新聞から思う平成
平成元年1月8日の新聞を眺めています。
一面は、御即位された新天皇陛下(今の上皇様)がご公務をされている写真と共に、「平成」元年きょうからの大見出し。併記して、大喪の礼が来月24日に行われることなど。
当時の新聞をみながら、今との違いに気づきます。
社会欄には「娯楽を求めてビデオに殺到」。週末の娯楽テレビ番組が軒並み放送自粛になったので、街の貸しビデオ店の利用者が急増したとの記事です。
もちろん今でもレンタルビデオはあるけど、今ならAmazon prime videoやGYAOなどですぐ好きなのを観られるし。そもそもこの時はビデオテープでしたよね。オンデマンドではないのはもちろん、DVDではない。
突然のように終わった昭和と始まった平成、改元体験戸惑いもの文字が見えます。
JR東日本では切符の券売機の改造を7日の深夜から一斉に行い、8日からほとんどの駅で新表示に切り替わるとのこと。今も券売機はあるけど、SuicaやPASMOなど交通系カードが普及して、切符を買う機会はだいぶ減りました。
求人広告や企業広告をみると、電話番号が変わりました。東京03を例にすると、市外局番・市内局番・加入者番号のうち、市内局番が当時は3桁でした。今は4桁ですね。
そして広告にURLは載ってません。当時にしたら、まだまだ先の話。
全体的にカタカナ英語が少ない気がします。(これはあとで、実際にそうか拾ってみようかな。)
一番個人的に違うのは、当時は宅配で新聞を取ってましたが、今はだいぶ前から取っていません。今日の新聞もコンビニで買ってきました。とはいえ、こうして今の新聞と当時と新聞を並べると、30年の時を経て、可視化されるものがあります。普段ネットでニュース記事を見てますが、こうして観るならまだまだ紙の方がいいなぁと思ってしまうのは、今の子供達にはない感覚なのかもしれないですね。