雑記26・24/1番外編(事故、喫茶、ライブ、その後)

雑記25にて、2024年1月のことを振り返っていたら、つい1/29の記録が長文になってしまったので、別記事として投稿します。内容の関連として、2/1分までも一緒に載せました。雑記25と内容丸かぶりの箇所もありますが……。


1/29 月

仕事は午前だけにしてもらいお昼で上がり。まだ太陽が高い時間に1人で帰られる幸せ。

今日は、崎山蒼志さんと柴田聡子さんのツーマンライブに行くのです!ずっと観たかったお二人。お二人ともここ最近は音楽の方向性が変わってきつつあったけど、今回は両者弾き語りライブとのことで、100%その人自身がその場で作る音楽を聴けるんや!行かなくては!運命のライブだ!と思い、仕事のお休みもらってまで行くことにした。

田舎なので少しでも終電の時間に余裕を持てるように、自宅からの最寄駅ではなく、大きめの駅まで初めて車で向かった。これからも利用することはあるだろうし練習だ!と思って駅近の立体駐車場を初めて利用したら、こんなところで初めての接触事故。螺旋状の立体駐車場。私は上り、相手は下り。反対車線の相手が内回り気味で来て、あれっと思った私はスピードを緩め、一時停止っぽくしたところで、相手の車が私の車の右前にガスっ、ガリっ、と。降りようとしたら、運転席ドアほっそくしか開きませんし!笑っちゃう。まぁでも人間が無事で何より……。相手は奇遇にも保険会社の代理店にお勤めの方で、「私その道の専門家なんで……」と冷静に対処してくださったのはありがたかったけど、怪我のない物損事故なら保険会社に連絡して警察は呼ばない方向で……、と言われ。私もこんな事故初めてでどうすべきかわからなかったし(お恥ずかしい、情けない)、シンプル電車の時間も迫っててこのあとのライブも行きたかったし、普通に鵜呑みにしてしまい、お互いの連絡先など交換してその場では解散してしまったのですが……。

無事ライブ会場へ向かう電車に乗ってからスマホで色々調べてたら、どんな些細な事故でも警察には連絡しないといけないと知り……、さっきの保険会社勤めの相手方に怒りと疑問が湧いてきた……。とはいえ、事故現場からもボコボコの車からも着々と遠ざかっている今、これからとびきりのお楽しみに向かおうとしている今、現実問題どうすることもできないし、今は一旦忘れて、お楽しみに専念しよう!と決めました。

渋谷に降り立つ。乗り換えくらいはしたことあったろうけど、ちゃんと降り立ったのは初めて。どこでもグーグルマップがあればどうにでもなるもんだと思っていたけど、これほどの大都会と田舎者の私が交わると、全然歯が立たず。方角も道も目印も何もわからない。みんな何を見てそんなにスタスタ歩いているのか。学校の勉強より、渋谷を歩く方がずっと脳みそも技術も必要なのでは?!建物が「道」として機能していたり、2次元のみでは済まず「高さ」も複雑に入り組んでいたり、大変ハイレベル……、大都会はただ生活するだけで脳トレであり冒険だ……。

本当は、開演前時間が空いたら時間潰しと腹ごしらえに行きたいと思っていた喫茶店があったのだけど、そんな余裕はなさそうだったので今回は泣く泣く諦め、とりあえずまずはライブ会場まで向かい、それから会場近くの適当な喫茶店に入った。前日グーグルマップで時間潰し喫茶店を探している時にも何箇所か見た店名。この辺には多いチェーン店なんだろう、と軽い気持ちで入ったら、コーヒー1杯が900円とか1000円とかする「絶妙高級チェーン店」だった。思わぬ出費の予感に、少しでもお安く……、と思ってしまったケチな私は、一番定番っぽい900円のコーヒーと、腹ごしらえにオムライスを注文。後から思えば、もっと気合の入ったイチオシコーヒーも1000円でそんなに大差ないのだから、どうせここまできたのなら1000円のランクアップコーヒーを注文しても良かったのかもしれない。高級チェーン店風だから、食事やコーヒー出てくるのも時間かかったりするかな……、まさかここが原因でライブ遅刻したりする!?と不安になったりもしたが、案外短時間で出てきた。この早さはチェーン店クオリティ。不思議な感覚。そして高かったけどやっぱりコーヒーも美味しい。過ぎたことは仕方がないし、美味しくいただいて結果オーライとする。ちょっとした腹ごしらえで2000円。だれかと会話を楽しむでもなく、読書なり空間を楽しむでもなく、ただ短時間でそそくさと1人で腹ごしらえをしたのに対しこの額は、結構お金をかけたぞ……、と後悔の念もありつつ、まあ(多分)初・渋谷旅の痛い思い出として、笑い話にしよう。

