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学会員インタビュー①ろーらんさん

天海春香学会Vol.4出版記念として、参加された "学会員" の方へインタビューを行う恒例企画。

Vol.4の記念すべき第1回として、ろーらんさんのインタビューをお届けします。

聞き手:スタントン
文:そにっぴー



MILLION C@STING!!!のおはなし

――ろーらんさんには天海春香学会に何回もご参加いただいております。ありがとうございます。Vol.4にご参加いただきましたが、Vol.4の発刊が決まった段階で参加しようと思っていたのでしょうか。

ろーらん:
そうですね、出させていただけるのであれば参加したいと思ってました。春香さんのことを色々、語りたがりじゃないですけど、発表できる場が少しでもあるならいいなと思いまして。

――Vol.3のときから少し時間は空きましたが、その分書くことも色々あったかと思います。ご参加いただきありがとうございます。

ろーらん:
こちらこそ、ありがとうございます。

――大きな出来事として、ろーらんさんにも書いていただきましたが、MC(MILLION C@STING!!!)がありました。

――MCの話をするぞ、というのは最初から決まっていたのですか。

ろーらん:
正直、前のことなのであやふやではあるのですけど……最初はちょっと前に話に出したアニマスで千早が春香さんとの絡みでどう変わっていったのかというのを書こうかなと思っていました。MCが終わったのだったら、前回TC(THE@TER CHALLENGE)の回顧録を書いたので、TCの回顧録を書いた以上はMCの回顧録も書かないといけないなと思いました。あとは、TCのときと動機は一緒なのですけど、色々なことがあったので、何かの形で残していかないといけないかなと思いまして、この場を借りて書かせていただきました。

――ありがとうございます。参加しているときは覚えていても、ふと振り返ったときに、こんなことがあったなみたいなことが改めてわかるので、記録として貴重なので、こうして作っていただいて感謝しています。

ガチ度について

――ろーらんさんは春香陣営で活動されていたと思いますが、ガチっていましたか。それともライトな感じで参加されていましたか。

ろーらん:
TCのときと比べたら、ガチ勢と言っていいのか分かりませんが、中心で頑張っている人たちともうちょっと協力的にいこうという感じになっていました。TCと比べたら、ガチめのスタンスだったのだろうと思います。TCのときは空回りしていたかもしれません。

――TCのときと比べて、どのような変化がありましたか。

ろーらん:
学会誌Vol.3でも書きましたが、そのときは単純に、ある程度動いてくださっている人の中に入って、足並みを揃えてやってみたらいいのかなと思っていました。あとは、春香さんが出たイベント(EmotionLight)がミリシタであってバタバタしてる中で、他の陣営が動き出していることへの焦りがあったので、ガチめに頑張ってみようかなというのはありました。それもあって今回は、TCと比べるとガシガシ動いていたのかなと思います。特に春香Pとして何かが変わったというわけではないですけど、周りの状況とかを見て、他の人に負けないように頑張らないといけないかなと。焦りが近いかな

――焦りもあって、TCのときは個人プレーだったのが、比較的MCでは企画を考えたり、中心に入るように心がけていらっしゃった感じでしょうか。

ろーらん:
そうですね。

――(スタントン)ちなみにそにっぴーさんはかなり頑張っていらっしゃったと思うんですけど……

――(そにっぴー)そうなんですかねえ……笑

――(スタントン)そにっぴーさんから見てろーらんさんはMCのときに活躍されていましたか。

――(そにっぴー)そうですね。せっかくなので今回寄稿していただいた学会の文章にちなんでMCの話もしていこうかなと思います。私は、学会の運営という立場はさておき、MCのときは「こういうことをやったらどうかな」というのを企画立案するところに口出させていただいたこともありました。これからのことを頭使ってう~んう~んと唸ることはあって、それも大事ですけど、春香のことを発信するとか、春香のことが気になっている人にちゃんと声を届けるとか、そういうのって大事ですけど大変なんですよね。人いっぱいいるし。ろーらんさんをはじめとした春香Pの皆さんがすごく積極的に、例えばダイマ募集に反応してくれたりとか、積極的に小回りをきかせて動いてくれてたんです

