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【グルコス×アンテ】正義の槍 HARD FC記念にいろいろ語る

※この記事は、UNDERTALEのネタバレ配慮は一切しておりません。Gルートの話もしてます。

早くも「アンダイン推しの音ゲーマー記事」第2弾!
グルコスの 正義の槍 HARDをやっとの思いでフルチェインできたので曲のオタクの音ゲーマーをします。でもちょいちょいアンダインの夢女にもなります。

グルーヴコースターのご紹介

グルコスへのアンテ曲収録は3~4年前の話なので、今さらではあるのでしょうが、一応。

AC版の公式紹介ページによると、「グルーヴコースターは誰でも簡単に音楽にノリながら演奏できる音楽体感アトラクションです!」。通称グルコス。2つの操作デバイス「ブースター」を、1本のレール上に配置された「ターゲット」に従って叩いたり動かしたりする音楽ゲームです。AC版は2022年11月をもって楽曲追加終了となってしまいましたが、オンラインサービスは継続中。また、アプリ版、Switch版、Stram版も絶賛配信中。UNDERTALE楽曲も遊べます(楽曲パックの購入が必要)……が、AC版の追加タイミングの関係か、正義の槍 がプレイできるのは現状AC版とSwitch版のみ! さみしい!!
(ぶっちゃけ新規要素が追加されてるのがSwitch版のみ、とも言えるか……?)

グルコスと言えば何より、全画面で表示され、音ゲーでも随一の没入感に浸れる背景映像! 主にシンプルなシルエットやポリゴンで表現されるのが特徴で、曲ごとに丁寧に作り込まれています。ボカロ曲などのMVや、コラボなどで収録された他ゲーム楽曲の元ネタ再現に対する尋常ならざるこだわりは、元ネタのファンも心が踊ること間違いなし!

そしてもちろん、UNDERTALE楽曲も例外ではございません。本家のプレイを思い出して泣けるレベル。

正義の槍 背景映像で荒ぶる夢女

元ネタ比較動画がこちら。

背景の場面は以下の通り。

  • 戦う前の「ええい めんどくさいっ!!」

  • 闘技場手前のセーブポイント

  • 橋の下から突き上げられる槍(主人公視点)

  • 行き止まりで橋ごと落とされる

  • アンダインから逃げる道中(下の水路に氷が流れているところ)(主人公視点)

  • バトルで槍攻撃を盾で防いでは逃げる×4

  • アンダインから逃げる道中(電光掲示板があるところ)

  • バトルで槍攻撃を盾で防いでは逃げる×4(後半は黄色スライドで黄色の槍の再現)

  • ラボ手前の橋とウォータークーラー(主人公視点)

  • デートイベントのお料理パートからの爆発炎上オチ(主人公視点)

主人公視点多くないですか?

主人公視点はBonetrousleもかなり多いですが、こちらはデートイベントの場面は含まれてません。ただパズルを解きつつ進む道中がデートみたいなものだと言えなくもない。

道中の槍攻撃の再現は本家で言う2回目のみ。1回目の投げられる槍を避けて進む場面の再現はなし。本物のヒーローとの戦い の背景では槍が飛んできてます。収録タイミングの関係でしょうか? 本物のヒーローとの戦い は2018/12/19、正義の槍 は2020/3/4に収録なので、前者にないシーンをふんだんに入れようと張り切ってくれたのかもしれないですね! 助かる!! そもそも前者は大悪党(主人公)との死闘のBGMで、悠長に道中を再現してる場合じゃないですから……。1年と2ヶ月半を経てちゃんと正義の槍のほうも入れてくれて本当にありがとうございます……。思い至った点として、アンダインとデートしてるんだから不殺かつ倒れたアンダインを助けたのが確定してますね? N&PルートとGルートで姿とBGMが変わる唯一のボスとして並べるつもりでのデート再現なのかも。

(2023/05/24追記)
メタトンもGルートで姿とBGMが変わってましたね……。Gルートの壁になるタイプのボスではないですが、BGMの意味合いは大きいと思います。

