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だからなんだという話

32歳になりました。
だからなんだと言うような話をひとつ。ほんとにひとつか?
前回のnote以降に撮った写真も織り交ぜながら。

きみと出会ってからもう15年になるかも。

30を超えたあたりからとても顕著なんだけれど、あんまり自分の年齢を意識しなくなった。もしかしたらできなくなったのか、あるいは必要なくなったのか。

このあいだテレビ番組でタレントさんが「年齢なんて背番号」って言っていたけど、なんとなくわかるような気がする。背番号にしてはコロコロ変わりすぎている気がしなくもないが。

30代もやらないでいられないことしつづけたい、と改めて思う

誕生日を迎えるにあたって、自分が今まで何歳だったかがあやふやで、32になったのか33になったのか、なかなかあやしかった。

最近自分の年齢を確認するたびによく思うのは、自分の人生で20代で結婚することはもうないんだな、ということ。
あたりの前すぎてもはや後ろなのではと思うくらいあたりまえのことなんだけど。

なんとなくあたりまえに20代半ばで結婚して、30前にはあたりまえに子どもがいて、みたいなのを漠然と想像していたので、呆気に取られている感じ。

小学校の卒業アルバムでクラスみんなで決めるランキングみたいな企画があって、「はやく結婚しそうな人ランキング」的なやつでばっちりランクインしていた気がする。

みんななんとなく真面目そうなやつから結婚すると思ってたんだろう。ぼくも思ってた。

大人になって雪に対する思いが変わってしまった

20代で結婚できなくてかなしいとかそういう類の感情は特にない。別に何歳で結婚できてもいいし、なんならできなくたってそりゃそういう人生なんだもの。

ただ事実の再確認って感じで、あっそうなんだな、くらい。
突然しみじみしたりするけど、そりゃそんなあたりまえなんかないよなって思うぐらいのやつ。

長々書いてると未練たらしく思われちゃうよ。

もう何年かしたら、この頃はこんなこと思ってたんだなあなんて思うんでしょうか。だろうな。
ずっとそれを繰り返して生きてきてるんだもん。

大人って最高!と思うこともたくさん

社会人になってから、誕生日を爆発的にお祝いしてもらうこともなくなったけど、思い返すとそもそも年度末も年度末で、学校も春休みだったので高校生までは学校で友達に祝ってもらったということもなかった。

大学生になって、誰かの誕生日はぼくらみんなの誕生日と言わんばかりにおおいに祝いあった覚えがある。
めでたいことはみんなうれしいのだ。

大学の後輩の家で呑んで泊まって、次の日いつものうどんを

特に印象的だったのは、ぼくが4年生になるときの誕生日。たくさんの宮崎あおいさんにお祝いしてもらったことがある。

言ってる意味がわからないとは思うけど、部室の扉を開けたらたくさんの宮崎あおいさんがいたのである。

大学生のぼくは、というか高校生くらいからずっとだけど、宮崎あおいさんにマリアナ海溝より深く心酔していた。

「あおい」という文字列を見るたびにテンアガっていたし、なんなら「おおい」でもワンチャン震えるまであった。と思う。判定甘すぎ。

どうしてこうなった

そんなどうしようもないぼくの想いを大学の友達はみんな当然知っているので、ぼくの誕生日に合わせて宮崎あおいさんの顔をたくさん印刷してお面を作ってくれたのだ。

そのお面のクオリティが、なんとも、という具合だったので笑ってしまった。めちゃくちゃうれしかったなあ。

バンドの友達と鍋を囲んだ
おいしいたのしい

今年の誕生日は年度末最後の平日で、1ミリも誕生日ムードじゃなかった。年度末誕生日の弊害である。
史上最高にヌルッとはじまって、ヌルッと終わりを迎えた。

これがヌルッじゃなくてサラッだったら今年は歳を重ねてない判定になっても良かったと思う。

翌日にちょっぴり贅沢なごはんを食べて、温泉にゆっくり浸かってデロデロになって、恒例になりつつあるショートケーキをホールで食べる、みたいなことをした。

側面からフォークで削りながら食べるのが好き。化石みたいにいちごが発掘される。たのしい。

去年のケーキ
現れた断面が断層みたいでワクワクする

いろんなバースデークーポンが3月頭から届いているけど、なんとなく誕生日を迎えてからじゃないと消費行動にうつれない性分なので、3月末日が使用期限のクーポンたちはかなり駆け足にならないと使えない。

石橋を1万回叩いては引き返すタイプの人間なので、買うぞ!となってから何か物を買うまでに、信じられない時間を必要とする。物によっては悩んでる間に生産終了してる。

というわけなので結局今年も使わずに終わりそう。

1年くらい悩んでいた靴をついに買いました

32になったからアレをしたい、とかは特にないけど、若い頃から駆け抜けている人たちがなかなかの功績をあげるくらいの年齢ですね。

まあ年齢は背番号ということなので、偉人のような大それたことはなくとも、これからもコツコツ粛々とおもしろそうなことに飛び込んでいけるくらいではいたいな、と思います。

お仕事も4月から新しい部署。今まで以上にてんやわんやだとは思うけど、楽しくやれたらいいな。

一息つきたいときはコーヒーを入れてもらいに行くね

では、また。

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