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一時的な気分に任せて世界と人間に対する愛を言明しておこうと思う この機に及んで世界や人間等と大味で大枠な言葉が自分から出てくる滑稽に身を任せつつ そんなような滑稽の他に何をしようと言うのかと最後には叫んでしまおう

詩なんてものは発露であり構成はない それ自体に文脈は無ければそれが生まれる流れや経緯にも文脈というものは一切合切あり得ない ただそれはそれとして発露し分泌されたということだ むしろそのような生モノ以外の文章を詩として世に出し人の目に晒すもいいがやはり腐臭が漂うものである ああほらそして自分の意識の在り方について気を抜くと今ここでこのようにして物事が腐り出す 時間は無いから先に進もう地図は無い

冬の眠りに春の嵐 何度も言うが冬の私は眠っている 傍目に見れば起きているし活動的ですらある 運動するしトレーニングと言えるような強度の運動も高頻度で行う 一般的な感覚からして生産的であるような日常を過ごすし 日中を覚醒していることを前提として夜中には睡眠している それに感情豊かであるし社交的ですらある私はしかし冬 明らかに眠っている 繰り返すが冬の私は灰や死の世界に生きている 全ての情景はその終わりから逆算される形で受け止められる 何事も終わりを最後として存在していること ばかりが真実であり目前の具体的事実であるかのように感じ考えている 振る舞いとしては完全にはそう受け止められることはない そこに調節や調整 バランス感覚が働いているらしい しかし冬の私は眠り死と灰の世界を生きている 私の真実と事実はそれになる 

冬の眠りと春の嵐 そして何度でも悲しいが 冬の終わりに風が吹いて灰が吹き飛ばされて 暖かな匂いがすると突如として気が付いてしまう 私が眠りながら死と灰の世界を生きていたということに そしてそのことに気が付かず あたかも自分が目覚めて生きていることを前提として過ごしていたことに そして気が付かずに冬を眠って死と灰の夢を見ていたことに春の風に気がつかされることをもう何度も何度も繰り返しているのにそのことをまた忘れていたことを思い出す まるで情動と思考の世界が胡蝶の夢をしているかのようだ 私の場合は蝶が蝶の夢を見ることになりそれぞれは冬と春 死と生 灰と花を象徴している訳であるが いや美しいことには双方変わりない蛾と蝶の見合う夢と夢の世界の話なのかもしれない 私は宙に浮いた合わせ鏡の蝶番

冬の眠りから春の嵐 冬には眠ってしまうこと 春には目覚めること 眠っていたことに目覚めてから気がつくこと その繰り返しをしていることを忘れていたことをまた思い出すこと この重厚あるサイクルの記憶が春の目覚めに一挙に押し寄せ そのことの悲しみ 哀しみが嵐を呼ぶこと 青 激しい碧の気分の中で俺は考える まずはそもそもどうして私は冬に眠るのか 素朴に考えて幾つかの道筋があるだろう ① 自然から切り離された現代的な生活習慣によりホルモンサイクルの調子や強度が乱れており、その脆弱性が冬に発現しやすいから ② 冬眠遺伝子でも持っているか、そうとまで言わなくても究極的には惑星の運行等の自然条件を敏感に察知するタイプであり、よってむしろ自然なサイクルとして冬には代謝が落ちていき、ベースが睡眠状態に近くなる ③ 遺伝的に規定されたナチュラルな生活形態とは異なる、ズレた生活形態を取っており、そのことのストレスに由来する脆弱性が障害としてやはり冬に発現する とかね 蓋然性としては③②①の順番で弱くなっていくような並びとなると思う

