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内的動機が同じ人・吉本ばななの本の中の住人

吉本ばななが好き
吉本ばななの描く世界
エッセイなども好きだが
なにせ
吉本ばななの本の中の登場人物が好き
ストーリーなど楽しくてもつまらなくてもきっといい ?(実際は楽しいんだけど)と思うくらいに
本の中に出てくる人の
発する言葉
人に対して世界に対して思うこと
人との世界との付き合い方
男女の交わり方
うつくしいとされること

ストーリーなど楽しくてもつまらなくても関係ない?と思うくらいに中の人がすき
吉本ばななの本は世界自体がそもそもわたしがその本の住人になりたいと思うほどに好きなのだが

田口ランディがまさにそれで
UFOの話だとかオカルト的な感じで設定や題材としては興味惹かれないお話だったり、読んだあと「へー。」って感じでおもしろい?好き?とかそんな感じじゃないストーリーだったとしても
なにせその中に出てくる人たちの世界に対する反応、世界との関わり方に共感し、愛おしく思い、至福を感じる
なので読み進めて行く過程が楽しくて心地よくてそれを強く欲する

現実世界では体験してこなかった
あーあなたすごい同じだね
そうそうそういう感覚だよね
っていう
もう分かりすぎてうれしすぎて
自分の存在を認められたような
世界がひたすら安心できるうつくしいものに感じれるような
そして自分自身のことをもそう感じれるような
読みながらに電車の中でもどこであろうとも顔がほころんでしまう
深い深い着地するようなため息が出る

そしてあーだよね よかった
こんな公に売られてる人気のある作家さんの本の中でわたしと同じ感覚の人間が描かれてる
わたし地球にいても大丈夫だよね
っていう安心感 笑

今 これから一緒に居たいと思う人
なにかを共にはじめたいと思う人はどういう人かという点において

なにをしている人か
どんなことができる人か
どんな姿形の人か

というのは大した問題ではなく

世界をどうみているか
どういう世界がみえているか
世界に対して自分がどう在ろうとしているか どう関係しようとしているか
(世界というのは 日本、アメリカ、ドイツ、イギリス…っていう全世界とかって意味じゃなくて
自分をとりまく全てのもの、自分が向かい合っているもの って意味ね)

そしてなにをうつくしいと思うか

そこに共感でき
共に向かうこと、共に暮らすこと、生きることに対しての
〝内的動機〟が同じ人
そこに尽きると思う

それが明確になったら
吉本ばななの本の住人に対して抱く感覚を抱ける人間が現実世界にも居たことに気付いたのは先月のできごと

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