【SmartHR×ミツエーリンクス】アクセシビリティスペシャリストのキャリアってどんな感じ?文字起こしレポート No.4

SmartHRでアクセシビリティテスターをしているparuruです。
前回に引き続き【SmartHR×ミツエーリンクス】アクセシビリティスペシャリストのキャリアってどんな感じ?というイベントの文字起こしレポートをしていきたいと思います。
No.3まではこちらからご覧ください。

それでは文字起こしレポートスタートです!
今回の内容は53:40〜です。


教育研修をどのようにやっているのか

masuP9:トークテーマ的には教育研修の話もあると思ってて、正直このセッションでSmartHR側が話せることは何もなくて、maihaさんはよく分かってくれてると思いますけど。入って課題を渡して、このプロジェクト興味あります?ありません?みたいな感じで話して、後はフリーでどうぞっていう非常にですね、アンフレンドリーな。まだね、ちょっとスタートアップみのある感じのことをやっていて。大変申し訳ないけど、まだそういう教育ができてなくて。なので、自律駆動で動いていける、やったことがある人って感じの募集要項になってたんですけども。チェックのが、この基本知識があった上でチェックができるようになるまでは、どういうプロセスというか、例えばトレーニングがあるのか座学があるのとかをmomdo_さんによる鬼チェックが入るのか、チェック結果のチェックみたいな。どういう感じでチェック、一人前のチェックできる人になるんですか?

kiyochika:そうですね。もちろんその入ってきた人のレベルにもよってくるのでっていうところがあるので、どこかに置いて話をした方がいいと思うんですけど。momdo_さんの例で話をすると一ついいのかなとは思ったし、もちろん。momdo_さんはおかしい。HTMLの知識はおかしい。ほかの人と比べると、でもその他のことを先ほど話した通り全然別の職種だったのでやってたわけではないので、これだけHTML業界で著名な方でも、うちで業界OJTをやりましたよっていうのがあって

momdo_:そんな業界が

kiyochika:なんでmomdo_さんから多分どんなことをあの先輩に教えてもらったって聞くと面白いかもしれない

momdo_:そうですね。
座学で云々やるっていうのもちょこちょこやりましたけども。もっぱらやっぱりOJTで、なんでしょう。課題を与えられてチェックしてみます

masuP9:やっぱり実際のWebサイトなりを1回チェックしてみて、そのチェック結果を

momdo_:そうですね。公表してもらうと、これはこの達成基準で、こうじゃないよねとか。こっちの達成基準だよねとか

masuP9:なんかドキドキしますね

momdo_:やっぱりお客さんにこう説明する立場なので、技術、WCAGって技術に基づいて、これ合ってる合ってないっていう風にやっていかざるを得ない、やっていく必要があるので。そういう意味ではSmartHRさんみたいにプロダクトを全体的に改善していくっていうのとはちょっと違うかもしれないかなって思いますね

masuP9:そうですね。そこをすごく今感じて、我々はやっぱりある意味WCAGとか手段なんですよね。それらのガイドラインを用いて開発されたものが結局、お客さんが使えるとかアクセシブルなものになっているみたいなことがね。品質の高いものを作って、品質の高いものをいっぱいお客さんに使ってもらうことがやっぱりゴールなので。なんかあんまり、その試験はもちろん、とかチェックはしつつも、その試験結果だったりとかの制度というかに関しては、ある意味頓着がそんなにないというか。
逆にというかミツエーさんで言うとある意味、試験結果を納品してるわけですからそこの正確性はやっぱり、担保しないといけないとこですもんね

momdo_:そうですね。難しいんですよね。どういう風に難しいかっていうと、なんでしょう。機械的にテストするんだったらtrue or falseって言って失敗か成功かみたいなふうになると思うんですけども、WCAGってあれ別に機械的に何かできる。機械的にできるものもあるんですけども

masuP9:一応テスタブルとね、言ってるわけですから

momdo_:機械的にできるものもあれば、人の目でチェックするっていうのも当然あるわけなんですけど、やっぱりその人の目でチェックするとなると、どうしてもぶれが出てきちゃうんですよね。それをこう何でしょう、平準化するってなかなか難しいところが結構ある

アクセシビリティスペシャリストに必要な資格とは?

