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最近聴いているラジオ局

地元のラジオ局

私は千葉県に在住しているので、基本的にラジオと言うと「bayfm」のエリアになる。

bayfmは1989年10月1日に誕生した千葉県としては初の民放FM局で、現在でも関東地区では聴収率の高いFM局となっている。
それまで千葉県内のFM局はNHK千葉放送局のみに限られており、FM局となると東京都の「TOKYO FM」、埼玉県の「NACK5」などに頼らざるを得なかった。
そんな中、バブル絶頂期の1989年に誕生したのがこのbayfmである。

bayfmは当時から「ゾーニングプログラム」を組んでおり、番組毎に流れる音楽が限られていたのだ。今は番組によって固定された音楽を流す番組はあっても、殆どの番組で流す音楽の限定は無くなっている。
そんな中、開局当時から放送されている「POWER ROCK TODAY」(土曜深夜1:00~5:00、DJ:伊藤政則さん)は、時間帯を変えずにヘヴィメタル・ハードロックの音楽を流し続けている番組である。


InterFMとの出会い

しかし、最近はこちらのラジオ局を中心に聴くようになった。

何故、こちらの曲を聴くようになったのか? 理由は以下の通りである。

  • 「The Real Music Station」の名の通り、音楽番組が中心となった。

  • かつてのゾーニングプログラムが復活。

  • 他局がプロパガンダ関係を流す中、唯一流す事が少ないFM局である。

InterFMは1996年4月1日に開局した後発のFM局であるが、当初は日本に在住する外国人を対象にした「外国語放送局」として開局した。
これ以降、愛知県の「Radio-i」(→後にInterFM NAGOYA・Radio NEO)、大阪府の「FM COCOLO」、福岡県の「LOVE FM」と共に「MegaNet」(※1)を組んでいたことがあった。
(※なお、日本で初めての外国語放送局は大阪のFM COCOLOが最初である。)

当時のInterFMは英語を始め、中国語やフィリピンのタガログ語などの放送が中心となり外国語放送局と言う名目上、独自性の高い番組が中心だった。
その影響を受けているからか、現在でも地震情報などは英語で伝える事がある。
InterFMが大きく変わったのは2005年からであるが、ここから番組の本格的なテコ入れが始まる。それまで外国語放送局の特長であった英語などの放送が殆ど無くなり、日本語の放送が増えたのだ。時は経ち2006年にはテレビ東京の孫会社に変わり、2009年にはテレビ東京の子会社になった。
2009年当初のInterFMは、テレビ東京にてピーター・バラカンさんが登場したCMが放映されたぐらいである。

2012年には木下工務店を持つ木下グループの企業傘下に入る(※2)。ここからInterFMは大きく変わり、2015年にはそれまでの周波数76.1MHzに変わり、現行周波数の89.7MHzに移行した。2020年にはジャパンエフエムネットワークが全株式を木下グループから取得し、JFNの特別加盟局となった。

・・・説明はここまでとし、早速理由に移行しよう。


「The Real Music Station」の名の通り、音楽番組が中心となった。

InterFMのキャッチコピーと言えばこれ。


「The Real Music Station」


日本語に直すと「本物の、音楽専門局」である。
このキャッチコピーとなったのは木下グループ傘下であった2013年からであり、それまでは「Tokyo's No.1 Music Station」であった。
その影響を受け現在の番組は音楽番組が中心であり、番組の穴埋めに「HotPicks Playlist」、早朝には「MORNING VIEW」、深夜には「THE GOOD MIXER」など1~3時間延々と音楽を流す番組の構成が増えたのだ。

この他には月~木の朝に「MUSIClock with THE FIRST TIMES」、土曜の午後に「RADIO DISCO」、日曜日の夕方~夜には「Tokyo Moon」「Barakan Beat」などの音楽番組が構成されている。
(「Barakan Beat」は開局当時から放送されている番組で、一旦終了したものの、その後復活して放送を続けている)


かつてのゾーニングプログラムが復活。

今のInterFMに表れている特徴と言えばこちらである。


「ゾーニングプログラム」


実は番組によって流す曲が限られていると言う事。
冒頭でも話したbayfmも、始めの頃はこのゾーニングプログラムが設けられており流す曲が限られていたが、それがこのご時世で復活したのだ。

例えば先ほど紹介した下記4番組についてはそれぞれ流す曲が限られている。

「MUSIClock with THE FIRST TIMES」→J-POP、K-POPを始めとしたPOP系音楽(※3)

「RADIO DISCO」→80's・90'sのディスコ系音楽

「Tokyo Moon」→クラブ系・ジャズ系の音楽

「Barakan Beat」→オールジャンルの音楽(ボーダーフリー)

なお、「HotPicks Playlist」「MORNING VIEW」「THE GOOD MIXER」についてはジャンルの制限が無い。


他局がプロパガンダ関係を流す中、唯一流す事が少ないFM局である。

InterFMの特徴として一番大きいのは、


「プロパガンダ関係」を流す事が少ない。


特にニュースは殆ど流さない(1日3回程度、番組コーナー含めると計7回程度)ため、FM局としてはニュースの放送回数が少ないのだ。
また、「プロパガンダ関係」を流したとしても平日早朝の「Public Service Announcement(Shinagawa info.含む)」や夕方の「MINATO VOICE」ぐらいであり、この番組を除けば鬱陶しい内容の放送は殆ど無いと見て良い。

また、土曜の朝に放送されているゴルフを中心とした情報番組「Green Jacket」でもプロパガンダと戦っている様子が伺える。
(「タケ小山の俺に言わせろ」内)


何故、InterFMにしたのか

現在私はbayfmの聴収を一旦ストップしてInterFMに切り替えているが、これには大きな理由がある。それは、


  • bayfmが時々「予防ナビ」と題してプロパガンダを大々的に宣伝してしまったこと。

  • 一部番組で感染対策をしつこく言っていること。


この2つが決め手となり、bayfmの聴収を一旦ストップする事としたのです。

それに反し、InterFMは多少あってもここまでしつこく取り上げないので、まだ安心して聴いていられると思い、切り替えました。
これ以来、私はどんどんと目覚めが増えたような気がします。


最後に

今回は「最近聴いているラジオ局」を取り上げました。
私自身は関東地方なので多くのFM局がありますが、地方ともなるとFM局に限りがあるので、聴収する局が減るため大変なのではないかと思いますね。
改めて聴けるラジオ局が多くて良かったと思っています。

なお、InterFMについてはradikoのプレミアム会員になるとエリアフリー聴収が可能になるので、興味のある方は是非プレミアム会員になってみては如何でしょうか。


※1:Megalopolis Radio Networkの略。
※2:正確には2012年に「キノシタ・マネージメント」がテレビ東京が保有していた株式90%を譲渡、その後2013年に木下グループの傘下に入った。
※3:「Music Horoscope」のコーナーにて、登場する占星術師が決めたテーマに合わせ海外アーティストの曲を流す事がある。

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