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vnos.devを取りました!

「.dev」ドメイン

2019年2月19日からGoogleはGoogle Domainsから、新しい「.dev」ドメインの提供を開始しました。
「.dev」はdeveloper、すなわち開発業者を表します。
「Vのままの社会参画」を技術・システム開発の側面から検証しようとしている(ようはエンジニアが多い)VNOSとしては、これはとても欲しいドメインです。
うん。すごく欲しい。格好いい。理屈じゃなく、魂が欲しいと叫んでいるのです!

先取りプログラム

欲しいとなったら、次はどうやったら取ることが出来るのか調べてみます。
すると、この「.dev」ドメインは、先取りプログラム(Early Access Program)というちょっと珍しい方式で提供されていることがわかりました。
簡単に言えば、早く取ろうとすればするほどお高い!ということです。
具体的にはこんな感じ、、

2月19日から:1万1500ドル
2月20日から:3500ドル
2月21日から:1150ドル
2月22日から:350ドル
2月25日から:125ドル
2月28日から:0ドル

初日に取ろうとするとなんと、160万円以上!という凄まじい金額になります。
逆に2月28日を超えるとゼロ円(厳密には本来のドメイン使用料の年額12ドルのみ。これは先取りした場合も同じ)です。
なぜ僅か数日でこんなに金額差が発生するのか?
これはドメインがインターネット上で唯一の住所・目印となるために、大手企業や有名な組織に取ってはものすごく価値のあるものだからなのですね。
従来は早い者勝ちで、しかもその組織に所属もしてない関係ない人が取ってしまい、企業が後から高額で買い取るみたいな事態が発生しました。

そういう事例が出てくるとどういうことになるかというと、有名な組織や企業、あるいはこれから勢いが出そうなところのドメインをとりあえず勝手に登録して抑えておくという事態が多発したのですね。
一部の者の欲望のために本来使うべき使用者が使えず、そこに交渉やら何やらで本来発生しなくてもいいはずの大きなコストが発生してしまう。
DWUさんでなくても人間は愚かと呟きたくなる事態です。

(おそらく)こうした不毛な事態を避けるために、この先取りプログラムという仕組みが作られたのだと思います。
そして、実際にかなり早い段階からGitHub.devSlack.devは取得、運用されました。

非大手や個人の場合

その多額の投資に見合う効果・成果を上げられる組織は良いのですが、私たちのようなコミュニティや大手でない企業、あるいは個人の場合は前半の高額な取得合戦には無縁です。
しかし、終盤では別の戦いが始まります。すなわち先取り料がゼロ円になった後の早い者勝ち勝負です。
ゼロ円になったところですぐさま申し込みを掛けるというのが、多くの人が考えることだと思います。
元々競合するようなところもないし、先を見越して誰かに取られるほどのものでもない。
しかし、なにせ世界中に対して開かれているものなので、絶対ということはない。。

ということで、我々は28日時点でvnos.devが残っているのを確認し、125ドルの初期費用を払うことを選択し余裕を持って取得することができました。
翌日には無料になるこの金額を、高いと見るか適正と見るかは難しいところですが、もし万が一取れなかったときには、悔しがって悶え苦しんで床をのたうち回る自分の姿が想像できたので、心の安寧の為に先行投資をすることとしました。
そして、投資をしたぶん、キチンと使っていこうという決意や意気込みも生まれてくるというものです。

これが取得後の管理画面です。
地味ですが、vnos.devのドメイン名と右上のa2(えーつー)ちゃんアイコンで確かにドメイン取得できたことを確認できるかと思います。

Googleはこの「.dev」ドメイン発表の際に、こう説明しています。

 .dev が、コミュニティーを作ったり最新技術を学んだり自分のプロジェクトを披露するための新しい場として理想的なドメイン名となることを願っている。

素敵ですよね。取って良かったなって改めて思います。
そしてその理想に沿うようなサイトを作ってゆきたいと思っています。

そして、この記事を書いている間に、もう先取り料ゼロ円期間に突入しています。
もし興味のある方は、ぜひGoogle Domainsで、まずはお目当てのドメインがまだ空いているか確認してみてください。

先日Twitterでは規約改定の話から、個人サイトがまた脚光を浴びるのではないかなんて話もあちこちで出ていました。
様々なSNSとプラットフォームがあるからこそ、それらのポータル的な存在、すなわち独自ドメインを持った個人サイトの重要性が増す日がまたくるかもしれません。
そのときのために、「.dev」に限らず独自ドメインを取って今からあれこれ試してみるのも面白いかもしれません。
Webはまだまだ多くの可能性に満ちています!

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