masuP9:ちょっと質問1個、関連しそうなものがあって。何かアクセシビリティスペシャリスト的に取っていたほうが、取得を推奨する資格等ありますかっていう質問があって。あんまりこの業界ね資格めいたものはないんですけど、一つあるのがアメリカのTrusted Testerっていう、あれ何です、一応認証資格ですかね。ちょっとだけ説明すると、アメリカにあるアメリカ人、障害を持つアメリカ人法というものを定められていて公共機関がシステムを調達するときにVPATって言われるアクセシビリティとかそういう品質を自分で評価したものを添付してね、しないと調達、入札できない。ざっくり言うとそんな感じ。それの試験をやるには、何かその一定のスキルレベルがある人が試験しなきゃ駄目的なやつですよね。合ってます

kiyochika:ざっくり言うと

masuP9:細かいところ間違ってたら申し訳ないんですけど、ざっくり言うとそんな感じの、あの資格があるんですけど。例えばそれを、あれは一定以上の品質をね担保するものでもあるかな。ツールがね。決められてたりするかあれですけど。なんかあれを取るのを推奨したりとか、逆に言うと何か決まったスキルセット、なんかこう、WCAGとか。あと何、それしかないか。何かそういう、こういうスキルを伸ばしていってねみたいな。
でも目標設定するときみたいな、ありますか?

momdo_:どうでしょうね。やっぱりその、今言われたTrusted Testerを取るとミツエーリンクスがやってるその検証業務をやれるかっていうと何か必ずしも、やりきってないと思ってて、なんでかっていうとそのTrusted Testerっていう制度は誰がやっても一定程度できる。要するにある意味、JIS試験に似ているようなところがあって

kiyochika:元のね

momdo_:それはそれとして、あるんですけど、あくまでミツエーリンクスとしてはこの達成基準っていうところに立脚してやっていくっていうのはまたちょっと違うところがあると思うんで。そのTrusted Testerを取って、ある程度アクセシビリティの知識を身に付けるってことはできるとは思うんですけども。じゃあその延長にミツエーリンクスのやってるアクセシビリティエンジニアがあるのかっていうと、そうとは言い切れないかなってありますね

一人前のアクセシビリティエンジニアとは?

masuP9:ちょっと例えばmomdo_さんが。例えばkiyochikaさんからmomdo_さんを見たときに、もう一人前のエンジニアだね。もう客先に行けるよっていう、判断するタイミングとかはあったと思うんですね。それはどういう、判断はkiyochikaさんがされたんじゃないかもしれないんですけど。最初はチェックがそんなにできない方が入ってきて、この人のチェック結果を納品してもいいよっていう何かその判断、どういう風にされるんですか

kiyochika:一つはさっき出てこなかったところなんですけど。まずは問題点を見逃さないようになるというのが重要で。結局数が、答えが分からないものをやっているので、問題が0なのか100なのかもっとあるのかがわからない以上、どこまでやったら終わりっていうのがわかんないんですね。これ辛くて、辛いんですけど。とはいえ、何かここに問題があったのに見逃してしまった。もちろん人なんで、あるんですけど。それをとにかく少なくしていかなければ、一定の割合でそれを減らしていかなければいけないっていう所があるので。要は、先輩のさっき言った、そのOJTの中でチェック結果と照らし合わせるみたいなことっていうことをやっていくんですけど。それがやはりある程度近づいていかなきゃいけない。
これ見逃しちゃうんだっていうのがある限りは、やっぱり外せないってことになってくるので。ダブルチェック続けなきゃいけないよねっていう形になるんですね。
これが一つですね。もう一つは先程ちょっとmomdo_さんが言ってたんですけど、お客さんが読んで分かるものを書けるようになるか

masuP9:それはもう納品物の品質であるというアクセシビリティのスキルとはちょっと違うところで

kiyochika:違うところかなとは思っていて。やっぱり最初どうしてもう、逆にこちら側がアクセシビリティわかるようになってくるとできるようになってくるので、どんどんお客さんとの差が開いてくる。
なのでかなりわかりやすく書きましたのつもりでも全く通じませんみたいなことは多々あって

kiyochika:特にやっぱりOJTやってる人達、学んでいこうとしてる人達は一生懸命自分を学んできてるのでよりアクセシビリティ用の言葉で書いてしまう

kiyochika:もしくはmomdo_さんであればHTMLの専門用語に近いところを使って書いてしまう

kiyochika:分からない

masuP9:すごい想像できます

kiyochika:とても素敵な説明であり、私はわかるけどこれを渡す人はわからない

kiyochika:向こうもその方向に近づいていかなければいけない。
そこでもちろん、全く先輩と同じものになることはない。こういうものなのでそこは違っていていいんですけどレベル感がそこに近づく

masuP9:ありがとうございます


今回は教育研修や資格などについてのトークでした。
次回は2社の違いや登壇者のこれからについての話を公開する予定です。
お楽しみに〜!

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