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ラブレター(重)

 うらたぬきさん、歌い手で、浦島坂田船のリーダーで、今日14周年を迎えた人。そして大事な大事な私の推し。
 家族、恋人、親友、その他私に関わる身近な存在はたくさんあって、そのどれもに当てはまらない“推し”でありながら、そのどれよりも力を持つうらたさんという存在は、異質だと思う。
 出会ったきっかけなんて本当に小さなことで、たまたまとある作品を好きになって、たまたまその作品に好きなキャラクターがいて、たまたまそのキャラクターの声を真似ていたのがうらたさんだった。
 そんなたまたまの積み重ね、うらたさんの言葉を借りれば“運命”で、私の人生が大きく変わった。


 何も頑張れなかった私が、毎日あなたの絵を描けた。自分に努力する力があること、絵を描くことが私の頑張りたいことで、大切にすべきものなのだと教えてくれたのはうらたさんだった。

 家から出ることが嫌いだった私が、人が嫌いだった私が、うらたさんに会うために全国各地を旅するようになった。たくさんの美味しいものも、親切であたたかな人たちも、うらたさんがいなかったら一生知らずに終わっていた。

 独りが好きだった私が、ずっと一緒にいたいと思える仲間に出逢えた。カメラロールにあるたくさんの写真は、ふと思い出して微笑んでしまうような大切な記憶は、うらたさんがいなかったら存在しなかった。

 自分の人生なんてどうでもよかったのに、そんな気持ちはとうの昔になくなって、夢を追いかけているうらたさんのように、私にも叶えたい夢が出来た。

 ずっと死にたかったのに、生きていたいと強く思うようになったのは、うらたさんが一緒に生きていきましょうと言ってくれたからだ。うらたさんが歩んでいく未来を私も見ていたい。

 生きることが楽しい、そう自分に言い聞かせているわけでもなく、純粋にそんな気持ちを抱ける人生が訪れるなんて、うらたさんを知った頃の私は思いもしなかっただろう。
 

 過去の自分は他人、これは私が好きな言葉だけれど、本当に過去の私は私でないように感じることがある。
 努力ができて、ずっと上を目指していて、自分を磨くことを怠らなくて、仲間や家族を大事にできて、自分の意見をはっきりと言うことができて、日々を懸命に生きるうらたさんだから、私の人生をこんなにも変えることが出来た。

 私はうらたさんでは無いから、活動をしていて抱く気持ちの全ては分からないけど、全てがプラスの感情では無いことは分かる。だってうらたさんも人間だから。
 つらいことがあっても、もう辞めたいと思うようなことがあっても、泣きたくなるようなことがあっても、それでも“うらたぬき”として活動していてくれて、声を聞かせてくれて、ありがとう。
 14年という時間は決して短いものでは無い。10代だったあなたが30代になるまで、その長い時間は間違いなく人生のいちばん輝ける時間で、大切な時間だった。そんな時をこの活動に捧げてくれて、私たち見えるところで輝いていてくれて、ありがとう。
 そんなうらたさんの輝きに照らされて、私の人生は明るくなっている。

 うらたさんの一挙手一投足に強く心を動かされて
 うらたさんが笑えば私も嬉しくて
 うらたさんが悲しければ私も泣いて
 うらたさんの活躍に涙を流して喜んで
 自分のこと以上にうらたさんのことを心配して
 毎日うらたさんのことばかり考えて

 うらたさんの人生を見ているおかげで、私もそんな眩くて、愛しくてたまらない人生を生きているんだ。
 これから先もずっと、うらたさんの人生を見守っていきたい。だから、うらたさんが大事にしているこの活動が、浦島坂田船という大きな船が、できる限り長く、永遠に感じられるくらい長く、続いていきますように。幸せな思い出がもっともっと増えていきますように。

 私はただのしがないオタクでしかないけれど、図々しいかもしれないけれど、その道を一緒に歩ませて欲しい。その道がどんな道でも、たどり着く場所が幸せなことは分かっているから。
 生きていてくれて、ありがとう。愛してるよ。


P.S.
こんな支離滅裂文を最後まで読んでくれたあなたに幸福が訪れますように。

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