磁愛と生葬




磁力が上方に頭蓋を割る 愛

胸から忘れていた血が吹き出してくる

腹から太鼓は鳴り響き

私は生きたまま埋葬され

祝いのように弔われる

悲しみでなく喜びがあり

哀しみでなく悦びであり

かなしみでないよろこびがある

終わりから始まりを眺め渡し

ただの形の合わさりに

その無方向性とアトランダムに驚きながら

私は大きく微笑むでしょう

初めてだけどそのように

決まっています













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