ろーらん:
皆さん色々やっておられましたね。

――(そにっぴー)それが本当にありがたくて、正直そこまで一人でやろうとすると疲れちゃうので。ろーらんさんはそこを支えてくれた人たちの一人だな、と心から思っております。

ろーらん:
ありがとうございます。確かに私が色々頑張ろうと思ったのは、そにっぴーさんが色々頑張っていたのもあったので、やはり一人で色々やるのは大変だろうなと思って、中心に入ってみようかなというのもありました。
例えば企画のハッシュタグを考えるのがすごく上手い人がいたり、私は最初(投票する)役を迷っていたのですけど、別の春香Pが考えた「春香さんはこういう役でこういう設定がいいんじゃない?」という妄想を見て私も春香さんを今回この役で推して行こうかなと思ったりしました。今回いろんな方がフットワーク軽くやっていただいたのが良かったのかなと思います

――(そにっぴー)そうですね。一人ひとりができることをやっていこう、という気概がすごく感じられて、良かったと思いました。

――(スタントン)私自身も、ろーらんさん等がリプライで色んな方にダイマしている様子というのを見てたので、頼もしいな、活発に参加されているな、という印象を受けていました

――文章内容に沿って色々お伺いします。今回の春香さんの配役について、最初「〇〇役がいい」等は考えていらっしゃったのでしょうか。

ろーらん:
どうだったっけ、いちばん最初は……新人ナース(逆ミステリー!)ですかね。その後に姉役(現代伝奇ホラー)ですとか、個人的には生き残りゲームの大学生もがっつり主人公でいいなと思っていました。今回けっこうふわふわしてましたね。
MCが開催されたときに春香のコミュニティ(旧Twitter上)が立ち上がったんですけど、確かその中で海外の絵師さんが春香さんの生き残りゲームの大学生役の絵を上げておられて。それにつられて、大学生とか良いなと思っていました。従姉妹役(現代伝奇ホラー)はあまり意識していなかったんですけど、先ほど少しお話したように、従姉妹が因習の村でお菓子屋さんをやっていて、姉とかがその村にやって来るみたいな設定とかいいんじゃない? という話を聞いて、これ良いなって自分の中ですごく腑に落ちて。で、自分も従姉妹役を推していくことにしましたね。
TCのときもそうだったんですけど、自分の中で「この設定好き」ってなったものを推してるので、他の人を納得させられる設定のアピールは大事なんだなと改めて思いましたね、陣営の中で頑張った身としても。

――そうですね。「〇〇役に××さんをお願いします」って言うときに、役に対する解像度の高さが必要になってくる印象があります。その役がその話の中でどういう立ち回りをするのか。そういう妄想も含めて展開できて、魅力的に伝えるという中で、自分の担当を推していくというのがちゃんとできる人っていいですよね。

ろーらん:
自分でも、SSじゃないですけど、おはなしジェネレーターで作ってみたりして、自分の中でもすんなり来たので、そこが今回良かったです。

――ありがとうございます。私(スタントン)も印象強いんですけど、宣伝を最後まで頑張られていましたね。

序盤戦の苦悩

――従姉妹役で春香陣営が固まったかなというところでMCが始まりました。文章中にもありましたが、いきなりこのみ陣営と接戦になり、抜いたり抜かされたりのデットヒートを繰り広げるわけですね。やっぱり最初からしんどかったですか。

ろーらん:
最初からしんどかったですね。抜いたり抜かされたりというのでけっこうハラハラ感があります。それとちょっと後の話にもなるんですけど、序盤の方で抜かされて、ちょっとずつ差が開いて、追い抜けないときとかが続いたんですよね確か。そのときはだいぶ(メンタル)やられて、いくらこっちが色々宣伝とかしても票差が縮まなくて、どんどんこのみさんの票が増えていって、全世界を敵に回しちゃったような感じでした

