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【おしらせ】デス会議ブラックホールアンソロジーに寄稿しました(11月23日グロリアス)

2023年11月23日(木祝)、東京ビッグサイトにて行われる大規模同人イベント「COMIC CITY SPARK 18」内で『カ🏠スマ』オンリーイベント「グロリアス」が開催されます。検索避けもはや意味ないんじゃ?
そこで頒布予定のデス会議ブラックホールアンソロジー「たったひとつの面白い死に方」に小説で参加させていただきました。

アナーニ事件さんをはじめとする主催・副主催の皆さま、寄稿者の皆さまの努力によってついに完成いたしました。厚い本です。裏表紙の英字タイトルがブレイク後二週間公式HPで見られる特殊演出みたいでおしゃれ!
わたしも微力ながらお力添えを。メンバーの豪華さに今も震えが止まりません。たすけてください。

自分の作品が本になるのは実に一年ぶりのこと。でも高校文芸部の部誌とは随分趣の異なるものですので江戸川に緊張走っております。未だにポカしてないか心配です。万が一ポカしてたら……暖かい目でお願いします。できればこっそりマシュマロで教えてください。指摘を主食に生きていますもぐもぐ


寄稿作品タイトル:『マジックアワーは燃えるゴミですか』
(サンプルは上ツイートからどうぞ)

全7ページの小説です。デス会議の2人のみ。

フロイトの用語に「トーデストリープ」というものがあります。日本語で「死への衝動」とも訳されます。複雑な概念ですが、日本語訳から思いつくようなものだと捉えていただいて結構です。

そうしたものはいつまでも胸の中に巣食っているものです。たとえ幸せの渦中にいても、ときとして襲い来ることがあります。
そんなとき隣人はどうするのでしょう。どう寄り添うのでしょう。そういう話を書いたつもりです。

あくまでもふみやの例なので、これがテラや天彦だったらまた違うアプローチかも。案外依央利は面白いことになるかもしれない。筆が追いついたら他の人のも書くかもしれません。でも今は頭の中にしまっておきますね。

コロナ陽性期間に書いていたので書き手の体調不良が若干文章に滲み出ていますが……なにとぞご容赦……
あとサンプルの画質もご容赦……

なおこの作品は後々出すまとめ本にも収録する予定です。ただしアンソロジーの規定により今から一年後以降の収録となります。ご留意のほどなにとぞ。

こちら当アンソロジーの紹介動画になります。
なんと漫画が動きます。小説の一節も動きます。クオリティがいち同人イベント頒布物のそれじゃない。出版社の出すやつレベルでびっくり……。
映像制作は煙滅さん。怒涛の技術力で有名な方でひっくり返りました。お忙しい中ありがとうございます。お話を繋げてくださった主催陣のみなさまにも頭の下がる思いです。


11月15日は『デス会議』のドラマが公開された日だそうです。一気見勢なので「日向ぼっこか〜気持ちよさそうだな〜 ※話題はすごく物騒」と勝手に想像していましたが11月だったんかい。さむそう。しかも河川敷ってことは水辺だし。風邪ひかないうちに帰ってきなさいね。

どうせ死ぬならちょっと面白く死にたい。
このセリフを初めて聴いたとき、ぎょっとしたんです。わたしが日頃考えていることとそっくりで。わかる。すごくわかる。どうせ死ぬならなにかしらのセンセーションを起こしたい。
でもそれを「周りの人に少しでも笑顔をお届けしたい」という気持ちでやろうとするところ、大瀬はどこまでも優しく愛情深いんです。勝てないなあと思います。人間として。

そしてその「死にたい」気持ちを真っ向から否定することなく寄り添ってくれたふみや。死、というのは日常会話には重すぎるテーマで、しばしば家族会議のようなフォーマルチックな段階に話が引き上げられてしまいます。だのに彼は「暇だから」「一緒にいい死に方を考える」。
それは単なる軽薄でしょうか。少なくともわたしは(たぶん大瀬も)、その軽さに救われたのですが。人間、規範的であることが必ずしもいいってわけではないんです。

アンソロジータイトル「たったひとつの面白い死に方」。秀逸ですよねえ。これだけでなにを表しているのかわかる。そして宇宙へ向かうまなざしがある。
あくまでも「暫定一位」でしかなくても、彼らの手のひらにはそれが一つ、既に握られている。もちろん、それはとっても冴えたやり方で。


11月23日(木祝)【東2ホール フ18b】で皆さまのお手元に無事届けられますよう、心からお祈りしています。
スペースにわたしはいませんが、一般参加予定なのでどこかでお会いできるかもしれませんね。それまで皆さまどうか健康にはお気をつけて。では!

暫定一位だな。
暫定一位ですね。

でも行けない。
そこな。

また考えようか。
正解見つけ出せ DEATHサミット……

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