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学会員インタビュー②ゆきぽさん

天海春香学会Vol.3出版記念企画として、「学会員」のみなさんへインタビューを行うシリーズ企画。

第2回は、ゆきぽさんへのインタビューをお届けいたします。

インタビュー/文:スタントン

———

ミリタリー

——よろしくお願いします。

ゆきぽ:
ゆきぽです。よろしくお願いします。

——アイマス以外で、何かハマっていることはありますか。

ゆきぽ:
そうですね……最近は戦争映画観たりとか、Arisaka君達とサバゲーやったりとかしてますね。

——どんな戦争映画ですか。

ゆきぽ:
『史上最大の作戦』っていう白黒映画です。

——おお、ノルマンディーのお話ですか。

ゆきぽ:
ノルマンディーのアメリカ、イギリス、ドイツ、レジスタンス……各視点を描くめちゃくちゃ長い白黒映画です。
あとは『フルメタルジャケット』とか……

ゆきぽ:
それから、戦争映画って括りかどうかわからないんですが、『コマンドー』とかも好きです。

——ああ~『コマンドー』。確かに戦争映画っぽいです。

ゆきぽ:
そうそう!『コマンドー』自体は日本語訳の語録が有名だと思うんですけど、当時の……80年代の武器がかなり出ているので楽しいですよ。

——(主人公が)武器庫を襲撃しますしね。

ゆきぽ:
はい!

——それから、サバゲーがお好きとのことですが、装備を整えるのがお好きなのですか。それともシューティングがお好きなのですか。

ゆきぽ:
いや、どっちかっていうと装備を整える感じかなあ……。Arisaka君とかも同じなんですけど。

——装備にも正規軍だったり非正規軍だったり様々あると思いますが、どのような装備を整えているのですか。

ゆきぽ:
うーん……どっちかというと米軍寄り!さっき言った80年代の装備とか。

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装備例(ゆきぽさん提供)

——コマンドーの再現もできそうですね。

ゆきぽ:
そう、できなくはないんですよ、『コマンドー』の再現。武器も武器ですし。この装備(ゆきぽさんが着ているヨーロッパ方面の米軍装備)だと、本当はM-65ジャケットっていうのを着るんですけど、暑すぎて着れなかったですね笑。


——天海春香さんに絡めてお伺いしたいのですが、春香さんってサバゲーやりそうですか。

ゆきぽ:
それは……Arisaka君に聞いたほうが核心的な答えがわかるとおもいますよ笑。うーん、でもやらないんじゃないかなあ。仕事だとやりそうですけど、プライベートだとやらないんじゃないかな。

——仕事ならやってくれそうですね。自衛隊の基地への訪問とかが近いのでしょうか。

ゆきぽ:
そうですね。広報課の方と一緒に回る感じで。

——陸上自衛隊の習志野駐屯地に行ったことがあるのですが、第1空挺団の本部がある関係で、パラシュートを背負わせてもらったことがあるんです。春香さんにもやってほしいです。

ゆきぽ:
ああ、やってそう!「重たいです~!」って言いながら空挺降下の訓練をする春香さん……笑。

——では、琴葉ちゃんはサバゲーをやりそうですか。

ゆきぽ:
あー、琴葉かあ……彼女はリポーターみたいな感じでやりそうです。「○○基地にお邪魔してます」みたいな。服着せてもらったり、ご飯食べたりとか。でも(サバゲ―とかは)趣味にはならないと思います。

ゆきぽ:
あとは、お種さん(種田梨沙さん)を推しているくらいですかね。毎週水曜日に内山夕実さんとやっているラジオを聴いたりしています。

過去の事例に基づく危険性

——今回、『象徴の春香 ~過去の事例に基づく危険性~』というタイトルの文章にてご参加いただきました。どのような経緯でこの作品をご提出されたのでしょうか。

ゆきぽ:
いや、単純に思い浮かばなかっただけです笑。前々からインタビューをやろうと思ってたんですけど、聞き忘れて全然取れなくって。

——仮にVol.3に参加されるとしたら、どのような作品で参加したいですか。

 ゆきぽ:
 SSを書くか、自分の周りにいる琴葉Pに春香の印象を聞いて、インタビューの記事にしようかなって思ってます。


(前回のインタビューより)

ゆきぽ:
それで締切が結構迫ってきてどうしようかってときに、ちょうどミリオンライブがあまり……嫌になってた時期なんで、それに結びつけて過去の事例と合わせて書いてみよう!って思って、なんとなく考えた感じです。ちゃんと時間とって考えてれば、もう少しポジティブな内容になってたよって言っておきたいですね笑。

