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1年生前期の授業所感と履修の話

※この記事は新入生向け記事(下部参照)を読んだ方、もしくは在校生向けの記事です。新入生向け記事を読んでない方は先にそちらをお読みください。

履修登録にあたって「どの授業取ればいいかわからない」という疑問はどの大学でもどの学科でもよくある疑問です。当然、このビジネスエコノミクス学科、略してビジエコ(この略称は覚えた方がいいです(というか自然と覚えるかもしれませんが))にもそういう質問が来ました。なので、この記事では自分の取った科目やそれ以外の選択必修科目についての所感(友達の含む)をつらつら書いていこうかなと思います。尚、この記事では先生方の敬称を略します。ご了承ください。


必修と選択必修と一般教養選択科目

ここで理科大にある科目の区分について説明します。必修とは名前の通り必ず履修しなければいけない学科専用の科目です。選択必修とはある科目区分に載ってる科目からすべてではないが、一定数以上の単位数を取らなくてはいけない学科専用の科目です。一般教養選択科目とは学科として習う科目以外で学部に関係なくどの学生も履修できる科目のことです。
「選択必修はどれを選べばよいか」とよく聞かれますが、「なるべくすべてですが、どうしても合わないものは履修しないでおきましょう」というのが答えになります。

2024年度 経営学部 学習簿より

1年の時に大事となる選択科目は上記表でいう「専門基礎」の選択必修科目ということですが、この科目の選択科目を6単位以上取ると、画像下の注意書きよりその余剰分が自由科目としてカウントされます。例えば選択必修で10単位取ったとします。この時専門基礎の選択必修の単位数は6単位、自由科目の単位数は10-6=4単位 増えるということになります。自由科目の単位数を増やせることになり、卒業に一歩近づいたことになります。このため自由科目の単位数を増やす目的で選択必修はなるべくすべて取るべきであると思います。

では、一般教養はどれを取ればいいですか?という話になりますが、これは後に私が履修した科目についての所感を書くのでそれを参考にしてください。それ以外の科目はコメントできるものがあれば、適宜コメントしようと思います。(2022年時点)
所感において単位取得難易度は、易(ほぼ誰でも取れる D率10%未満)、普通(ちょっと気を抜かしてると落単する、どこかでちょっと気合をいれなきゃいけない D率10%以上20%未満)、難(内容が難しいor評価方法に問題があるため本気を出してやらないと余裕で落単する D率20%以上)で評価します。
また、S取得難易度は、易(真面目にやっていればとれる S率25%以上)、普通(頑張ればS狙える、本腰をいれる必要あり S率15%以上25%未満)、難(内容が難しいorシステム上、普通は無理 S率15%未満)で評価します。

1年前期

まずは1年前期について見ていきましょう 私の時間割は以下でした。

月曜1限 Listening&Speaking1 L4-2(評定:B)

担当教員…岡部了也(4-2クラス)
単位取得難易度…普通
S取得難易度…難
授業形式…教科書
コメント…この先生は良くも悪くも淡々と授業を進めていくスタイルです。眠くなるデメリットもありますが、授業スピードが遅く、レベルが高くない(個人的所感)ので英語が苦手な人にとっては復習できる良い機会なのではないでしょうか
単位取得難易度が普通となっている理由はコツコツ進める必要があるオンライン課題のリンガポルタを忘れる人が多かったから、小テストがやや難しいからです。実際私も前期の途中まではリンガポルタの存在に気付かず、急いでやりましたが間に合わずB評定になったと記憶しています。小テストはリスニング含め30分で5~6大問という厳しい分量なので解き終わらない印象があります。また、

このような評定方法においてもし前期なら7月、後期なら12月のTOEIC試験において500点以上取れなければ自動的にS評定は取れない仕組みとなっています。言葉は悪いですが、L4のようなクラスにいる方は大抵はTOEICの点数が振るわないような方なのでTOEIC以外の点数が良くてもTOEICの点数によってS評定行かなかったという場合があります。

月曜3,4限 ミクロ経済学1、ミクロ経済学1演習(評定:A)

