綿フライス肌着をパジャマにする
春に父が亡くなった。買い換えたばかりで父がほんの数回しか着なかった、綿フライス素材の肌着上下、長袖U首シャツと長ズボン3セット。
弟が着るにはサイズが小さすぎるし、処分するのは勿体ない。よーし、わたしが着よう!
そう思って、いいお天気の日に洗濯して物干し台に干したら、狙い通りにふっかふかに乾いた。畳んで収納する時に、手触りが、畳みやすくキレイに立つ姿が、清々しくも何だか妙に愛おしかった。
今夜、お風呂上がりに取り出して着てみた。やさしい綿フライスの手触りに包まれて、ふわふわで、身体が喜んでいるのが分かる。綿フライス素材を着る機会って肌着くらいしかないと思う。
今年の夏は暑すぎて、綿よりも涼しくて乾きやすい某AIRism素材のインナーとワンピースとパーカーをヘビロテしまくっていた。
ここ数日夜は暑さが収まり鈴虫の鳴き声が聞こえるようになってきた。今夜は雨音がひっきりなしに聞こえる。
そんな日に、エアコンで除湿をして若干肌寒いくらいの部屋の中で、この夏洗濯した羽毛布団を掛けてベッドに横になることの心地よさよ。
つまり、綿フライス肌着はパジャマに最高!ということ。たとえ紳士用であってもね。今夜はいい夢を見られそうだ。
ちなみに、わたしは数年前から、肌触りのいいものしか身につけないことに決めている。
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