――確かに。

ろーらん:
そのとき、このみ陣営のFFさんのツイートとか見てると、相手の方も相当キツかったみたいで。毎回毎回、(春香がこのみを)抜いたと思ったらその人が「オエ~」ってなってて。その人が「抜いた!」と言ったら俺が「オエ~」ってなってたみたいな……。やっぱり接戦って胃が痛いですね

MCから生まれた「はるみず」

――そんな中で、中盤になってくると「はるみず」(※天海春香と真壁瑞希のペア)という概念が生まれてきます。今回のMCでの大きな収穫の一つかなと思っていますが、「はるみず」についてろーらんさんはいかがですか。

ろーらん:
すごく良かったなと思います。最初は(同じ現代伝奇ホラーの中に)千早とかもいて、最初は私の中の妄想では、姉が最上静香で、お医者さんが千早だといいなと思っていました。が、なかなか(本文に)書いた通り、TCでのトラウマとかもあって表立ってそういうの(カップリング)を推さない雰囲気もありましたし、心の中で、MCは一旦抜きにしても、どうしても春香さんPだと765(AS)の枠の中で固まってしまいがちなので、今後のミリシタの絡みとかも考えるとミリオンの39人の子達と仲良くしていけたらなあと思っていました。そこらへんで「はるみず」というのはすごく嬉しかったしありがたかったですね。自分も元々瑞希は好きな子だったので良いなと思っていましたし、春香さんと瑞希を並べたら背格好も近くて良いなあと。本当に大きな収穫でした。正直、瑞希担当に近い感じにはなっています。「はるみず」を作ってくださったのは、瑞希Pの方が発端だったのかな? その人には本当に感謝したいですね。草の根的に広がっていった感じなので。

――そうですね。ものすごく「はるみず」の創作が増えたりとかしましたし、そもそも「共通点こんなに多かったんだ」という新しい発見とかもあって、すごく楽しかったのを覚えています。

ろーらん:
ですね。あとは、かわいい絵を描いてくださる方がいたのが良かったです。瑞希が落ち込むのを春香さんが励ます絵とか、その逆だったり、色々妄想もたぎりました。
「はるみず」っていうのが戦略的に生まれていったんじゃないかみたいな話も後々ありました。その可能性ももちろんゼロではない、利害の一致みたいなのもゼロではないんですけども、私は見てましたが、春香陣営も――敢えて「陣営」と言いますけど――真壁陣営も、最初陣営で関知していないところに「春香と瑞希が共演できたらなあ」と思う一人がいて、それ良いねっていう人が増えて、勝手に企画が立ちあがってという感じです。本当に自然発生的に起こったものだったので、今回のMCで収穫だったと思います。2戦目の悪役?令嬢のときも「『はるみず』みたいな感じで(新しい可能性を作って)いけたらいいね」と仰っていた方がいて、響(王子役)とひなた(ピュア?令嬢)だったかな。そこはありがたいことだと思います。MCが無かったらほぼはるみずの絡みって生まれなかったと思うので、ありがたい限りです。

――共通点が他のアイドルの方が多かったりして、どうしても「はるみず」というのがあまりスポットライトが当たらなかったのが、自然発生的なペアで注目が集まったのは面白いですよね。

終盤のモチベーション

――そうして色々なムーブメントがあった中で、抜いたり抜かされたりを繰り返しながら最終日になるわけですけど、これもやはりしんどかったですか。

ろーらん:
一番しんどかったのはどこかな……正直、一斉投票で伸びなかったときが一番嫌でしたね。悔しかったというか。確か1回目の(一斉)投票であと少しの所まで行ったんですけど、たまたままつりさん陣営や歌織さん陣営の一斉投票と被ったのもあって、あと少しという所でバーっとこのみさんの票が増えて、届きませんでした。そのときはもう「あ~これは厳しいのかな」と思って結構ガクーってきましたね。でも春香Pの一斉投票は中盤の方に固めて(票を)貯めてやる感じで、それに対してこのみさん陣営とかは前半のほうで一斉投票を積極的に行っていて、どうしても票差は増えるので、それこそ10万とか開くとキツかったですね。