その後、ライブ会場へ。これもちょっとわかりにくかったけど、無事発見し時間も間に合いました。物販で、前から欲しかった柴田聡子さんの詩集「さばーく」を発見!送料も勿体無いケチ人間の私は今まで通販で何度もにらめっこをしながらその度我慢我慢を繰り返してきたので、満を持してこの度購入。同じテーブルに並ぶライブDVDも正直気になる。以前友人に見せてもらったけど、本当に痺れた。また柴田さんのライブを見にくることがあれば、次回はライブDVDを1枚買おう。

ライブ本編。先攻柴田さん、後攻崎山さん。どちらも最高。

柴田さんでは第一声からボロボロ泣いた。照明がメガネに反射して、ロボットみたいな無機質さで青い目が光っていてかっこいい。スモークと淡い光とが相まって、天国から舞い降りたような優しい歌声がものすごい浸透圧で私の心に沁みてくる。本日、メガネミュージシャン・崎山さんとのツーマンとして、気合を入れておニューのメガネでライブに臨まれたとのこと。が、うまくフィットせず、曲を重ねるごとにみるみる落ちやすくなっているとの伏線MCが度々。柴田さんパート後半戦、「ぼちぼち銀河」にて、はっと我に帰った時にはメガネが見たことない低い位置にある!!その後もアハ体験のようなぬるぬるとしたスピードで、メガネは重力に負け下へ下へ、もう鼻の下、口元まで到達している。一方柴田さん自身はそんなメガネにも負けず、演奏を中断しようとかメガネをあげようとかいう素振りも一切なく、至って真剣に歌い続けている。もうさすがに笑いを堪えられず、視線を前のお客さんの背中に落としながらも我慢できずに肩を振るわせて耳で歌を聴きました。笑っちゃうからミュージシャンを直視できないなんて初めてですよ。無事歌いきり、会場からは拍手。今日のところは一旦、おニューメガネさん引退。その後は珍しく(?)裸眼での柴田さんライブ。初めてちゃんと見た柴田さんのライブでこんな貴重な場面に立ち会えてラッキー。ラストの曲は「旅行」。能登半島旅行の思い出の歌だと聞いたことがある。どんなお考えがあってのこのセトリなのかはわからないけど、ちょっと嬉しかったです。

崎山さんは、もう、かっこいい!実を言えば、メジャーデビューして音の感じが変わって以来私はあんまり崎山さんを追わなくなってしまっていて、かつては人生で必ず一度は聴きに行きたい人だったのに、いつからか、もういいかな、って思っちゃってたんですが……。今回の弾き語り、行って本当に大正解だった!私がずっと見たかった崎山さんを観られました。緑のアコギ1本、100%崎山さんだけから作り出される生の音楽。予測不能な構成、猛烈な速さで完璧すぎるストローク、このグルーヴ感。踊らずにはいられない!アコギ1本弾き語りという至ってシンプルな構造でありながら、めっちゃかっこいい!!めっちゃ楽しい!!って素直に思えたライブでした。また弾き語りライブの機会があったらぜひぜひ行きたい……、きっと毎回、全く別の、新しいライブが観られるはず。これぞライブ。アンコールでは、引き続き崎山さんの登場。最後だけ、弾き語りスタイルではありながらも選曲はダンスナンバー、そしてボコーダー。私みたいに、インディー時代のシンプルなアコギ1本勝負スタイルが好きな人は他にも一定数いるのかもしれないけど(いないかもしれないけど)、最後の最後で、これも今の崎山蒼志なんですって、ちゃんと意思表明して力強く教えてくれたようだった。ミュージシャンの音楽性とリスナーの好みが時間の経過によって近づいたり離れたりすることは仕方のないことだと思うし、だからこそここ最近の崎山さんを個人的には開き直って追ってなかったのだけど、今回のライブのための予習として最近の音源も聴いてみたら、これはこれで良いのかも、かっこいいかもと思えてきたし、1周回って、最近の崎山さんもフラットな気持ちで聞いてみようと思いました。

終演後、偶然ライブを観に来られていた金井球さんをお見かけし、ついお声をかけてしまいました……。忙しそうだったかも、そうじゃなくても嫌だったかもしれない、すいません……。それなのに、「最高でしたね!☺️👍」って、ほわほわ壊れちゃいそうなとびきりの笑顔で力強く返してくださった金井さん、ありがとうございました……。実物の金井さんめちゃくちゃかわいくて、地味に、何よりも心から離れないでいる……。ずっと忘れられない……。

帰りの電車に乗りながら、今度はお楽しみからあの現実に近づいていってるんだと。少しずつ心の準備を整える。ところで柴田さんの「24秒」って、めちゃくちゃ今日の私の曲じゃないですか?別にシチュエーションは全然違うはずなんだけどさ、でも今日の私の曲ですよね。


