見出し画像

境界性トランストラベル 1st1




境界性は生き残ることはできるが記述できない。それは境界性という言葉の表現の質感と破綻が暗示している。境界性とはまず持って境界聖であり、境界に対する耳の傾けと口出しに関する王である。彼ら彼女らは道化の王冠を懐き頂き、境界を越え境界から侵入、浸透、侵襲する。この、道化の王冠はよくよく手入れをしておく方がいい。光り輝くそれが無ければお前はただの餓鬼だからだ。それと魔術はあくまで一般化しておくこと。特殊化された特殊な魔術は遣い魔のものであり大体が低級だ。お前の聖なる王冠は、絶対値を浮動させるために動き続けるお前唯一の原点座標であり場所によって趣も変わる。嫌われないように言わずもがな、肉体の運動性を確保しておけそして忘れないこと。お前が境界を跨ぎ越え、掻い潜りその奥底縦横に侵入するのは、あくまで悪魔の力として新しい新たの魔間マを見出し、思い出すことで創造するためであるということ。

帽子を脱いで王冠を磨きそして被れ餓鬼。それはお前のレアメタルで鋳造される目に見えない。発声と発話は空間の聴取と構成であることを知り、空間に愛されるために空間をまず愛せ。つまり何よりも今に耳を傾け、肌に触れ手を当て、眼差しを注ぐということだ。手足指目の動かしのあらゆるは即時指示であり措定であると知れ。お前の揺れに揺らぎは空間の波。力みは絶対的な絶対を生みその中でお前は奴隷となるということを知り、基本的かつ根本的に動け運動の鬼であれ。岩石溶岩の類は末端と核のみに配置し、他は常に緩ませ柔らかくしておくこと。あらゆる身体活動は打撃の打楽器として再構成できる。魔法の類は自分なりに彫刻してオーダーメイドしろ。それは匙一杯の塩の使い方さえに現れる。鉱物と植物の声を聞けない動物は人間に成れない。最後に起こった奇蹟は共有しろ。さもなければそれは死に失われる。

距離を取るなら煉瓦を割れ。渦中にあるなら泳いで渡って辿り着け。お前自身はお前のカヌーでしかない。上等な樫檜楠。流れと流れの間を渡り通過していくための渦縫うカヌー。他のあらゆるをお前と同一視するな












ae