――抜きつ抜かされつもしんどいですけど、抜かされてその票差がどんどん離れていく、っていうのがしんどくてダメージが来ますよね。

ろーらん:
何かをやって、それが成功に結び付かなかったときが一番痛かったですね。一斉投票とかは諸刃の刃だと思いました。
あとは、これで負けちゃうと春香さんの出番が減っちゃったりするのかなというのもあったので、そこも含めてだいぶキツくて。ツアマスの発表(2023年2月10日の情報発表)とかが無かったらだいぶ病んでたかもしれないですね。

――確かにそうですね。

ろーらん:
今後の展開に繋がるというのがデカかったので、自分の中で。
でも後半であまりに大差がつき過ぎると、春香さんには申し訳ないですけど、逆に楽になったんですよね。やれることはやったし。正直自分の中で、悪い考えかもしれないですけど、せめてゲス役みたいな感じで、得票数が歌織さんより多ければ(※役を獲得していないアイドルのうち得票数上位2名がゲスト出演できるため)と思って、そこにモチベーションを絞っていた部分はあります。

――実際、ドラマCDへの出演は叶いました。それまでの積み重ねが結実した部分だと思います。

ミリシタ 更新情報より

ろーらん:
ですね。春香さんが出られれば春香さんに仕事が行きますし。私は繪里子さんも応援しているんですけど、繪里子さんにも仕事が行くしと思って。それを拠り所にやってた頑張れた感じはあります。口には出さなかったですけど。

2回戦の先導

――ちなみに本文では現代伝奇ホラー従姉妹役の話をされていましたが、2回戦目の悪役?令嬢にろーらんさんは参加されていましたか。

ろーらん:
正直、がっつり首を突っ込んじゃいまして、盛大にかき回したんですけど……。
悪役?令嬢で公爵役ってあるじゃないですか。フォーチュンガールで皇帝役の春香さんのカードがあったので、私はかっこいい春香さん推しなので、公爵って男だから、男装春香さん概念来た! と思って。

SSR フォーチュンガール 天海春香(覚醒後)

ろーらん:
って思ってたら2回目それなりに頑張ろうって方が「春香公爵良いんじゃない?」って仰ってたので、これは行けるんじゃない? と思ってやんややんややってたら、思ったよりガチになったというか、突っ込み過ぎまして……。そにっぴーさんとかは1戦目頑張られてて、自分もそういうのを見てたので2戦目やってみようかなと思って軽い気持ちで首を突っ込んじゃって、大変でした……。
正直怒られるかもしれないですけど、どちらかと言うと2戦目ってライトな方が多かったので、がっつり首を突っ込んでも大丈夫かなと思ったんですけど、逆にライトだから、方向性をちゃんと決めろのが大変でした。ガチだったら、単純な話1位を取ればいいじゃないですか。でも、そうじゃなくてライトに楽しもうとなったときに、具体的にどう楽しむの? ってなって。あんまりガツガツ行っても1戦目頑張った人たちや瑞希陣営とかに申し訳ないし、かと言って何もしないと2戦目で頑張りたい人たちに申し訳ないし。そこの塩梅を上手く保っていくのが思ったより大変でした。

――雰囲気が掴めないというか。燃え尽きた方もいるだろうし、これから頑張りたいという方もいるだろうし、軽い気持ちでやりたい人もいるだろうし。そこの舵取りがけっこう難しかったかもしれないですね。

ろーらん:
そうですね。そんな中でも2戦目をちゃんと頑張っている人がいて、ありがたいなあと言ってくれる方がいたのが、ありがたかったですね
さむちゃいさんだったかな、ロクなことを言わない春香公爵っていうコラ(画像)を作ってて。色々してくださった方がいるのがありがたかったです。