アンダインの夢女としてはデートの主人公視点はシンプルに嬉しい。逃げる場面の臨場感満点の主人公視点も嬉しいですけどね!!! 推しから圧をかけられたいオタクとしてもな!!! 橋の下から突き上げられる槍を避けつつ迷路のような通路を右往左往し何度も死んだ記憶が鮮やかに蘇るぜ……。

ちなみに 本物のヒーローとの戦い は最初に追加されたアンテ曲の一つで、正義の槍 は最後に追加されたアンテ曲のようです。最初と最後を飾るとか完全に主人公(アンテの主人公はアンダインだと割と本気で思ってる人)

正義の槍 HARD、楽しすぎる

私がグルコスを知ったのは初代アプリ版で、AC版も初期(初代~2あたり)は少々やりこんでました。離れたあとは、たまに好きな曲をのんびり遊ぶエンジョイ勢に。

アンテに縁のない人生だったもので、グルコスでアンテ曲をプレイしたのはポップン経由でのアンテプレイ後。つまり今年が初。3月頭に5周年コンサートのSpear of Justiceがぶっ刺さり限界オタクになって以降、グルコスでプレイする 正義の槍 HARDが、もーーーーー楽しくて楽しくて……!!
一部のグルコス筐体にはリズムのグルーヴをより強く体感できる「グルーヴステージ」が設置されており、ありがたいことに地元にも一台現存しておりました。この曲の勇ましいリズムを手元のブースターでも刻みつつ、足元からも感じる。ただ聴くだけでは味わえない血湧き肉躍る一体感ときたら、長い音ゲーマー人生でも間違いなく上位入り。

文字通り何度プレイしても楽しい!
序盤の「●_●●_●|●_●_●_」を叩くのは未だに心が沸き立つ!
曲中で最も力強く輝かしいトランペット&ティンパニー地帯はかっこよすぎて未だに思わずニヤける!
あとそこのAD-LIB(隠しターゲット)2連打が合いの手として完璧!
そしてどうせやるならもっといいリザルトを出したい!

爆発する感情と欲求に、あまりにもタイミング良く開催された「復刻 UNDERTALEオンライン対戦イベント(開催期間:5/3~5/28)」も重なり、怒涛の勢いで積み重ねられる選曲回数。5/14に同曲プレイ回数100回称号「I♡正義の槍」入手、5/20にHARD譜面のプレイ回数ぴったり100回目でとうとうフルチェインを達成しました!! いやー長い戦いだった。譜面動画で座学しようかとも思ってたんですが、本当に何度プレイしても楽しかったので回数だけでどうにかなってしまいました。

と言うか。AC音ゲーでこんな短期間で同じ曲を100回もプレイするなんて、本当に初めてかも。いくら体力の消耗が少なくて、何度聴いてもテンションが上がる曲だとしても、このペースは事件ですわ……。CSやアプリの音ゲーだったらあるかもしれないけど。

譜面萌え&深読み

BPMは263。グルコスの中でも速い方。スクロール速度に追いつくので必死になっちゃうのでグルコスの速い曲は正直苦手なのですが、正義の槍 は回数で慣れました。拍子は6/8。SIMPLE(最も簡単な譜面)は結構リズム難だと思う。

NORMALにあるスクラッチ(ブースターを動かし続ける)がHARDで消えるのがとても好き。下位譜面にある種類が上位譜面で消える例はあまりない……んじゃないかな……?
代わりにデュアルスライド(ブースターを両方スライドさせる)が登場。それでもほぼ同方向や対角線上方向の直感的に操作できるパターンで、ある程度余裕を持って配置されている親切設計。しかしデュアルホールド(ブースターを両方押し続ける)すら使われてないのがすごいですね。HARDのLv.12でターゲットが5種類しかないのもきっと珍しい……んじゃないかな……? 本領発揮でシンプルな攻撃してくるのアンダインらしくてたまらん。

本物のヒーローとの戦い HARDも改めて確認してみたら、なんと、デュアルスライドだけが使われていない……!!! え、まさか、そこも対比……!?!?!?(深読み)

