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【ロック名盤100】#2 The Sun Sessions - Elvis Presley

 今回紹介するのは、エルヴィスのコンピレーションアルバム「The Sun Sessions」だ。1976年3月にリリースされている。#1で紹介した1stアルバム以降、エルヴィスはRCAレコードから作品を発表している。しかしRCAレコード移籍前まで、エルヴィスはサン・レコードで活動していた。このコンピ盤は1954年7月から1955年7月のサン・レコード所属時に録音された音源をまとめたものである。
 ブラック・ミュージックから濃い影響を受け自分のスタイルに昇華しようとする音像からはエルヴィスが後に発表する名作の数々の予兆を感じさせる。トラックリストには後にデビューアルバムに収録される曲もいくつか見られる。

1 That’s All Right (Mama)
2 Blue Moon of Kentucky
3 I Don’t Care if the Sun Don’t Shine
4 Good Rockin’ Tonight
5 Milk Cow Blues Boogie
6 You’re a Heartbreaker
7 I’m Left, You’re Right, She’s Gone
8 Baby Let’s Play House
9 Mystery Train
10 I Forgot to Remember to Forget
11 I’ll Never Let You Go (Little Darlin’)
12 I Love You Because
13 Tryin’ to Get to You
14 Blue Moon
15 Just Because
16 I Love You Because (2nd version)

 エルヴィスの代表曲の一つである「ザッツ・オール・ライト」はハイライトだろう。ほかにも「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」や「ミステリー・トレイン」なんかもいい。1stアルバム、そしてそれ以降の巨大な成功を収めるに相応しい原点がこのアルバムに詰まっていると言っていいだろう。ポップスに革命を起こした魅力が早くもうかがえる内容だ。

↓「ザッツ・オール・ライト」

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