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“学会員” インタビュー④ゆきぽさん

天海春香学会Vol.2出版記念企画として、「学会員」のみなさんへインタビューを行うシリーズ企画。

第4回は、ゆきぽさんへのインタビューをお届けいたします。


インタビュー:そにっぴー/スタントン

文:スタントン

———

デレステからミリシタへ

——宜しくお願いします。

ゆきぽ:
はい!お願いします。

——そもそも、ゆきぽさんがアイマスに触れたきっかけはなんでしたか。

ゆきぽ:
「アイマス」という名前を知ったのは、小学生くらいの時だと思うんです。ファミ通に「いい電子」という漫画があって、そこで確か……中野のnamcoが紹介されていたんです。

ゆきぽ:
それを見て、「すごいなあ、僕はこんな風にはならないんだろうなあ」って思ってました。垂れ幕とかプロデューサーノートとかたくさんあって、それで(アケマスの)筐体もあって、「すごいなあ、でも、好みにはならないはずだなあ」って思っていたら、高校のときにシンデレラガールズにハマってしまいまして……。ただ、あるときシンデレラガールズにちょっとついていけなくなってしまって、そこがちょうどミリシタが出るタイミングだったんです。それでミリシタにハマって、765プロオールスターズとか、今の琴葉、貴音(が好きな現在)に繋がっていきました。

——シンデレラガールズに入ったのは、デレステが出て盛り上がっていた時期ですか。

ゆきぽ:
いや、中居君がCMに出てちょっと経ったくらいの時期でした。ちなみに、担当は神崎蘭子ちゃんでした。


やっぱり琴葉Pは……?

——この学会誌にご参加いただいた方にアイマスに触れたきっかけを聞くと、大体ミリシタを含め765から入っている方が多いです。シンデレラから入ったゆきぽさんが珍しいのでぜひお伺いしたいのですが、デレステとミリシタの違いはどういったところにあると思いますか。

ゆきぽ:
個人的な意見なんですけれど、デレステは純粋にリズムゲームとして突き詰めている感じがするんですよ。一方でミリシタは、リズムゲームと据え置き版ゲームの中間を意識しているんじゃないかな、と思うんです。コミュの描かれ方はミリシタのほうが丁寧なんですよね。キャラクターのメモリアルコミュとかもすごく良かったんです。その子の観点とか家族関係とかが見られるので良いなあと思いました。
ただ、不満を言うなら琴葉の出し方がすごい雑だなあとは思います(笑)。大体、トライスタービジョンか灼熱少女のキャラクターと一緒に出てくるんです。「とりあえずこの面子で出しとけばまとまるでしょ」みたいな運営の考えがひしひしとわかるので、そこは改善してほしいなって。そういう点でいくと、MTGのスタエレとか、MTWのオペラセリアとかはちゃんと(配役を)やってくれたと思うんですよ。ただ……学会誌にも書いたんですがMTGの配役があんまり好きじゃない!

——あはは、そう仰ってましたね。琴葉Pといえば——TCのときに戦ったイメージからすると——「面倒くさい」方が多いイメージがあります。

ゆきぽ:
はい、面倒くさいと思います(笑)。

——琴葉に対してとても真剣だからこそ、他のPや運営に対しても戦っている印象があります。

ゆきぽ:
そうなんです、そうなんですよ。自分自身そんな感じです。TCについては当時まだ琴葉Pじゃなかったのでなんとも言えないんですけど……。

オタクあるある

——琴葉P、そして貴音Pになったきっかけはなんでしたか。

ゆきぽ:
貴音に関しては、もともと紬が好きだったんですけど、その紬と髪質が似てるところから興味を持って、コミュを見たら「ミステリアスなんだ!いいなあ」ってなって。そのあとにちょうどアニマスの一挙放送があって、「貴音出るし」って見ていたんです。あの、自分REST@RTのレッスンで雪歩を激励するシーンがあるじゃないですか。あそこがすごく好きなんですよ。どんなに他のコミュが良くても、自分のなかの一番はあれで揺るがないんだろうって思ってます。
貴音のいいところ、仲間思いなところが詰め込まれていて、厳しい言葉をかけつつ優しく接してあげるところがすごく好きなんです。それもあって、バンナムフェスで自分REST@RTが披露されたじゃないですか。曲流れた瞬間にボロボロ泣いちゃって(笑)。お恥ずかしい話なんですけれど、家でもミリ1stの二日目観るとき泣いちゃうんですよ。琴葉も居るし。自分REST@RTは好きなんだけど、泣かされちゃうからちょっと怖い曲ですね(笑)。
琴葉に関しては、ミリオン6thSSA二日目なんですよ。「EScape出るし、4Luxuryも出るから、まあこの日でいっか」って軽い気持ちで(参加するのを)決めたんです。もちろんEpisode. Tiaraとかギブミーメタファーも良くって。それでこれは……オタクみたいな考えなんですけれど、客席に演者が手を振るじゃないですか。それで種田梨沙さんが自分に手をふってきて、ウフフ(笑)。その後サバゲ―で琴葉の写真配ってたらウケて、「あ、俺琴葉Pなんだな」って。で、今に至るんです。

