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学生運動をしようよ

それなりの日々が続いています これって幸せなのかな いいや、考え出したら幸せじゃなくなるので深くは考えませんが、それなりに幸せです たぶん

そんなことを考えながら眠りについた土曜の夜、あっという間に朝が来て、あっという間に日曜日、自分の抱える焦りに引っ張り起こされました

もうすぐ試験だから、レポートをやるなり、勉強をするなり、やらなくちゃいけないことはたくさんある それなのに、ガラクタばっかの勉強机じゃ気が散ってしまって、気づいたらアルバムを見ていた、古い手紙を読み返していた、レコードの針を落としてベッドに沈んでいった

夕方、やっと目を覚まして、気怠さと疲れと鉛が一向に抜けないからだを起こして、冷たいフローリングに裸足をくっつけた ペタッ、と気持ち悪い音がして、気持ち悪い冷たさがわたしの足の裏を舐めた そとの夕暮れはとても綺麗なのに、薄暗い部屋はなんだかわたしを不安にさせる 眠りにとり憑れるのだけはもうかんべん、と思ったけどもっとかんべんしてほしいもの、他にもあるんだった 今日も無機質な壁は冷たくて、知人のインスタは明るくて、私はわたしのままだった 休日を無碍にすることはよくあるけれど、それにしても、虚無と孤独が混ざり合った黒いのに似合う名前を、そろそろ思いつきたい

十九歳になったので、厄介な感情にはバカみたいな名前をつけて、お風呂上がりにはきちんとドライヤーをして、公園では新聞を読みたいと思うの 明日はなにか買おう、何でもいい、1日以上もつものを買おう、と思った 石鹸でも、本でも、お花でも、歯ブラシでも、何でもいいから1日以上もつ消耗品を買おう それなりの毎日を繋げていけますように もう、こたつで寝たりなんかしない あさってくらいには何かに強く 反抗したい

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