スプリング




荒れもしない 枯れもしない 泉

ただ滔々と ただ滔々と

この静寂と静謐を支えるは

無限のエネルギー

地下鳴るチカナル力鳴る

激烈な運動であることを

蝉は蜻蛉と交錯しながら

互いの羽をぶつけたその時

七日目の夜に知ったのでした

その日に生まれた蜻蛉ももう死んで

土の渦巻きに孵っていますが

びょいんの余韻はみょいんになって

未だに空を漂っています















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