担当教員…岸下大樹
単位取得難易度…易
S取得難易度…普通
授業形式…スライド
コメント…題名の通り、個人の経済行動から市場の動きを簡易的に分析する授業です。演習問題も授業を聞いていれば解けるか少し考えればわかるような問題が多く(極端に難易度が高い問題はない)、1年最初の専門科目として学び甲斐のある科目だったと感じています。私は計算凡ミスしてAでした 惜しいです。演習ではみんなで相談しながら問題を解き進めるスタイルです。友達がいたらそこで話し合えるので大学で友達を作ることは大事です。

月曜5限 中国語初級A(評定:B)

担当教員…篠塚麻衣子
単位取得難易度…易
S取得難易度…易
授業形式…発音アプリとスライド
コメント…自分は親に強制されて興味があって履修しました。BE学科は本来第二外国語を履修する必要はなく、一般教養にも関わらず1コマ1単位のみなので、特別興味がない限りやらなくてもよいと思います。(当然履修したい、学びたいなら履修するべきであると思います。)ここでは、中国語について軽く説明します。中国語初級Aはまず中国語の発音をアプリを通して習い、そのあと少し文法に触れます。S評価の割合が46.4%と相当高く、課題を普通にやっていれば普通にSが取れるような科目となっています。理学部第一部の数学科と応用数学科では第二外国語が必修なので評価が甘くなっているところはあるかもしれません。なお、授業ではその学科の人たちでほぼ占められます。

火曜1限 微分積分および演習1(評定:S)

担当教員…家田雅志(Z組)、飯島淳一(X組)
単位取得難易度…普通(Z組)、易(X組)
S取得難易度…普通(Z組)、易(X組)
授業形式…板書、ノート
コメント…(担当の先生が変更となっています。)授業形式も内容も高校数学の延長線のような授業です。ノートを数学が得意な人にとっては楽単間違いない科目かなと思います。前期は数学Ⅲの復習+テイラー展開、マクローリン展開、ε-δ論法(ε-δ論法に関しては記述問題なし)なので、正直やり方を理解して計算すれば余裕で単位取れますし、なんならS取れる科目だと思います。テストも順当な難易度だと思います。演習では各々真面目にletusに載ってる問題を解くような雰囲気です。

火曜3,4限 マクロ経済学1、マクロ経済学1演習(評定:B)

担当教員…下川哲矢
単位取得難易度…易(1組)、普通(2組)
S取得難易度…普通
授業形式…スライド
コメント…ミクロと同様のスライド形式授業です。ミクロと違い自分はミクロに全振りしたところがあり、(それにしてはS評定取れませんでしたが)あまり勉強できていませんでした。落単するとまで思っていたので、勉強しなかった割にはまだマシな評価を取れたと思います。ここから分かるようにミクロもそうですが、課題を出していない、テストを受けていないというわけでもない限り単位は取れるはずです。演習問題も平易な問題しか出題されません。ここでの演習もみんなで相談しながら問題を解き進めるスタイルです。

水曜1限 現代物理学概論(評価:C)

担当教員…橋爪洋一郎
単位取得難易度…易
S取得難易度…普通
授業形式…板書or動画
コメント…この授業は先生が最初に「この科目はオンライン配信もしているので授業に出席しなくても大丈夫です 単位取れます」と述べてくれます。確かにその通りで授業後に公開される小テストと期末レポートで点数が決まるので出席しなくてもよくなりました。2022年度では対面授業もあったので「対面授業に全部出席したら単位あげるよ」述べていました。2024年現在、この講義はオンライン同期となりましたが、先生は同じ(だったはず)なのでノリは変わらないと思います。私はこの科目の最終レポートを途中段階で提出したためこのような評価となっています。(こんな真似をするのはやめましょう。)理系だけど物理系がちょっと物足りないという人にはお勧めの授業です。この講義では主にドップラー効果、シュレディンガー方程式、特殊相対性理論などを扱います。

水曜2限 生命科学入門(評定:ー(バー))

担当教員…橋本茂樹
単位取得難易度…易(水曜2限)、普通(水曜1限)
S取得難易度…易(水曜2限)、普通(水曜1限)
授業形式…オンライン同期スライド
コメント…この授業はオンラインの授業です。毎回課題が出ますが期末テストはその課題の中から出されるので、課題を出して全部見返せば余裕で単位取れます。それどころかS評価も取れると思います。「なんでバー評価なの?」と思われるかもしれませんが、課題の提出の仕方や課題そのものの内容も分かっていなかったから、一人でこの講義を受けていたからです。先ほども述べましたが、大学に入ったら友達作りが大事になります。大学に入ってソロ受講すると、もしかしたらどこかで限界がきて挫折するかもしれません(ソロプレイヤーでGPA3超えてる人も当然います。あくまでも友達を作ったらだいぶ有利ですよね という話です。)

