amehutte




雨降って 色々な感情が湧いてくる されど低空飛行していたい けれど雨降り虹色の感情が湧いてくる その一つ一つを打ち鳴らし撃ち殺してしまいたい バキュン バチュン 事後精算のように繰り出される行動で あの雨に降って湧いた一つ一つの感情を殺めてしまう アンバランスは詰まらない 分かりきったことも陳腐なことも 予定された振り子に惑わされたワルツも 何がしかを期待された通りの演目も 面白いばかりを追求した挙句挙句のしらっちゃけた道化の面も 何もかもは詰まらなくそれでいてデットロック 言葉通りの行き詰まり ここまで来たらやること一つ 大きめの進歩を思わせるような壁画を小さく描いて 自死しろ

嘘だよ部屋を出ろ 全人類に告ぐ部屋を出ろ しかしその前に昼寝しろ 眠ることを許さなければ 自らに緩やかに許さなければ起こることのない 透明度の高い本当の眠り を実演しろ まずはアクト 後アクション それが続いてアクティヴィティ 積み重なればアクティベーション 賦活賦活事後賦活 自然に気持ちいいは後から着いてやって来る だから信じて 私と眠って私私とわたしに私を渡しに来て 象牙色の昼の部屋でしか起こり得ないそれは幸せな眠りがあるから 軽やかに進行するボリューミーな白昼夢の渦中で 沢山の歌を歌って心の温度を少しは下げて 曇りの濁りを忘れたクリアな目をして夕方からの新世界を みんなリアルに散策しようよ

雨降って血流れれば 雨降って時固まれば 雨降り乾いて砂漠になれば つまり全ては入れ物なんだ 中身の一つに騙されてはいけない 今ここ言われたばかりのセンテンスにも この詩をお前は忘れろ 恩寵と出来事だけを憶えていろ 誰しもはそれとしてただ圧倒として流れては消えていく 十年も前の日記に既にわたしは呻くように 個人的な人類遺産として無意味なる情報量ゼロを 個人的な重量に基づいて遺してはいたのさ


あらゆるもののあらゆるを

それぞれにして何にならん

知らねえよ

まずは雨が降るから待ってる

傘は一人数本

これはひとつのイマージュのオマージュ

せめて祈りを












ae