止まれよ ああ止まれよ
これ以上前に運ばないで
車だってそうしたくってしてはいないって
頭でわかってたって
でもすでにある楽しみは突然の悲しみを
またいで飛んで 肩をなでて
「そこを右に」勝手に指を指す

ただ時計の針を泣いて見つめるだけじゃ
止まらないよ時は ただ去っていくだけ
知って知って知ってばかりなんて
あまりにも遠いとこのおなはし

祭りだ でっかい祭りだ 待ちに待っていた今日だ
心よいいよ 失くしていいよ
元気も勇気もやる気もなにもかも
願いはそこらじゅうで
祈りはもう十分足りてる
世界はきっと泣いてくれてるはず
私が家に帰って突っ伏すまで

「ぼちぼち銀河」柴田聡子



そんなことを考えながら、無事、車を停めた駅に到着。ただいま現実。連絡は早い方が良い(すでに十分遅い)、また日を改めてここまで車でくるのも手間がかかるし、今警察に連絡して現場確認するならしてもらった方がいいや、と思い、ど深夜真っ最中にも関わらず駅の交番へ。パトロール中とのことで警官さんは不在、玄関口の電話で最寄りの警察署へ直通。事情説明。相手方も一緒じゃないといけないとのことで、結局日を改めてまた現場or署へ向かうことに。結局今日のところは一旦帰ってまた出直して来なきゃということですね。そして、それ以上に、相手に一緒に来てもらうよう連絡しなくちゃいけないのか……。「警察は呼ばない方向で……」のセリフが脳内でリピート再生。明日連絡するの、気が重い。私の判断で勝手に連絡し、しかもあなたまで巻き込んでしまってすいません。でも、私間違ってないですよね?そもそもあなたがぶつかってきたしあなたの対応が正しくなかったはずなのになんで私がごめんなさいモードになってる?色々モヤモヤしながらもボコボコ愛車ちゃんでど深夜ドライブ、無事帰宅。流石に疲れた。

1/30 火

昨日のライブからの帰宅が何時になるかわからないし、いつも通り朝起きて出勤はしんどいな〜、くらいの保険の気持ちで元々午前休みもらってたんですが、結局それどころじゃなくなり。することがあるのであんまりゆっくり寝ていられず。

午前中、ちょうど相手方から電話があり、ついでに昨夜(というか今日)の警察の件を報告。相手はきっと面倒なことが増えたと思われてるんだろうけど、特に文句は言われず対応していただくことに。

結局現場の確認はなく、署で書類関係・相手方のドラレコの映像・車の損害・事故当時の状況の確認があり、割と短時間で終了。相手方のドラレコの映像はスマホで警官の方が1度確認され、「うーん、まあどちらも動いてるんでお互い様ではありますね(笑)」と。えー、私一時停止できてたかなどうかなと思ってたけど動いてたのか!責任の何対何的なやつ、やばいかなー、とちょっと不安に……。諸々確認が終わり、相手方とは解散。

私はまたボコボコ愛車ちゃんでドライブをし、帰宅。手続きは午前だけでは終わりそうになく、結局午後もお休みをいただくことに。

これも遅くなってしまったけど、保険会社に連絡。修理工場もどこがいいんだか、車好きの知人たちに相談。同じ界隈の知人数名に相談したので、ある意味当然ながら、全員から同じ板金屋さんを紹介された。「信頼」は大変心強いので、そちらの板金屋さんでお願いしようかと。自分のドラレコの映像も確認。映像は暗くて、ちょうど事故があったタイミングが特に、地面のセンターラインやらがうまく視認できない。責任どうなるんだろー、と思いながらも1分程度にトリミング編集して、データを保険会社に提出。

そんなことをぼちぼちしながら、関係なくだらだら過ごしたりしながら、気づけばあっという間に日暮れ。各所との連絡の兼ね合いで修理工場決めの連絡も日暮れどきになってしまい、暗くなってからだと車の損害も確認しづらいとのことで、結局日を改めて明るい時間に板金屋さんに出直すことに。

1/31 水

ボコボコ愛車ちゃんで出勤。仕事後、保険会社と電話連絡。私と相手のドラレコ映像を確認した結果、相手が明らかにセンターラインを超えてきている、私には非はない、との判断で、修理金額は全額相手方の負担ということで決まったとのこと!ありがとうございます!!出費どうこう、保険の等級どうこうの心配もなくなった!ハッピー!!ほんとありがとうございます!!

2/1 木

仕事1時間早帰りもらい、明るいうちに知人たちに紹介いただいた信頼の板金屋さんへ。愛車ちゃんは託し、代車をお借りして帰宅。

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