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石と安底羅

年度はじめにだいぶ大きめのジャブ(もはやジャブではないのでは?)を食らってから、いろいろと目まぐるしく展開していく毎日に揉まれまくってだいぶヘロヘロな感じだけど、相変わらず隙さえあれば予定を詰め込んでます。

このバランスの取り方は自分でもアホかと思うけど楽しい。
写真も相変わらずたくさん撮ってる。撮れてる。

大好きな音楽もたまにだけどちゃんと楽しくやれてる。

From sentimental(以下、おせんち)というバンドのサポートを始めてから一年経っていた。
もう、というか、まだ、というか、なんかもう3年くらい一緒にやっている気でいたけど、まったくそんなことなかった。

自分のバンドのライブの頻度に比べておせんちは3倍くらいの活動頻度だからそう感じるのかもしれない。

穴から顔が出せるものは積極的に出していくことになった記念の一枚

ちょうど1年前にサポートで叩くようになってから初めてのライブがあった。
初めてなのにツーデイズで、しかも両方ともいわゆるアウェイの県外のライブハウスだったから鮮明に覚えている。
アウェイでぼくを知っている人がいないからこそ、のびのびと叩くことができた。なつかしい。

ほんとうに1年前かってくらい昔のことに感じるけど、鮮明に覚えていることに鑑みると間違いなくそんなに昔のことじゃないんだなと思う。

そんなことを思いながら、この間またもや県外でライブをした。1年前も行っていた静岡で。

場所は静岡でも前回と会場は別。
富士市のアンテラというコミュニティスペース。建物の立地は伊那のグラムハウスによく似ている。
静岡で出会ったフードコーツというバンドの企画にお呼ばれした。

かんばんの面積にくらべて小さすぎるフライヤー。かわいい
無人駅に当然感じる親近感
線路沿いのあじさいってなんかいい。なぜか急に江ノ電感がうまれる

目と鼻の先に駅がある最高立地の場所。ほんとうに目と鼻の先が線路で窓を開けると電車とハイタッチできそう。しないけど。

目の前に寺があるからアンテラなのかなと思っていたけど、全くもって違った。我ながらどういう発想してんだって思う。テラは良くてもアンの説明がつかないだろアンの。

アンテラは薬師如来の取り巻きみたいな神様らしい。12の神様のうちの1人。神様の単位って人でいいのか?よくないよな。1神。いちかみ。

企画者でありトップバッターを務めたフードコーツ。
彼らの音楽はオシャレさと泥臭さの中間を漂っているような、ひたすら心地いいのだけどなにか心に影を残すようなそんな雰囲気がくせになる。

6月は甲府で会える。とても楽しみ。

この場所のヌシでもあるオケラ2号氏。
なんて形容したらいいのか、心を掴まれる感覚を久々におぼえた
音を録音してループできるルーパーを使って、リズムから何から何までひとりでやる。組み上げられた音楽が素晴らしい。すのこにピックアップをつけている人に初めて出会った
イケオジユニットの仮説。予想のつかないギターフレーズにゾクゾクした
イケオジ2。これまた変幻自在なドラミングで度肝を抜かれた。かっこよすぎる。イケオジの渋滞

とてもいいライブだった。
自分たちもそれはもうたいへんにいいライブをした自負もある。
色んな意味でアツかった。絞れるくらい汗をかいた。
最高だったな。

自分の音源はないのにトリビュートアルバムがある亀さん。
おもしろすぎるし愛されすぎてる。すてき
カレーがうまいライブハウスは最高
またすぐ会いましょう

打ち上げもいろんな話をして楽しかった。
気づいたらお開きの時間になっていて少しさみしかったけど、またすぐ山梨で会えるし、またアンテラにいく約束もした。

そうやって大切な人や場所がまた増えていく。
すてきなことね。

昔は良かったよな。昔は恐竜がいた
こんな河原があったら楽しいかもしれない
大目玉のこんにゃく石が入ってすぐに紹介されてて笑った
石の中に光が閉じ込められているようですてきだった

アンテラに行くがてら、奇石博物館に寄った。
まさかどさんがずっと気になっていた場所らしい。

街に向かう道からはずれて、本当にこんなところにあんのかってくらい森も深くなってきたところに突然現れるのでちょっとだけ怖い。

松の葉の跡の化石。足の角質よくとれそう
飲み込もうとして窒息しちゃったんだろうか。おちゃめか
触ってもいい石がそこかしこにある
ちょっと心臓みたいでうへえとなった
硬めのパンの断面みたいだねって
「かならず」はなかなか斬新。さわってみたらロマンが身体中を駆け巡った。こういうのに弱い

最初は「どれどれ…」くらいだったのに、次々繰り出される面白い石たちに年甲斐もなくテンションが上がって夢中になってしまった。

時間も忘れてちょっと入り時間に遅れそうになるくらい引き込まれてしまった。5万回くらい行きたい。
すごいぞ奇石博物館!

子どもたちと一緒に真剣に石の説明を聞くまさかどさん
ロマンを語る背中
新しい発見に溢れた空間でした
南極の石に盛り上がる
少年時代の面影をみた、気がした

単純に奇妙な石もあればスタンダードな化石からちょっとへんてこな化石もあったり、すごい大きさの宝石もたくさんあったりで文字通り宝石箱や!って感じ。

どれも天然でできるのが信じられないくらい不思議で、なんだか感動してしまった。
すごいぞ地球!すごいぞ自然!!
すごいぞ奇石博物館!!!

でかい琥珀にテンション爆上げ
背中が痒いときに重宝しそうなどと的外れな感想も
こういう海を知っている気がする
都会のビル群みたい
RPGのダンジョンとかで見るやつだ!!!!

地球の宝石というか、地球が宝石というか。
とにかくとても楽しかった。時間が許せばもっとゆっくり見てまわりたかった。

宝石さがしとか楽しい体験も色々できるみたいなので、機会があればぜひ。
ぼくがもし化石になったら、ここで展示してもらいたいなあなんて思うくらい石に対して愛のある場所でした。
ぜったいまた行こうと思う。

では、また。

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