水曜4,5限 線形代数および演習1(評定:A)

担当教員…保坂忠明(Z組)、高橋悟(X組)
単位取得難易度…易
S取得難易度…易
授業形式…スライド(必要に応じて教科書)
コメント…(担当の先生が変更となっています。)線形代数の基本的な事項を取り扱う授業です。内容も簡単ですし、先生も優しい~普通の先生です。演習の時間では紙媒体の演習を30~40分かけて行い、その解説を20分ぐらいかけて行います。そのあと、小テストを10分ぐらいかけて行います。この演習では1人でやらねばならず、喋れる雰囲気ではないです。自分は期末試験で満点とれたはずですが、謎の力によりA評定となりました。何かを間違えたかもしれません。

木曜1,2限 確率・統計および演習1(評定:A)

担当教員…野澤昌弘(Z組1限)、瀬田紘己(Z組2限)、高橋悟(X組)
単位取得難易度…易
S取得難易度…易
授業形式…教科書とノート
コメント…(担当の先生が一部変更となっています。)前期は高校数学2Bの確率統計の分野を扱います。出席できて演習にまともに答えられる状態ならばテストが半分しかできてなくてもA評定は来ます。なのでS評価を取ることはあまり難しくないと見ます。この科目の演習は1人でテストのようにしゃべらずに行う形式ですが、参考書を閲覧しながら解けます。1限と2限で先生が変わる理由は正直分かっていません……

木曜3限 マーケティング概論1(評定:C)

担当教員…石川和男
単位取得難易度…難
S取得難易度…普通
授業形式…スライドと教科書
コメント…この科目は企業の戦略意思決定を体系的に明文化している科目です(数理的ではなく)。少々文系よりの科目なので、文章が苦手、日本語が苦手な人は取るのをやめたほうがいいかもしれないです。単位取得難易度が難となっている理由は多くの人が履修し、その難しさに敗北したからです。テストでは文系的な科目であるが持ち込みが一切禁止されているという理系にとっては少々きついかもしれません。私はこの科目が苦手な節があったのでC評定を取ってしまいましたが、真面目に勉強していなかった自覚があったので後期も取ることにしました。

金曜2限 Reading&writng1(評定:B)

担当教員…清水純子
単位取得難易度…易
S取得難易度…難
授業形式…教科書、プリント、映画
コメント…この授業は2時間ほどの洋画を見て、それについてプリントと教科書を用いて英語学習するというものです。おそらく高校の英語の授業の延長線上にあると考えても構いません。この先生は「授業に出席すれば単位はあげる」と述べていたので、D評定の人は0%でした。S取得難易度が難となっている理由が月曜1限の英語のそれと同じ理由です。

金曜3限 データサイエンスの基礎1(評定:C)

担当教員…劉念麟
単位取得難易度…易
S取得難易度…普通(1組)、難(2組)
授業形式…Excel,Word,PowerPoint
コメント…(1組では)この授業はグループワーク、個人ワークを通じて、Excel,Word,PowerPointの扱い方に慣れる授業です。内容は平易で出席して課題を出していれば簡単にAは取れる印象がありますが、なぜか1組と2組で評価に差が見られます。この科目をやる時期が1組と2組で異なり、やってる内容も違うためこのような評定となっています。

金曜4,5限 会計学概論(評定:A)

担当教員…積惟美
単位取得難易度…易
S取得難易度…易
授業形式…スライド(、ノート)
コメント…(担当の先生が変更となっています。)この授業は楽でした(過去形)。SとA評価割合が合わせて80%を超えるような科目でした。このような割合になった理由としては過去問が出回ったこと、先生が過去問から数字を一切変えなかったことが大きいです。現在は先生が変わってるので、成績分布も大幅に変更されています。この授業では主に日商簿記3級程度の内容を扱います。

おわり

以上で1年前期の所感とさせていただきます。どうでしたでしょうか?もしこの記事が在校生や後輩の役に立てたのならこちらとしては幸いです!御清覧ありがとうございました!!

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