AtCoder ABC323 D問題 解説補足

問題

https://atcoder.jp/contests/abc323/tasks/abc323_d

スライムの結合
サイズの種類が N 個あるスライムにおいて、
サイズ $${S_i}$$ の スライムが $${C_i}$$ 匹いる。

同じサイズ同士のスライムが結合できる時、最小で何匹のスライムにすることができるか?
(ただし結合後は、サイズが 2 倍になる。)

解説

  1. 結合できるスライム同士タイプ分けする

  2. スライムを全て最小サイズまで分解する
    > サイズが4のスライム 1 匹は、サイズが1のスライム 4 匹が結合したスライムと考える

  3. 最小サイズまで分解したスライムを再結合していく

1. 結合できるスライム同士をタイプ分けする

公式解説にもあるように、サイズ S のスライムのタイプを Sの約数である最大の奇数 として定める。

この時、タイプ d のスライムのサイズは d, 2d, 4d,…,$${2^kd}$$,.. である

2. スライムを最小サイズまで分解する

サイズ $${2^kd}$$ のスライムを一旦サイズ d のスライムに分解して、その総数を求める。

ex サイズ 4d のスライム1匹は、サイズ d のスライム4匹へと分解できる。

サイズ 4d のスライムを サイズ d まで分解

サイズ $${2^kd}$$ のスライムの数が $${A_k}$$匹とすると、
タイプ d に属するスライムの総数 c は、以下の等式で求まる。

$$
\text{c} = A_0 + 2A_1 + 4A_2 + 8A_3 + ...
$$

3. スライムの再結合

サイズ d 同士のスライムを結合すると、サイズ 2d に桁上りする。

上記のように考えていくと、サイズ 2d 同士のスライムを結合すると、サイズ 4d に桁上りしていくので、
結局最終的なスライムの数は、2で求めた c の値を2進数で表現して、ビットの値が1の数を数えれば良い。

左 7匹のスライムが3匹へ、右 9匹のスライムが2匹へ
// 整数cのビットの値が1である数をカウントする
while c > 0 {
    if c & 1 == 1 {
        // 
        cnt += 1;
    }
    c >>= 1;
}


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