【備忘録】不快のデザイン展
せっかくnoteがあるから使わなければもったいないなーと思い、行ってみた展示会などの備忘録としてこの場を活用しようと思います
概要
不快のデザイン展
日時:2023年3月24日〜4月23日
場所:GOOD DESIGN Marunouchi
https://www.japandesign.ne.jp/event/gdm-exhibitionplanning2/
展示内容
撮影OKだったので全部写真を撮ってきました
人が多く正面から写真が撮れないものも多かったので、斜めでもご容赦ください
全部で14個の展示がありました
1 地震速報の音
2 ガスの匂い
ガスがそもそも無臭だったことを初めて知りました
3 おもちゃの誤飲対策
ニンテンドーSwitchのソフトが苦いことは知っていましたが、食品添加物として認可されている成分ということが驚き…
4 道路のイメージハンプ
自分は免許を持っていないので、道路にあるなーくらいにしか思っていなかったのですが、自分で運転してみるとめっちゃヒヤッとしそう
逆に急ブレーキ踏んだりとかしちゃわないのかな…と思ったり
5 踏切
踏切などの色が規定されていることは色彩の勉強をしたことがある人なら知っていると思いますが、踏切は高さまで規定されているようです
またいだり、くぐり抜けたりするのに不快な高さを導き出したのがすごい
6 おむつ
お子様がいらっしゃる方もいるので、もしかしたら知ってる人もいるかも?
布パンツに切り替えるために、わざと不快な思いをさせてパンツトレーニングする商品なんてのもあるんですね
オペラント条件付けを考えたときに、正と負のバランスの取り方が難しそう
7 ペットの食器
わんちゃんねこちゃんも健康のために、ストレスにならない程度の不快のデザインを活用したアイテムがあるようです
真ん中の丸いの、起き上がり小法師みたいに片側に体重かけても元に戻ります
うちのねこも食べるのが早いので導入したい…
8 フォント
こちらは、「あえて不快」にすることで学習を助けるフォント
これだとさらっと流し読みができないので、確かに学習になるなと思いました
読めなくはない…!日本語版も欲しい
9 モスキート音
コンビニ前とかでよくあるモスキート音(最近あんまり聞こえないので年ですね。。)
これは動画コンテンツもあって面白かったです。
ツマミで周波数をいじると、聞こえる年齢の人たちが退散していきます
ここからは、不快とはちょっと違う面白い事例です
10 曖昧さで多様性をつくる
文字が欠けてしまっていますが、「曖昧さで多様性をつくる」です
椅子ともテーブルとも取れるものを、あえてランダムに置くことにより、来客人数に合わせて椅子にしたり、テーブルとして活用したりという事例だそう
ちなみに、椅子もテーブルも高さは同じです
11 手間で価値を高める
これは手間で価値を高める事例
市販のホットケーキミックスって、卵とか牛乳を自分で加えて作りますが、なるほどなと思いました
12 エナジードリンク
窓際展示で色々写っててすみません
エナジードリンク、「効果がありそう」な感じに思わせる味付けだったなんて!!
でも最近は1周回って美味しいエナドリとか、普通のカフェオレなのにカフェイン量がやばいやつとかが出ているので、その辺って確かによく考えると美味しいからぐびぐび飲んじゃってカフェインの過剰摂取大丈夫なのかなって思います
13 あえて不便に
これはスマホが必需品となった世の中に、あえて不便さを出す携帯電話
仕事しすぎな人に渡して休日過ごしてもらいたいな、と思うのと同時に、昔の携帯電話に戻ってるんじゃん…と
スマホ、色々できるようになりすぎすぎてるもんね。
(ガラケー世代のつぶやき)
14 SNSのUXデザイン
逆光でもはや画面が見えませんが、ここからはSNSのUXデザインに関してです
自分の後ろにいたカップルが、ソシャゲのガチャのようなもんだよね
って言ってて、中毒性こわ!!と思いました
確かに、快と不快が共存しているんで、書いてあるとおりギャンブル性がやばいですね。。。
あとはこんな感じで、実際に使用されている場所の模型が置いてありました
吹き出しの番号が展示品の番号と連動しています
身近なところにたくさん潜んでいたんですね!
終わり
公募での展示会だったそうですが、世の中にはもっと不快を活用したデザインがたくさんあると思うので、それをかき集めて本にまとめて欲しいなー!と思いました
かなりわかりやすくまとまっていたので、ノンデザイナーも楽しめる展示だと思います。が、図録とか何もないのが勿体無い!
グッドデザイン賞の会社の方で持っている展示場のようだったので、定期的に展示会調べてみたら面白いかも