ろーらん:
大変だったけど楽しかったですね。春香公爵でいろいろ遊べて。

未来に向けて

――文章の最後では振り返りということで、色んな陣営に声をかけてもらったり、反省があったりということを書かれています。文章をまとめてみて、仮に次に似たような(投票)企画が来たときに、「こういったことに生かそう」とか「こうしていこう」といったことは考えられましたか。

ろーらん:
事前準備ですね。なんでもそうなんですけど、ギリギリに準備しちゃうクセがあるので、それで1戦目も2戦目も失敗した部分がありました。あとはダイマ資料を作ってて、次の日仕事なのに遅くまで起きちゃって、朝起きたら「ヤベエ!!」ってなったこととかあって。そこらへんは気を付けていきたいですね。
あとは今回、正直怒られるかもしれないですけど、このみさん陣営がこんなにがっつり闘志むき出しにしてくると思っていなくてノーマークでした。TCのときはスタントンさんとかが事前のシミュレーションをして、TBのときの陣営の動き(の考察)とかをやっておられたと思うので、次はそういうのを調べておかなければいけないかなと思いました。

――先日、ついに現代伝奇ホラー(解夏傀儡)のCDが発売されました。ろーらんさんは聞かれましたか。

Amazon | THE IDOLM@STER MILLION C@STING 01 解夏傀儡 | アイドルマスター ミリオンライブ! | アニメ | ミュージック

ろーらん:
まだ発送中(インタビュー時点)です。最寄りの事業所に向かっているみたいです……。
まだ聴けてはいなんですけど、MCのときに始めた「春香さんサーチ」をしていたら、春香さん担当じゃないPでけっこう「春香さんの演技ヤバかった」とか、「春香さんの演技が一番好き」とか言ってる方がいて、自分の中では期待大です。今からそわそわしてます。

――「芝居の天海春香」の活躍が期待されます。

書き足りないこと

――他にろーらんさんから伝えたいことはありますか。

ろーらん:
そうですね……正直、最初に書きたいことを書いたら、この4倍くらいの文量がありました。なので書き足りない部分もあったんですけど、私は――自分で言うのもなんですけど――ダイマとかやってて、後半は「ろーらんさん一人に押し付けられない」みたいな感じで色んな方が自分でダイマやってくれたりですとか、最初にタグを考えてくださったりですとか、後半戦の企画を考えてくださったりですとか……思ったんですけど、春香Pって団結力や企画力が凄いなと思いました。文中にも書きましたが、こういう学会誌をやってるからなのかもしれないですけど、数はそんなに多くなくても一人ひとりの熱量が高いというか、すごく皆さん行動的です。他のアイドルの陣営と比べてもこんなに熱量があるところは無いんじゃないかなと、誇りというとアレですけど、ありがたいなと思います。
あと、我々はどうしても春香Pですし、戦ったのが現代伝奇ホラーなので、そこを主体で今回(原稿を)書いたんですけど、律子Pと雪歩Pの戦いとか、百合子陣営の頑張りとか、琴葉陣営の意気込みとか、色々見てて皆すごいな、頑張ってるなと感じたことが多かったので、そこも(機会が)あったら書きたいと思いますね。
最後に。真壁陣営も、見てると最初は春香さんと瑞希の組み合わせに「ふ~ん……?」な人もいたんですけど、最後の方は「春香さん頑張れ!」とか「春香さんに(役を)やってほしい」とか、「これだけ応援してもらってるならこっちも応えないと」とか、けっこう熱い言葉を言ってくださる方が多かったのでありがたかったですね
結果的には負けちゃいましたし悔しかったですし、3か月くらいだいぶ引きずりました。けど、そにっぴーさんが色々あたたかい言葉をかけてくださったりとか、大逆転——抜くかな抜くかな?とか言ってたら本当に抜いたりして、そこは楽しかったですね。

