやキャラクターの情報を見ることが、日々の楽しみだった。
　でも、これから新しい出会いはあまり必要なさそうだし、推し活も暇だったら行ったり買ったりするくらいの感覚だろうし、とにかくメリットよりデメリットが上回った。

　1ヶ月くらい経ったけど、案外平気である。Xがなくなったら忘れちゃうことなんて、そもそも生活には要らなかったのかもしれない。

　ちなみにアカウントは消さない。見たいものがあるときはログインしたいし、何人かの故人にフォローされているから、それが消えちゃうのが嫌なんだよね。これはXが消えても、忘れるわけじゃないけど、思い出を保存しておきたい気持ち。