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明け方にドアを叩かれ起こされて、押し倒されて突っ込まれて、それで最初から最後まで私、笑ってたでしょ。本当は悲しくてっとかじゃないのよ。あの日ね、自分がどう言う生き物か分かったの。

まず私に言葉は要らない。だからこんな営みも受け付けてない。明け方でも夕方でも前でも後ろでも愛撫でも殴打でも、どれでもよくて全部が関係ないのよ。あなた同族でしょ。何やってんのよ。

今は関西にいるわ。なんだかんだまだいるのね。あなたに言ってるのよ。確かにここは私の居場所じゃないけど、私の方が長く住めるわ。あなたは代わりに私の故郷へ移り住み、そこでやっぱり迫害されればいいのよ。

青たん見えてんのよ言葉に。だから触りたくなるの。手触りばかりでやってきたから、感じてること全然、そっちからは見えないかも。それだけはごめんね。もしこれをあなたが読んだら、一個だけ教えて欲しいんだけど、あれって欲求でさえあったのかしら。

もう終わりでしょ。だから始めたんでしょ。湧いてくるといいね。沸いてくるといいね。もう終わろうよ。あまりにかけ離れてるよ。こちらから見ているようで、そちらに閉じこもってるだけじゃ、どこへも行かないよ。また明日。鍵は壊してね。私は誰かと居るから。






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