雑記31・音楽

最近ライブが楽しい気がする。

先月は3、4回ライブに出かけ、今月は数年ぶり・人生2度目のフェスに出かけた。金欠人生からのコロナ禍および職場の外出制限によってなかなかライブに足を運ぶことの少ない人生でしたが、そんな20数年を取り戻すかのように昨年から今年にかけてはライブに出かけている(もちろんもっと通い倒している人もたくさんいらっしゃるでしょうが、これはあくまで私自身の当社比です)。よくライブに出かけるようになって、やっと少しずつライブ慣れしてきた。そうしているうちに、生粋の地蔵スタイルだと思い込んでいた自分が、少しずつ自然と音楽に乗り体が動くようになってきた、そんな変化を感じてきた。

そして今月のフェスで完全に次のフェーズに進んだ。まずフェス1日目で幸せなことに大量のアーティストのステージを見て、1日の間でもかなり自分のライブ慣れレベルがアップした。

明らかな進化を感じたのは2日目。と言ってもきっかけはお酒の力だったのかもしれませんが……。1日目の工藤祐次郎さんが頼んでいたのを真似して、2日目はスタート同時によなよなエールをゲットし、ビール片手にライブを観るといういかにもな満喫スタイルで臨んだ。

2日目一発目・toddle。これが想像以上に楽しかった。空腹だったこともあってか予想より良い調子にアルコールが回って、toddleのギターロック轟音が空間中に鳴っていて、照明があったか眩しくて、最高至福時間だった。そして気がつくと私は、手を挙げ、踊り、ニコニコ笑っていた!

からのからの続いてPOLYSICS!!ここがかなり決定的な分岐点。ポリは数年前にも見たことがあったんですが、あれこんなに楽しかったっけと思うほど最高な気分だった。本物すぎる。カッコよすぎて痺れまくった。そして気がつくと私は、さっきよりもさらに力強く!手を挙げ、踊り、ニッコニコに笑っていた!!そして何より、今までのライブ体験では感じたことのない「衝動」的な何かが、自分の中で暴れ始めているのを感じた!前の方の人たちが爆踊りしてさらにはダイブまでしちゃってるのを見て、前の私ならなんとも思っていなかったはずだけれど、この時はあの人たちがちょっと羨ましくさえ思ってしまった(まだ流石に理性が働いて、やらないですけど)。toddleを最後まで見てから向かったら入場規制があったりもしてポリを見られた時間はちょっと短めだったんですが、いやー全然物足りない。久しぶりにワンマン行きたい!って思った!行くぞ!!

その後も最高のアーティストたちによる最高のステージが続き……。今まででは信じられないナチュラルさをもってしてニコニコで手を挙げる私……。

そして最後、一番大進化を遂げた瞬間。二日間に渡った最高のフェスの大トリ・小山田壮平さん。私はいろんなアーティストが好きで、その時々で熱中してきたアーティストも異なるけど、一貫して私の根幹にある、原点にして頂点な大事なバンドにandymoriを挙げたいと思います。一応活動中ギリギリリアタイで知って熱中していたけれど、ボーカル壮平さんの諸々の騒ぎ、そしてあれよあれよと解散ライブ……、当時学業で忙しかったこと(そして田舎者、そして金欠)もあり、迷う余地すらなく、私はandymoriを生で観ることのできないまま、andymoriは解散しました。観られなかったけど、だからといって再結成して欲しいという気持ちもなく(むしろしないでいてほしい)(したらしたで多分観に行くけど結局)、ただただ「私はandymoriを観ることができないんだなぁ〜」と事実を噛み締めるだけだったのですが……。この日は「小山田壮平(BAND SET)」。今まで壮平さんの弾き語りと、andymori解散後の別バンド・ALのライブは観に行ったことがあったのですが、今思うとバンドセットは初だった、どんな感じなんだろうと……。

まず、贅沢すぎるリハからの、本ステージ初っ端Life Is Party!!そしてからのからの革命!!!ここでフロア大熱狂、みーんな前に前に寄る寄る!!私も例に漏れず前に前に寄る寄る!!そしてみーんな、これが自分の人生なんだと言わんばかりに手を上げて歌い叫んでる。私も例に漏れず、人生のライブ体験でぶっちぎり1位の、全身から溢れ出るこの気持ちと熱で、手を挙げ歌い叫びました。100回1000回10000回叫んだって、伝わらない、届かない想いは、100日1000日10000日たった後で、きっと誰かの心に風を吹かせるんだーーーーー!そして、ショート動画ブームもあり絶対やってくれるだろうな〜と思っていたすごい速さも、案の定!すごい速さで夏は過ぎたが、ベイベー、ラララララララーーーーー!andymoriに壮平さんに支えられ救われた人間たちが今ここに集まってるね、リアルを知らないけれどもしかして私が体験できなかったあの熱狂は幻で終わらずまだここに残ってる!?!?知らずに終わるとばかり思っていた熱狂をこの身で感じて私のそのなかのひとりとなっちゃって、信じられなくて、手を挙げ歌い叫び笑い号泣する情緒忙し屋になってしまいました。(こんな書き方をしたけど、ニュアンス難しいけど、過去のandymoriを神格化してすがってたいわけでもない。これってあの頃の熱狂なのかも……!とも思いつつ、そう信じたいわけでもない。これはあくまで今の小山田壮平(BAND SET)であって、小山田壮平(BAND SET)の熱狂なのであって、あの頃のそれとは全くの別物であってもそれは当然だしある種そうあるべきだしそれが素晴らしいことなのだと思います。)(と言いつつ、こんなに感動しておりつつ、友達に聞いたところ壮平さんのバンドセットはいつもこんな感じ(?)とのことなんで、またこの熱狂にまざれるならどんどん壮平さんバンドセットのライブ行くぞという気持ち。いくらでも行くぞ。)

その後も、最高の曲たちが続き、なんならその後のやついさんDJでもandymori曲たくさん流してくれて、本当に最高時間でした。やついフェス、来年も、というか毎年行きたい!

他のアーティストの皆さんも最高でたくさん感想残したいのですが、今回は一旦割愛させていただいて。ライブに対する私自身の変化を中心に書いてかなりエゴの強い文章になってしまいましたが……。自分、趣味・音楽、ってな感じで長いことやってきましたが、いやーまだまだ全然。もーっと音楽楽しむポテンシャル開花できる、楽しむ能力育てられる、逆に今発揮できてるの全体の何パーセント?シンプルにまだ知らない音楽・良さに気づけてない音楽も世界中に溢れてるしなー。これからの人生も長いことかけて趣味・音楽、やっていこうー。!

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