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ウェブアクセシビリティを理解する #a11y

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ウェブアクセシビリティを理解し、対応を進めていく中で知っておきたい知識を経験談を交えて紹介しています。なお内容はランダムで特に順を追った話ではありません。ウェブアクセシビリティ初…
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自分の思う"マイノリティ"という位置づけは正しいのか_前編

ここ数年で耳にするようになった言葉のひとつに「マイノリティ」があります。単純に自分が多数派あるいは少数派と考えていないでしょうか。 ウェブアクセシビリティを考える上で、今回は「マイノリティ」について見つめなおすことにしました。 手話言語条例制定の全国的な動き2011年に障害者基本法が改正された。このとき、第一章総則 第三条「地域社会における共生等」に次のように記された。 三 全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確

Blind Stationでどこでも白杖歩行体験~「アクセシビリティの祭典」所感_その2

2018年5月17日(木曜日)に行われた「アクセシビリティの祭典」ではセッション以外にも展示ブースが用意されていました。 その中で、ご出展されていた時代工房さんのVRコンテンツによる白杖歩行体験をしてきたので、今日はそのお話を。 目次- 最初に — VR体験したことある? - 限られたスペースで安全に白杖歩行体験 - 汗だくの6分 - 最後に ※時代工房ご担当者様より、Blind Stationは「視覚障害者体験VR」と呼んでおられると教えて頂いたので、一部表記を修正いた

インターフェースとしての音声~「アクセシビリティの祭典」所感_その1

2018年5月17日に神戸で開催された「アクセシビリティの祭典」に参加した感想を自分なりにまとめようと思ったが、セッション内容一覧でもご覧頂ける通り、幅広く、内容も濃く、どこから手を付けたらよいのか正直見当がつかない。 noteも当面、その話が続きそうな気がする。終わったと思ったら反芻してまた書きそうだ。興味のない方ごめんなさい。 当日の模様は協賛企業でもあるサイバーエージェントさんの動画サービス"FLESH!"で見られる。 FLESH!に関してはセッション内のトークバト

"持つ方"と"ある方"

目次- はじめに - 気にし続けている「障害を持つ方(かた)」という表現 -「持つ」から「ある」となった根拠はどこか -さいごに はじめに今日は神戸で、年に一度の「アクセシビリティの祭典」が開催される。 アクセシビリティの祭典は2015年から始まったもので、Webを含めたデジタルアクセシビリティ技術の紹介が1日中されるというアクセシビリティに関わるものにとっては見逃せないイベントだ‥と言いつつ、これまで行く機会がなく今回初参加だったりする。楽しみ。 さてプログラムを見て

「アクセシビリティの祭典2018」が、5月17日木曜日に神戸市ポートアイランドのジーベックホールにて開催されます。公式ページは http://accfes.com/ すべてのセッションをアプリ「UDトーク」を使って音声認識と自動翻訳のリアルタイム字幕提供。参加費無料。