——お名前が「ゆきぽ」な理由はなんですか。

ゆきぽ:
大多数の方はぷちます!のゆきぽを思い浮かべるんですけれど、実はガチムチパンツレスリングのダブルゆきぽからですね。ぷちますのゆきぽも好きなんですけれど……その辺ご承知いただければ(笑)。


ミツルギマヤ=天海春香説

——学会誌の記事についてお話を伺いたいんですけれども、実はゆきぽさんって学会誌のなかで一番めか二番めに早く原稿をいただけた方なんです。どうして春香学会に寄稿しようと思われたんですか。

ゆきぽ:
ArisakaPさんっているじゃないですか。彼と仲良くて、サバゲ―に行ったりとか夜ゲームしたりとかするんです。それで前々から、彼が春香に対してすごい情熱を持っていることを知ってたんですよ。前(Vol.1)に寄稿していたことも聞いていたので、「今度春香学会出るよね?寄稿してもいいかな」って聞いたら「いいんじゃね?」って言われたので寄稿しました。もともと、ミツルギマヤが春香だって説は自分の頭の中で考えていたので、それを出させてもらった感じですね。

——もともとミツルギマヤ=天海春香説が漠然と浮かんでいて、今回寄稿いただく際に色々な資料をあたっていったのでしょうか。

ゆきぽ:
実は、学会誌の記事を書く前に初めてドラマCDを聞いたんですよ。ストーリーやキャラクターはあらかた知ってたんですけど、ドラマCDを聞いて、改めてミツルギマヤが春香じゃないかなって思いましたね。あと、もともと仲が良かったオタクとこの件でバチバチにモメたんです——それで色々あって今仲違いしてるんですが——その彼が提示していたのがミツルギマヤ=志保説なんです。

——ライブでの披露曲(私はアイドル♡)を論拠として展開していたのが斬新だったのですが、説得力がありました。JUNGOさんがそこまで考えていたとは……

ゆきぽ:
考えてないと思います!(笑)。彼は考えてない(笑)。でも、SSAでわたドルをやった後に、3人が繪里子さんが披露したわたドルのことを話していたんです。

——もしかしたら、春香=ミツルギマヤというバックストーリーがスタエレの3人には伝えられていて、その状態でドラマCDの収録やライブにつながったのかもしれないですね。ちなみに、春香がミツルギマヤじゃないかと気づいたとき、どう思われましたか。

ゆきぽ:
春香Pの方がどう思うかわからないですが、ハルシュタインみたいなネタもありますから、正統派アイドルだけど陰湿なことをやったという可能性を考えてもいいんじゃないかな、とは思いました。3人に与えた影響も強いですし。あと、3人とも正統派アイドルじゃないですか。だから(同じく正統派の)春香が居てもおかしくないかなって。

——アイドルが本来のイメージとは違う役柄を演じることについてはどう思われますか。

ゆきぽ:
(琴葉に関しては似たような役柄が多いので)お腹いっぱいなんですけど、コレットしかり、総帥しかり、琴葉の普段とは真逆の役も魅力的だったので、妄想の幅が広がるから一回くらいならいいのかなあとも思います。連続はちょっとなあ、って思いますが。
あと、記事を書いたあとに発表されちゃったので載せられなかったのですが、スタエレの3人が居る四コマ漫画の最後に春香がいるんですよ。「こいつ……やったな!」って思いました。

ゆきぽ:
立ち位置的にも似てるんですよ。スタエレの3人が頑張っていて、傍からミツルギマヤが見てる、みたいな。


——学会誌は読まれましたか。

ゆきぽ:
すみません、本当なら今日Arisaka君から受け取ろうと思っていたんですけど、緊急事態宣言があったので受け取れなかったのでまだ読めてないんです!でも、Arisaka君の文章は見せてもらいました。自分は彼には勝てないな、って思いましたね。

——仮にVol.3に参加されるとしたら、どのような作品で参加したいですか。

ゆきぽ:
SSを書くか、自分の周りにいる琴葉Pに春香の印象を聞いて、インタビューの記事にしようかなって思ってます。


魔性の女

——あなたにとって、天海春香とは。

ゆきぽ:
「魔性の女」だと思ってます。春香って「一緒に頑張ろう!」みたいなオーラを出して、他の人を自然に巻き込んで、まとめあげちゃっているので。千早もMTGの劇中で影響を与えてるんですけど、春香はどの作品、どの時系列でもみんなに影響を与えてる印象があります。例えば、春香がセンターになったり、人にアドバイスをしてももめないと思うんですけど、(同じ正統派でも)琴葉だったらもめちゃうので、そういう意味で魔性の女じゃないかなって思います。

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学会誌の記事のみならず、ミリシタでの琴葉の扱いについても語られたインタビューでした。

天海春香学会Vol.2は現在完売となっております。

入荷・再販時にはTwitter(@a_harukagakkai)にてご連絡いたしますので、お待ちいただけますと幸いです。



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