リボンの仲

――今回特集テーマ"Haruka with…"にちなんで、春香さんとこの人の絡みがもっと見てみたいといった希望はありますか。

ろーらん:
やはりパっと思いつくのは瑞希ですかね。今回はるみずというのもありましたし。それこそ、千早もそうですけど、陰と陽じゃないですけど、太陽と月みたいなコンビじゃないですか。背格好も近いし。二人とも中身は意外と熱い所を持っているとか、そういう接点もあるので、せっかくなので何かの形でこの絡みを続けていってほしいと思いますね。
あとは、ミリシタじゃなくなっちゃうんですけど、シャニマスの(芹沢)あさひの絡みも見てみたいなと思いますね。単に私の担当というのもありますけど。春香さんって特に年下の子に対して、先輩と後輩みたいに優しく接することもあるんですけど、年が離れた子とかにはめっちゃ――昔のやよいとか――甘やかすというか、デレデレになって「よしよし~」みたいにしているのもあるので、そういうのも可愛いなと思います。それに影響されてキャピキャピ楽しんでるあさひとか可愛いと思うので、見てみたいですね。
以前あさひがチョコレートのDARSとコラボしたときに、リボンをしてたのかな。そのリボンを春香さんが結んでやってて、それにあさひが「お揃いっす!」みたいな(ファンアートを描いてて)すごく可愛いなと思いました。

お気に入りの作品

――学会誌全体について伺います。お気に入りのイラスト作品や文章作品がありましたら教えてください。

ろーらん:
イラストから言うと、春歌 結さん。ばんそうこうをして、ちょっと誇らしげな可愛い絵です。ちょっとやんちゃ坊主というか、元気っぽいところが可愛いと思いますね。

ろーらん:
あとは佐倉さんのイラストはすごくキラキラしてて素敵です。

ろーらん:
その隣のとりむねにくさんのイラストは、うん、やってんなァというか……笑。やりおったなと。素敵な絵だなと感じますね。

ろーらん:
あとは春香さんのスマブラ参戦(落ソヤさん)は相変わらずめっちゃ笑いました。

ろーらん:
文章でいうと、いわちゃんPさんの『新米Pが考察する天海春香の魅力』。こんな言い方をするとアレかもしれませんが、新しく入ってくださった方、新規Pの方に新鮮な思いが聞けるのは、古参の身としてはすごく嬉しいなと思います。色々春香さんを知ろうと思ってくれているところ、「春香さんの良い所はこことここですよ」というのをしっかり頑張って伝えてくださっているところがすごく感動しました。ありがたいです。

ろーらん:
あと面白かったのは、司令官Pさん等身大天海春香で打線組んだwww)とか、草Pさんハルカニウム総論)とか。司令官Pさんとか、こう見ると大変なんだなあと思いましたね。

――家に等身大の天海春香さんがいるとこんな苦労があるんだなあ、という……。

ろーらん:
ArisakaPさん「TVリハーサル」と「全国TVCMのお仕事」の類似性の検討)やシーバスPさん春香とお姫さまティアラへの想い)は、毎回思うんですけど、素敵だなと思いますね。
シーバスPさんは、いわちゃんPさんとは対照的でずっと春香さんを追っかけてきた人じゃないですか。動画とか作って。それだけに、酸いも甘いもじゃないですけど、現状に対する色々な思いもうかがえて、その中でも前を向こうというのが感じられるので良いなあと思います。
ArisakaPさんも、いかにも「学会」というか、考察がしっかりしてて。毎回の(ArisakaPさんの)ツイートでも思うんですけど、こういうのを書きたいなあと思いますね。

ろーらん:
あと、一番話したいのはゆきますくさんもしも、白が靄だったら)です。正直、毎回学会誌が来るたびに心の準備がいるので……。たいぶ気合を入れて読もうと思ったら、まさかの自分の作品のすぐ隣に書いてあったのですごくビックリしました。