——当時の心理状態が、作品にネガティブな影響を与えたのですね。

ゆきぽ:
そうです、心情が影響した面もありますね。ほんと(ネガティブな作品を提出したことに関して)申し訳ないです笑。参加していただいた方が読んで「なんでこんな文章があるんだよ」って思ってるかもしれないので。単純に当時の自分の心情がああいう(ネガティブな)文章になっちゃったっていうことは謝っておきたいです笑。

——作品の内容に入る前に、重要だと思うのでお伺いします。前作ではミツルギマヤについて書かれるくらいにはミリオンライブがお好きだったと思うのですが、なぜミリオンライブが嫌になったのですか。

ゆきぽ:
なんか……運営の楽観視がひどすぎるなって。

——楽観視ですか。

ゆきぽ:
単純に二次創作で自分の欲しい作品がなくって萎えたりとかもあるんですけど、「一人も手放さない」って歌詞があるのに運営はアイドルをわりと手放してない?とか。

デレステとミリシタのコラボイベントとかあったじゃないですか。みんマスでどうにかなるって思ってんじゃない?とか思ってしまって。あと、未だにライブ至上主義じゃないですか?

——ライブ至上主義ですか……?

ゆきぽ:
いや、自分はそう思います。7thリバーンでも配信関係でごたついた印象がありますし。ライブをやれば人が戻ってくるんじゃないか、みたいな楽観視があるように思うんです。キャラクターの掘り下げ重視とかに戻せば良かったんじゃないかなって。これも過去の事例なんですけど、旧日本海軍が戦艦より航空機が強いって真珠湾攻撃のときに学んだはずなのに、戦艦を重視してしまった結果、連合国空軍に圧倒されたっていう事例があるんです。その事例とやっぱ変わらない気がするんですよ。(ライブに)固執し過ぎるのはまずいんじゃないかって。


不満が噴出

——作品内容に移ります。ユーゴスラビアやナチスドイツを引き合いに書かれていたので、査読のときには国際政治史の教科書を引っ張りだしてきました。ゆきぽさんは国際政治史の専攻なのですか。

ゆきぽ:
いや、普通に違います。大学の学部は法学部であまり関係ないんですけど、こっち(国際政治史)のほうが書きやすかったです。

——書きやすかったのですね。

ゆきぽ:
あと、ツイッターでよく「アイマスはユーゴスラビア」っていう例えをそれなりに見てたので。アイマスも色々な人がいますし、ユーゴスラビアも多民族っていうのは知識にあったので、それで思いついた感じです。

——ユーゴスラビアはチトーの死後に分裂しました。アイマスも分裂の危機にあるのでしょうか。

ゆきぽ:
いや、分裂の危機というか、いまは連邦としてまとまっているけど、各々不満が噴出してるんじゃない?って感じかな。結局、枠組みとしては(アイマスを)残してもいいと思うんですけど、「みんな一緒だよね!」ってプロパガンダをやると民族主義者から不満が出てくる感じかな、と。ポプマスなんかも、失敗とは言えないけど成功とも言えないかな、と思いましたね。スタマスは……琴葉にかわいい曲歌わせたので評価できますけど。

フォンpさんの作品が良い!

——学会誌についてお伺いいたします。学会誌はお手元に届きましたか。

ゆきぽ:
あります!もらいました。

——お気に入りの作品や面白かった作品はなにかございますか。

ゆきぽ:
イラストだとフォンpさんの作品が好きですね。元々彼の絵がすごく好きで……勢いのある感じとか、アナログな感じとか。

ゆきぽ:
これはオフレコにしなくていいんですけど、彼のお題箱に何件かリクエスト送ってるくらいには好きですね……あと、自分が彼を春香学会に誘ったんですよ。

——おお、ご紹介ありがとうございます。

ゆきぽ:
文章だと……やっぱりArisaka君の文章が(自分自身の参加モチベーションの)起点になってるのかな、とも思いますし、それから『あまみ通信』なんかは面白いですよね。

——まさかレシピが載るとは思わないですよね。

ゆきぽ:
ね、すごいなあって。


森口博子さんのような

——今回の特集テーマにちなんでお伺いします。10年後、天海春香はどうなっていると思いますか。

ゆきぽ:
うーん……アイドルかタレントか……森口博子さんみたいに、バラエティに出つつ「昔はアイドルやってたよ」って感じになるのかなあ。自分は彼女のプロデューサーじゃないのでなんとも言えないですけど。


アイドル

——あなたにとって天海春香とは。

ゆきぽ:
おっ!来ましたね。ありきたりかもしれないけど、「アイドル」。結局、彼女は正統派アイドルのなかの正統派なんですよ。だから、「アイドル」という言葉が最も相応しいのかもしれない。

―――

オフレコ希望の場面も含め1時間以上お話いただいたゆきぽさんのインタビューでした。

天海春香学会Vol.3、及び既刊のVol.1・2はBOOTHにて絶賛頒布中です。よろしくお願いします!


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