冬の眠りの背景 ③ 現代都市に於いて無意識に手に取るような食べ物を食べ物と認識することが少ない 化学的汚染や栄養学的欠損という理由もあるけれど 主にはそういう意味じゃなくてそもそも 鶏や牛そして豚が自分の肉だとは感じていないし感じたことがない というようなことを意味している 逆にこれは自分の肉であるといつも感じるのは羊であり 同じような感覚を炭水化物については豆や芋 油については羊やオリーブそしてココナッツに強く感じる 製法や原料に配慮して高品質なものを摂取しようが 鶏牛豚という肉 米や小麦という炭水化物 菜種や胡麻そして米という油を それぞれ自分の食い物だと身体が感じていると思ったことがない 結論から言えば私の遺伝的パターン 私に発現している遺伝的パターン 私という遺伝的パターンは中央アジアにおいて遊牧民として生きている 生きてきた人々のそれなのだろうと認識している アジア島嶼部の山岳先住民のそれも混ざり込んで活性化しているのだろうと思うことも多々あり このような事柄について私はかなり早くから意識的であったように思う 少なくとも無意識に認知するそのような事柄に行動が左右されていたと思う 最初に渡航した国はポーランドでありシルクロードの端っこであるということを一つの理由として選び 現地ではひたすら羊の肉や乳を摂取していた その後にモンゴルにて数週間を過ごした時にもひたすら羊や馬の肉を食いまくり 油を啜って皮を噛んで滑していたりしていた 唇に触れて舌に溶ける全てが自分にとってむしろナチュラルであることを意識していた 気分としては探検探求と言うより遊びで行ったベトナムやタイでは山岳系の少数民族の人々の住む地域を訪問し まともな土産物はそこでしか買わず それらは今でも私の生活を彩っている そして最後の海外渡航として居住までしたのはイスラエルとパレスチナであり 私はやはりここで羊や豆そしてオリーブを常食としていた チキンやミルクとライス小麦を主軸とした期間には腸内と皮上に問題が散見された そして私は浅黒であり骨格としては華奢であるが骨密度が高く頑強であり目鼻立ちがかなりしっかりしている そして砂漠の人々を思わせるような燃え上がりと乾きが心象に潜んでいる 私のナチュラルは山岳と砂漠であると思う ヒスタミンとドーパミンの代謝に実際に特異性が検出されている

冬の夢の底に ② 所謂HSPと呼ばれる商業ラベルも存在するし該当するが 私は確かに感覚が平均より鋭敏であり社会そして自然の流れというものを これまた平均的な人よりかは強く濃密に感知していると思う このことについては幼少期かなり早くより違和感として察知してはいた 自分は察知しているということを第一に察知しており 具体的に何を察知しているのかには意識を十分に避けないほどにそのメタ的察知に意識が向いていた どうも自分は身の回りの人々が察知していないような事柄を察知しているらしい という内容の違和感が心象世界の不安定な前提基盤のようになってしまってさえいた そのことそのものやそのことに由来する自意識を切除するためにもまた意識的リソースが割かれ よって目前の具体的な行為や活動に十分な集中やエネルギーをすんなりと投下できていない時期 そのことを煩わしいと思いつつそのことにまともに苦しんでいた時期もあったと思う しかしこのような個体の多くは結局は そのような状況の無意味さや虚無 そして結局は自分が何をどう感じているのかとは別にソリッドでクリアなリアルが存在してもいるという事実やその素晴らしさに目が開き 緩やかな納得と満足の下 平均よりも溢れるようにして存在していた心理エネルギーをそれなりに統制構成支配して運用できるようになるものである 今持って私の意識と意識的活動は ある種の社会的基準や感覚からすれば散漫と評価されることもあろうが 今現在の私という価値観や世界観そして具体的感覚と感性からすると 未発達そのものであった当初の水準からすれば非常に満足なものであるしまた 単に一つの現況として納得のいくものであるように感じている ということでさて私は自分の繊細性や察知性能を理解し納得していますということでありますが そのような能力感の帰結として私は目に映らない遠く惑星の運行を肌に触れる要素要因として推測するかしているのか とかく結果として代謝を落とすことが自然であるような惑星配置の期間にはそうしているように思うのです そのような冬に眠ることがナチュラルな種族を描いた作品は意外と散見されます 自分でもそのようなものを書いたことがありました