――そうですね、ろーらんさんの文章の次にゆきますくさんの文章が載っています。

ろーらん:
(学会誌を)最初から読んでて、「俺の作品は一旦飛ばすか~」とペラっとめくったらゆきますくさんのがあって、いや次か~~いって! 心の準備が~~! って感じでした。
ツイートでも言ったんですけど、ゆきますくさんともいつか対談できたらと仰っていただけました。言っちゃえば、相変わらず、良い意味で人の心が無いなと思いました。

——人の心が無い。

ろーらん:
もちろん良い作品なんですけど。
今回特に思ったのが、ちょっとネタバレになりますけど、アイドルを辞めて高校3年生になった春香さんが、大学に魅力を感じられないで悩んでいる大学生と仲良くなっちゃうみたいな感じなんです。その中で春香さんが置かれているのが、アイドルを辞めて高3という難しい時期の中で学校に馴染めないというのもあるんですけど、まさかの、家族関係も上手くやれていないという。それって、すごく残酷だと思うんですよ。アイドルを辞めたというのもそうなんですけど、春香さんって「あったかい家族」というイメージがあるじゃないですか。おばあちゃんとも仲良くて、お父さんもお母さんもメールでよく話題が出てきて。春香さん自身も家庭的というか明るい子ですし。そんな春香さんの一番の拠り所というか安心できる空間が、安心できる空間じゃなくなってるというのがすごくショッキングですね。
だからこそ、読んでてすごくリアルに感じるというか、世界観に引き込まれるというか、春香さんと主人公の大学生に感情移入するというか、その辺の文才がゆきますくさん凄いなと思いますね。ツイートもしたんですけど、文章が歌の歌詞みたいに詩的な文章が多くて、凄いなあと思いました。

ろーらん:
あとはこれも繋がるんですけど、終わりが今回清涼感があっていい感じに終わっているんですけど、絶対春香さんと大学生の関係が、危ういというかロクなものじゃないと思ったんですね。だって要は、二人とも現状に悩んでて満足していないわけじゃないですか。だけど二人とも、大学最後の年と高校3年生というすごく大事な時期で。そんな中で二人が仲良くなってとなるとどうしても年齢が上の立場としては「大丈夫かなあ」みたいな不安な思いがあります。親心的な感じで。だけど物語的には爽やかな感じで終わるというのが、すごく危うさを感じられて、作品としてはすごく素敵だなと思います。深みがあるというか。この先の展開を想像してしまうような感じで。こういうのを書けるのは凄いなと思いました。
ツイートを見てると、そうPさんもゆきますくさんの作品を見て心を動かされてたみたいでした。毎回毎回読むのに力が要りますけど、楽しめる作品だと思います、ゆきますくさんのは。

春香が千早に与えた影響

――もし天海春香学会Vol.5ができたとして、どんな作品を書いてみたいですか。

ろーらん:
さっきも少し言いましたけど、今回書けなかった、千早メインにはなっちゃうんですけど。
よくアニマスで千早が春香さんと交わって変わった、明るくなったと言われますけど、じゃあ春香さんと出会うというかアニマス最初の頃の千早はこうで、二十何話の千早はこうでとか、春香さんがかけた言葉にどう反応してたのかとか、そういうのを書ければなあとは思います。

明かりであり、光。

――最後に、このインタビューではお決まりの質問です。あなたにとって天海春香とは。

ろーらん:
うーん……やっぱり、明かりであり光ですかね。毎回同じことを言ってるかもしれないですけど。
世間的には春香さんめっちゃすごい、大先輩みたいに言われていますけど、本人はすごく謙虚で小さい感じで、だけどずっと隣にいて、嫌なことがあったら導いてくれたり、照らしてくれる。蛍の光じゃないけど、そんな感じの存在ですね、私にとっては。足元とか手元を照らしてくれるような感じです。

―――

MCで頑張った者同士、健闘を称え合いつつのインタビューになりました。

天海春香学会Vol.4はBOOTHにて頒布中です。また、既刊も一部ございますのでご興味のある方はお手に取っていただけますと幸いです。


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