エンターテイナーやクリエイターの社会接続回路

エンターテイナーやクリエイターの人間は,社会,特に政治への接続がうまくいってないカテゴリの人間だと思う.

なまじ知名度があったりとか,スポンサーとの契約等で触らぬ神に祟りなし状態がずっと続いている.
所属事務所によるものか,広告代理店によるものか,はたまた出演作品によるものかはわからないが,他者が作り上げた"イメージ"に沿った駆動を求められ,それはそれでちょっと窮屈そうだなあと思う.

また,比較的自由に発言している方々もいるのだが,どうも現体制と共依存的なアンチ行為や,逆にナショナリズム的なものを煽ったりと極端な方が優勢に見える.

そして,黙々と作品を作り,それを通じてメッセージを発信している方々もいる.

パターンはなんとなくこうなる.


1.作品を通じて発信する人
――――――――――――
2.過激な発信をする人
――――――――――――
3.発信をしない(orできない)人


エンターテイナーやクリエイターはそもそも大衆の生活から離れてて,社会や政治のこと知らねぇんだから口出すな,って意見もあると思う.
でもぶっちゃけ政治家が大衆の生活に近いのか?って言うとそうじゃないよなーと思う.

つまり回路の問題なのではないか.

エンターテイナーやクリエイターはそちら側,エンタメや創作行為のプロフェッショナルである.
なら,そこで得た肌感覚や体験から延長して発信するのが適切だと思う.
これをせず,ついうっかり個人の偏見で語ってしまうととんでもないことになったりする.僕もゆめゆめ気をつけねばならない.常に精進が大切.

せっかくプロフェッショナルな回路を持ってるんだから,その駆動を調節する形で社会や政治に接続していけばいいのに,という話でした.

特に作品が生成するミームは共同幻想化もしやすいし最強だと思う.ミームオンリーの会話になってしまうと排他的になり閉じていくだけなので,ここは注意だが.
パトレイバー,ナウシカ,ガンダムなどは今でも語り継がれることが多いしね.
ちなみに僕はイデオンのラストが好き.本編見てないけど.見なきゃ.

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