9月、すべてがままならない

厳しい暑さはすぎて、厳しさはすぎたといえどまだ確かに暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

ぼくはとにかくすべてがままならない。
笑っちゃうくらいにすべてのできごとが右から左へ、一瞬で脳を通過してとりとめる隙もなく過ぎ去っていく。
もはや"ままなる"ってなんだ？そして母になる、みたいなことか？とかくだらないことばかり脳をよぎるくらいにはままなっていない。
いかがお過ごしでしょうか。

まだ9月も中旬ということに驚きを隠せない。隠すつもりもないけど、驚きを表す機会も別にないよ、と思う。とにかく嘘でしょ、と言った具合で、もう8月の出来事が遠い昔のよう。動物園行ったのなんて何ヶ月も前のような気さえしている。

あまりに内容が濃すぎる日々が続いた時に全く逆の２つのパターンを感じることがある。だいたいみんな感じると思う。今みたいな「まだ半月しか経ってなかった」パターンと「気づいたら何ヶ月も経っていた」パターン。
このふたつの違いについては今後長い時間をかけて研究したいと思っている。思って、いる。

8月の終わりはめずらしく本を買ったり、また静岡にライブをしに行ったり、9月の気配をなんとなく感じ取りつつも比較的にのんびりすごしていた。

今の、舞うどころじゃないてんてこ具合に比べたらどんな日々ものんびりだろって感じだけど。
忙しい忙しいっていうの、あんまりしたくないんだけど、いかんせんにっちもさっちもいかないので言わせてほしい。これは魂の解放である。

書きはじめは9月の中旬だったのに、ままならなすぎて下書きに保存したまま気がつけば9月も終わりに差し掛かっている。

あんなに暑い暑い言っていたのが嘘みたいに今ではもう夜は寒いくらいの急展開。昼はまだ暑いけど、完全に空気が秋のソレになった。秋大好きおじさんの喜んでいる顔が目に浮かぶ。

幸いめまぐるしい日々の中でも体調を崩すことなくのらりくらりやれている。ただそんなに油断もできない。この緊張感が切れた時と季節の変わり目が重なるとしっかり体調を崩すタイプの人間なので。

ままならないながらもしっかりプライベートな部分も予定もりもりで、ワークライフバランスという概念を見事に履き違えている。

仕事量と生活のイベントの量を秤に乗せてしまったばかりに、仕事量が増えるほどにイベントの量も増やすという二郎系もびっくりのマシマシ全部乗せ状態だ。ウケる。

ワークライフバランスは量の話じゃない。質の話なんだろうな。

だいたい9月というものが昔から向いていない。たぶん自覚したのは高校生くらいだけど、社会人になっても9月になると自分でも笑っちゃうくらいに脳みそが停止状態になる。

夏が終わるからなのかななんて軽く考えていたけど、そんなことはないのかもしれない。今年の9月は間違いなく夏だった。

こうなってしまってはいよいよ原因もわからないけれど、ままならないのを9月のせいにしたいだけだろって思わなくもない。そうなんだと思う、たぶん。

ままならないなかでも、友だちと過ごす時間を絞り出してよかったな、と思う。もうすこしがんばればもうすこしで抜け出せるでしょう。いかがお過ごしでしょうか。

職場の健康診断の結果が返ってきて、肝臓の数値がべらぼうに悪くなっていた。カラダは正直、数字は嘘をつかない、みたいな言葉が脳をめぐるけどずばり決めきれない。思えば数年前ににっちもさっちもいかなくなっていた頃と同じ雰囲気が周囲に立ち込めている。ような気がする。
復元しましょう。

では、また。