『波動論』脳波におけるガンマ波

■脳波におけるガンマ波

ガンマ波(ガンマは、英: Gamma wave)は脳波のパターンの1つで、知覚や意識に関連付けられている。ガンマ波は神経細胞集団が電気信号を毎秒約 40 回 (40 Hz) の周波数で放出した際に発生するとされているが、大抵は 26 Hz から70 Hz ほどまでとされる。高次認知活動は低い周波数のガンマ波が突然 40 Hz 程まで倍化した際に生じるとする研究もあるが、24 Hz 以上の脳波をガンマ波とする定義もある。覚醒時、及びレム睡眠時に生じる低電位速波新皮質活動 (low voltage fast neocortical activity : LVFA) の際にガンマ波が常に発生しているとされている。ガンマ波を別個の分類とすることなくベータ波の一部とするべきだとする研究者も存在する。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
注意:ガンマ波は注意能力を促進することが立証されています。特に、脳が40Hzの周波数を脳の様々な場所に増加させるとき、脳は効果的かつ調和して機能することが可能になります。
感覚の結合:ガンマ波はすべての感覚を脳内で一つに束ねます。言い換えれば、ガンマ波は脳が嗅覚や視覚や聴覚を同時に処理することを支援します。
集中:高レベルの精神的処理能力と機能を持つ個人は、脳全体に大きなガンマ活性を示す傾向があります。
慈悲:仏教の僧侶と共に行った研究によって、僧たちが慈悲の瞑想状態に入ったとき、ガンマ活性が上昇することが判明しています。
意識:脳全体を通してガンマ波は環境の理解と意識経験を支援します。
瞑想:高位の僧侶は、ガンマ活性の量が増加していると報告されています。それは彼らの瞑想の実践の結果です。
精神的処理能力:精神的処理能力は全般的に、ガンマ波の影響を受けています。
知覚:ガンマ波は、あなたがどのようにリアリティを知覚するかを監督し、あなたがどのように全生命と直接的に結び付けられているかを、40Hzのガンマ波活性の中であなたに気づかせます。
レム睡眠:ガンマ波は、REM、すなわち急速眼球運動睡眠段階において重要な役割を果たしています。
意識の統一性:ある有名な理論はこの脳波が『統一意識』に寄与していることを示唆しています。出典: スザンヌ・リー 『ガンマ波の研究(脳波と意識、パート4)』

ガンマ波について、様々な言及がなされるのだが、興味をそそられるのは、瞑想や明晰夢を見るときに発生する点である。覚醒時にも発生するのだが、共通するのは『内側』へのフォーカスである。

平時の脳波は10Hz前後の脳波を示す。ガンマ波は40Hzと言われており、明らかに高い周波数と言える。注目すべきは、瞑想を開始した後すぐに脳波に変化が現れることである。

ガンマ波の効能としては、幸福感が増す一方で、恐怖や不安が軽減される作用が確認されている。つまり、瞑想などによる『内側』へのフォーカスが、情緒における安定化を促しているように思えるのである。

言い過ぎかもしれないが、このガンマ波状態が、別の新しい世界への『扉』なのではないだろうか。脳内の周波数を高めることによって、同様の高い周波数に共鳴し、未知なる高次の情報にアクセスが可能になるのではないかと自身は考える。


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