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学会員インタビュー③ハヤテさん

天海春香学会Vol.3出版記念企画として、「学会員」のみなさんへインタビューを行うシリーズ企画。

第3回は、ハヤテさんへのインタビューをお届けいたします。

インタビュー:そにっぴー/スタントン
文:スタントン

——

なんじゃこりゃ!?

——よろしくお願いします。

ハヤテ:
よろしくお願いします。

——ハヤテさんがアイマス以外でハマっているものはありますか。

ハヤテ:
ここ最近は『ラブライブ!』とか『アイカツ!』とかを観るようになりましたね。アイカツに関しては、興味本位で見始めたら……「なんじゃこりゃ!?」ってなりました笑。それでリアタイもするようになりましたね。

——どういう点が「なんじゃこりゃ!?」となったのでしょうか。

ハヤテ:
アイドルアニメなのに斧を振ったり崖を登ったりするので……

——どうして斧を振ったり崖を登ったりしているんですか。

ハヤテ:
いやー、説明するより見たほうが早いって感じです。とにかくアイカツを見てほしい……見ていくうちにすごいことがおきますんで。

——一方の『ラブライブ!』はどういった経緯でハマったのですか。

ハヤテ:
フツーにチャンネルを回してたら放送されていて、「ああ、こういうのやってるんだな」って思ったのがきっかけだったんですよ。南ことりちゃんって子がいるんですけど、それで「ことり」って単語反応してしまって……笑。

ハヤテ:
本格的に見始めたのは、学会誌の記事の資料にしようと思ってからですね。

スタマスは小鳥さんのセリフが多い

——他に、趣味やハマっていることはありますか。

ハヤテ:
うーん……趣味らしい趣味は……アイマスになっちゃいますけどスタマスのトロコンくらいですかね笑。

——ハヤテさんといえば、プラチナスターズでのトロコンも衝撃的でしたものね。トロコンする方ってアイマスが好きな方でもなかなかいらっしゃらないと思うんですが、その原動力はなんでしょうか。

ハヤテ:
トロコンをするまでやり切る達成感ですね。プラチナスターズにおいては……まあ、評判が色々あるじゃないですか。「作業ゲー」みたいな。でも、批判するからにはとことんやってから言いたいっていう感情があるんですよね。全てを終わらせたうえで色々言いたい。トロコンしたからこそ「すげえ大変だったぞ!」って言えるので。

——先ほどスタマスの話題がでましたが、今作では小鳥さんをはじめとする事務員さんが頻繫に登場して驚きました。その点はいかがでしたか。

ハヤテ:
はい。スタマスの小鳥さんは……とにかくセリフの量が膨大で驚きました。めっちゃお話に入ってくるじゃないですか。L4Uや2なんかでも一応は入ってきますけど……

——基本的にはボタンの操作説明のような、チュートリアルでの登場が中心でしたものね。

ハヤテ:
いやあ、セリフが多くて嬉しいです。それから、10月のシナリオで小鳥さんが『アイシテの呪縛~Je vous aime~』を口ずさんでたので驚きました。



アイドルアニメ比較論

——天海春香学会に寄稿していただいた記事についてお伺いします。『天海春香×アイドルアニメ×共通点』というタイトルでご寄稿いただきましたが、これを書こうと思ったきっかけや経緯をお聞かせ願えますか。

ハヤテ:
これを書きたいな、と思った理由は二つあります。1つは……まあ~、なんとなくなんですけど……

——ふふふ笑。

ハヤテ:
もう1つは、前回のインタビューのときに言ってたからなんですよね。

——仮にVol.3の企画があったとして、参加されますか。

ハヤテ:
今回参加したのも気まぐれだったので……参加するかどうかはその時の気分次第だと思います。ただ、仮に参加するとしたときのテーマはあるんですよ。Vol.3では他の作品——アイマス、アイカツ、ラブライブ——を交えた文章を書きたいです。アイカツなら星宮いちご、ラブライブなら高坂穂乃果というように、センターのアイドルに共通する部分を探していこうかな、と。