冬の狂いのストリーム ① かと言って私もまた 現代都市における生活上の狂いの一切を回避しているという訳でもないだろう 早寝早起きというものは出来ている 倫理的に正しいとされることが多いその覚醒睡眠リズムを遵守している という意味ではなく結局は自分に対してナチュラルであることがトライアンドエラーの末に発覚したそのリズムパターンを今現在も緩やかに実践できているということだ そうして今現在の私は22時に眠り6時に起きて22時にまた眠っている 一方で実際に夜型というような人は思ったより多く存在すると思うし 自分も一時的に夜型に傾くことがある 意識的なレベルを深く越えて無意識のレベルで 満月に近づくと夜中の覚醒度がどんどん上がっていき未明まで睡眠が不自然な営みとなる そういう時期には未明になるまで精力的に活動して未明に眠って昼前に起きたりしている そして実際にそうしてみると分かるのであるがその期間はそれでナチュラルであるし無理も負担もないのだ 心と体の明晰さを保つための逸脱として明らかにそれが必要とされているのでそれをしているというメタ認知が無理なく構成され無意識に支持されている ということで眠りそのものについては現代都市に由来する狂い 文明を背景とした無理や不合理をそれなりに回避できているし 食事や運動についても同様であると思う が 殊交流についてはそうでもないなと判断せざる終えない 自分なりの工夫と結果的な回避や必要な追及はしているけれど 狂いを受けて無理を溜め込んだ人々との交流が不可避である中でそのような人々の心象心理に溜め込まれたストレスや緊張 破裂や分裂のためのエネルギーを引き受けたり吸い取ってしまうことが多々ある いやまあそれでそれなりの金銭を対価として受領していたこともあったしあるけど そのようなメタなガッツリストレスの影響をガチガチに受けてしまうことが結構ある というか自分のストレスはそこにしかないような気がする それを晴らすために過度に激しく運動してしまったり または食事において断食様の過少食に傾いてしまうこと そして夜中の覚醒度が月の巡りに関係なく高まったまま維持されてしまうこともあるが やはり究極的な背景や動因としては人間によるストレス 狂いと無理を溜め込んだ人間のその無理と狂いに触れることによるストレスのみが存在していると措定してしまってもいいように思える とかなんて言いつつ私自身が狂いそして無理を孕んでいることもあろうし その場合の狂いと無理の由来は生活上の他の基本的側面 繰り返し食事や睡眠そして運動にあるのでありましょう

冬に眠り春の風に驚いて目覚めそして嵐となることを繰り返していたことを忘れ忘れ忘れ忘れていたことを一挙に思い出すことの限りなく複雑かつ総合的な心象をどのように処理しようと この期間結局は地に付けたまままだ速やかには動かない両足をつと眺めながら思います愛しております 忘れることも思い出すこともその一切全体をまた忘れ思い出すことと失うこと得ること失いながら得つつ全体が緩やかに保たれつつも変異していることの全部を纏めた上で言明します愛しています 私はこことは違う場所からやってきました 思うようには行きませんやっては来ません 多くのことに皆さんと同じようにずれを感じ抱えて生きております そのことに自負や誇りと同時に負い目や何故かスティグマを感じながら多くの場合日常を不完全な満足と納得と共に過ごしております 全てを完全浄化する日も刻も来ないのでしょうが 来ないのであれば作り出そうと四苦八苦しつつ苦しむより楽しんでしまおうと考えながら思い想いそしてやはり生を実践しております 人間とは意識としては分布でしかありません もう少し言って配置 位置付けとそこからの方向性 言い換え役割 その糸で織る物語 の割れ目に宿る詩 をまた重ね合わせたような寓話 を上から眺める神様 を紙に描く私 から発露したこれをつらつらと読むあなた との間に発生として可能性 あなたあなた方は私の世界であり人間で 私はまだまだここにいて今もまたあなたあなたをあなた方を強くか弱く柔らかく 愛してますあいしてますアイしてますアイシテマスと今言います

全訳御中  i site 〼

















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