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本気で猫カフェで働きたい!と思っている全ての方へ一言「辞めとけ」

最近ツイッターで「猫カフェで猫になって働きたい」という意見をたくさん見てクスッとしたのですが、中には本気で猫カフェでスタッフとして働きたい、という意見もあり今回こちらの記事を書きました。
わたしが実際に猫カフェで働いて、猫好きが絶対に猫カフェで働くべきでない3つの理由をお伝えしたいと思います。

その前に大前提として、わたしは猫カフェ自体にあまりマイナスなイメージは持っていません。
むしろ今までいくつか猫カフェを利用してきて、特に保護猫カフェのように猫と人との橋渡しをしている施設はぜひもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。
猫を飼いたくても飼えない人にとってはかけがえのない癒し空間ですし、存在自体はわたしは是としています。

が、実際に働きたいとなると「ちょっと待って!」と声を大にして言いたい。

猫カフェで働くということは、いついかなる時も猫に囲まれてそれはそれは天国のようでした。
仕事自体はもちろんハードでしたし、結果わたしは辞めてしまったのですが、それでも猫と過ごせた日々はとても楽しかったです。

だからこそまず1つ目に「猫がいなくなった時の寂しさを多く味合わなければならない」ということがあります。
譲渡された子もいれば、もちろん事情があり残念ながら亡くなってしまう子もいました。
これは命と関わる以上避けようのないことなのですが、それでもやっぱり寂しいものは寂しいのです。
わたしが勤めていた猫カフェはどの子も譲渡先を探している子ばかりでした。
ずっとのおうちが見つかればそれは嬉しいことなのですが、お店でアイドルのごとくお客さんやスタッフから愛されていた子が卒業すると、やはり分かってはいてもしんみりとしてしまいます。
猫カフェという形態を理屈では分かっていても、大切に同じ時間を過ごしていたからこそ、卒業というめでたい形でもずっと寂しさはつきまといます。

そして2つ目に「可哀想な猫ちゃんを見なければいけない時間が多くなる」ということです。
具体的には、やはり猫と触れ合う知識の少ないお客様が来られた際に、猫と上手に関われないがために猫にストレスがかかってしまうという現場を目撃してしまうこと。
また「猫を飼えなくなったから引き取ってくれ」という連絡はどうしても途絶えません。
悲しい境遇の猫をたくさん見ていくことになってしまうのですが、猫が好きだからこそそれがとてもつらく感じてしまうのです。

そして3つ目は「猫カフェ勤務でも主に接するのは人」だということ。
猫カフェのキッチンをメインで働くならばそれはあまり感じないかもですが、わたしが知ってる猫カフェでカフェメインの所って少ないです。
そもそもキッチンに主にいるなら猫ちゃんとほぼ関われないので本末転倒な気もしますしね。
話を戻すと猫カフェの主な仕事は基本的に接客です。保護猫カフェならば里親希望者への説明や面談などもあります。
わたしは接客の仕事自体は好きなのですが、それでもやはり猫が好きだからこそ、猫に対する価値観の相違がある人がいると時に苦痛を感じることもありました。

以上がわたしが猫が本当に好きな人に猫カフェで働くことをおすすめしない3つの理由です。
猫好きだからこそ、相容れない立場の人とどうしても遭遇してしまい、モヤモヤとした気持ちを抱えてしまうことになります。

なので猫が好きならば殊更、お客さんとして猫カフェに通っている方が幸せでいられるとわたしは今でも思っています。

本気で猫カフェのスタッフになりたいと考えている方へ、少しでもこちらの記事が参考になればと思います。


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