ハヤテ:
テーマとしては(頭の中で)完成されていたんですよ、この時点で。

——まさしく有言実行をいただいたというわけですね。ありがとうございます。

ハヤテ:
ラブライブについてはあまり知識がなかったので、秋葉原でブルーレイBOXを買って、何回も見て……って感じでした。最初はアイマスと同じ感じかな、と思っていたんです。ただ、全部見終わったら違うなって思いました。アイドルについて「アの字」も知らない子が、失敗を繰り返しながら、成長していくんです。

——アニメのアイドルマスターだと、彼女たちは最初からアイドルであって、アイドルとして成功したり苦悩があったり、という感じですが、一方のラブライブはアイドルになるところが出発点なので、そこが大きな違いですよね。

ハヤテ:
アイマスも、ラブライブも。アイカツも、それぞれ強みが違います。(アニメの)アイマスはアイドル個々人に視点が向けられつつ、13話のライブをピークに持っていく感じじゃないですか。ラブライブはゼロから立ち上がって失敗を糧に努力する感じなんです。アイカツに関しては、どの回から見てもしっかり楽しめるんですよ。例えばアイマスだったら、初見の人にいきなり20話や24話を勧められますか?

——起承転結の「転結」から話しても、良さは伝わらないですよね。

ハヤテ:
いくらいい話だからといって、いきなりそこから見せるのは違いますよね。アイカツはどこから見ても楽しめるんですよ。面白いんです。自分もアイカツを途中からリアタイしはじめたんですけど、ハマれるくらいには楽しかったんです。6話でも、72話でも、148話でも、それを初めて見る人が楽しめる作品なんですよ、アイカツは。だからこそ、話数を紹介するオタクが多いんです。


他作品について

——学会誌の他の作品で、気になったものはなにかありましたか。

ハヤテ:
まずはわらびこさんの『ニコマス探訪』ですね。自分もニコマスを結構観ていて、いまでも架空戦記ものを観ているくらいなんです。わらびこさんが紹介している動画でも知らない作品が多かったので、今度観てみようと思いました。

それから、クレーンさんの『はるかさんの甘噛みに関する調査』。はるかさんってこんなに甘嚙みしてたんだな!ってことが分かりました。


——査読用に、回数を計測したエクセルもちゃんといただいたんです。全部、「何ページ何コマ目をこういう理由でカウント」と理由付けもされていました。

ハヤテ:
あとは、なかやまPさんの『リボンの装着位置の観測による10年後の天海春香予想』。リボンの位置っていうネタだけでよくここまで書けるなあって!こうも位置が変わるのかと(驚きでした)。

ハヤテ:
グラフを見て、なんとなく、Vol.1のふぁるこさんの記事を思い出しました。

——黄金比や白銀比を扱った記事ですね。

ハヤテ:
イラストでは、前回も紹介させていただいた安心と信頼の落ソヤさんのイラストですとか、あと、らすぼすさんのイラストいいですよね、タロット春香さん。

ハヤテ:
松風さんの春香さんは、ぷちますのはるかさんの衣装もちゃんと描かれていて、エモいな~!と思いました。

——今作については、文章でもイラストでも、ぷちますを扱ったものがいくつかあって面白かったですね。

アイドルか否かで

——ハヤテさんとしては、10年後の天海春香はどうなっていると思いますか。

ハヤテ:
うーん……天海春香。自分のなかでは2つパターンがあります。一つは、アイドルを続けているパターン。その場合は、春香さんのレシピ本が出ている気がします。もう一つのパターンは、アイドルを辞めて、事務のお手伝いをしているパターン。春香さんは765プロが大好きだと思うので、関わり続けるのかな、と思います。

等身大

——あなたにとって、天海春香とは。

ハヤテ:
等身大の子ですね。アイカツやラブライブを見て思ったのですが、この子は良くも悪くも普通の女の子って感じです。高坂穂乃果ちゃんや星宮いちごちゃんと比較すると、そこまでのカリスマ性はない気がするんです。17歳の女の子としてそのまま居続けるのが、天海春香だと思います。


———

じっくりとお話を伺えたインタビューでした。

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