※曲開始前、選んだ譜面に使われているターゲットの種類が表示されます。

フルチェインに至るまで

デュアルスライドが小節の頭に入ってきます。斜めのが多いんですが、最初はなかなか入らなかった! スライドの取り方を調べてみたら、斜めスライドはちゃんと斜めに入れないとMISSになっちゃうそうです。コツとしては、ブースターの側面についているネジ穴に指を添えてまっすぐ押すといいとのこと。繰り返すうちにコツを掴んで成功率が上がってきたのが嬉しかった。

1600~1900CHAINに当たる部分は斜めスライドこそないもののヒットとスライドの絡みが最も複雑で、FC直前までまったく安定しませんでした。どうしても切る部分に付いてた「癖」には自力で気づいて、左右交互に処理するよう修正。さぁ、あと一息、最後まで落ち着いてプレイできればFCできる。……だけど、その状況が怖かった。今まで繋がってた部分でも切ってしまった。そのとき頭をよぎった言葉。

「勝利することを恐れるな!」

* こんどこそ たっせい できるはずだ。 ケツイが みなぎった。

そんな後付演出をしたくなるくらいには腹が据わりました。「恐れ」を認識した上で振り切って、まぐれじゃなくて確実に自分の実力で繋ぎ切ってFCが達成できたという感覚があった。音ゲーという形で曲に立ち向かうと同時に、曲に応援されたようにも感じた。この曲に惚れ込んだ音ゲーマーとして、この2分間はここ最近で一番素晴らしい時間だった。誇張抜きで!! 素晴らしすぎて帰りの車の中で盛大に思い出しニヤニヤしてました。もしかしたら後ろでアンダインが見守ってくれてたかもしれない(幻覚)

まぁFC程度で勝利だなんておこがましいんですけどね。全譜面S++称号と理論値称号が存在するため。でもイベント期間中にFCしたいと頑張ってたし、これ以降の足がかりとしても自力でのFCは重要ですし。取れるかどうかは別として! でもさ、夢だよな……アンダインと「ズッとも」になるの……(正義の槍 全譜面理論値称号)

ところでもう片方は……

えぇとね……グルコスの 本物のヒーローとの戦い なんですけど……しんどいんですよね……。

何がしんどいって、背景に繰り返し繰り返し不死身のアンダインの姿が映し出されるんですよ。Hard譜面でもLv.9、曲のロングトーンに合わせたホールドが多く、忙しくないので背景に意識が向きやすいんですよ。下位譜面は言わずもがな。

もうね!! この曲を聴きながらだと不死身のアンダインを直視できないんですよ!!! 本家で聴いたときから記憶が薄れてるどころか解像度は上がってるんですよ!!! 上げましたからね!!!!!

守るべき存在をあっさりと殺し尽くされた悲しみ、恐怖、無念、怒りを、真正面から受け止めてみせろ――そんな思いを乗せたBGMと、苛烈ながら「真っ当な」攻撃。アンダインはヒーローだから、その姿勢を主人公含む皆に見せることで希望を示したかったんじゃないか、って。何なら、私が音ゲーでこの曲をプレイすると、主人公を経由せず「Gルートで不死身のアンダインを倒したプレイヤーとしての私」に直接刺さるんですよ。一時期は「音ゲーで連奏するのは罪悪感がなくていいな……」なんて考えてたんですが、まったくもって逆じゃん、になってます。
……まぁ、これは完全に捉え方次第なので、こういうエンターテイメントだとも言う。

おわりに

今開催中のオン対イベントも「復刻」ですし、私は何周も遅れた盛り上がりなのでしょうが、出会ったタイミングが新規コンテンツとも言いますので全力で盛り上がってみました。でもイベントのランキングも上位陣はガチofガチ。50位以内は厳しいかなぁ。

イベントのエピソードとしては、2人でマッチングして2人ともアンテ曲を選んだ場合、3曲目は「これでホントにサヨナラ」で〆るのが定番のようです。この曲もなんぼ聴いてもいいですからね。

それでは、おやすみなさい……

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