坂口安吾『欲望について――プレヴォとラクロ――』を読んだ。面白かった。安吾がたびたび口にする「家庭」つまり結婚生活を起点に人間の美徳、それに反するものとしての悪徳について、決めつけではなくあくまでもいち意見として(しかし問題を提起する形で)述べているのが好ましかった。

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