勇者史外典 第二章 芙蓉友奈は勇者でない 第3話 の聖地巡礼記事
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本記事では、芙蓉友奈は勇者でない(以下、ふゆゆ) 第3話 のご当地情報について纏めております。作品を未読の方でネタバレ等を気にされる方は本記事を読まないよう、予めご忠告させて頂ければと思います。
◆ ふゆゆについて
ふゆゆは 電撃G'sマガジン 2020年10月号(2020年08月28日発売)~2021年2月号(2020年12月28日発売)にて、全5話構成で連載されていました。記事執筆時点で書籍化の発表は行われておりませんが、カクヨムHPにて試し読みはできるようです。
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◆ 巡礼マップ(第3話)
勇者史外典 全三章 の巡礼スポットを纏めたマップはこちらから
「のわゆ」から30年経過した世界でのお話ということで、勇者史外典 第二章では四国を舞台に物語が進んでいきます。第3話は二人の友奈が暮らしている観音寺市を舞台に物語が進行していきました。
本記事では作中に登場したスポット全てを記事として扱わせて頂ければと思います。
◆ ① 一の宮海水浴場
一の宮海水浴場は水泳の練習をするために、二人の友奈が訪れたスポットとて作中に登場しています。観音寺市内の遊泳可能な海水浴場は、こちらの海岸と有明浜のみとのこと。
第三話の表紙絵の構図を意識して撮影。海を正面にして、左手側に見える突堤と砂浜が背景として採用されているような気がします。
整備の行き届いた綺麗な公園でした。入り口付近の案内図によると、1999年に豊浜港の海岸環境整備事業の一環として二つの突堤を整備し、その周辺に公園を建造した旨の記載がありました。一の宮公園は、海水浴場・キャンプ場以外にも、テニスコート・野外ステージ等、併設されている施設が多々ありましたので、実際に利用される方は多いのかと思います。個人的には、キャンプ場が100円で利用できるという点について魅力を感じました。
壁は見えませんでしたが、伊吹島(画像右側の大きい島)の左側に輪郭のわかる島が2つ程見えました。左から順に、小股島・股島と呼ばれている島だそうで、どちらも観音寺市に属する無人島とのこと。定期船による運航はないため、観光目的で訪れることは少し難しそうです。
◆ ② 一の宮 ドリームタワー
一の宮公園内に建造されているこちらのタワーについて、第一弾の市内名所コラボポスターですでにお馴染みの方が多いのかなと思います。毎年7月20日の海の日に時計塔の正面に夕日が沈むよう設計されている旨の文章が、案内板に記載されていました。
ドリームタワーに備え付けられている鐘について、こちらは自分でハンドルを回して鳴らすタイプのため、ロープ等は設置されていないようです。
GoogleMapで確認したところ、一の宮公園から歩いてすぐの場所に100円ショップがあったので、巡礼記念に錠前を購入して願掛けするのも一つの思い出になるかと思います。
◆ ③ 豊浜駅
豊浜駅は水泳の練習後、二人の友奈が帰宅する際に利用した駅として作中に登場しています。夕方の時間帯に巡礼させて頂きましたが、西向きに建てられた駅舎のためか、壁面が夕日に照らされていました。一の宮公園からは、徒歩だと15分程かかるようです。
住宅街にある小さな無人駅といった感じの印象をうけました。
日中は豊浜駅で下車するお客さんを待っているタクシーが2、3台止まっていましたが、夕方時だとタクシー含め誰も居ませんでした。作中の表現の通り、恥ずかしいところを誰にも見られずに済みます。
二人の友奈は8月にこちらの駅に訪れている為、作中の季節と相反してしまいますが、豊浜駅は「ツツジの駅」として有名ということで、毎年4月下旬~5月上旬にかけて色鮮やかに咲いたつつじが、下車される方をもてなしてくれます。
1941年に紀元2600年式典事業として植樹したことをきっかけに、80年以上景観を損なうことなく、地元自治会主導で手入れをし続けているそうです。
◆ ④ 観音寺市立中央図書館
観音寺市立中央図書館は、夏休みに時間を持て余した柚木友奈が利用したスポットとして作中に登場しています。画像左側に写っている建物が図書館、右側が市役所になります。外観に統一感があるなと感じていましたが、調べてみると図書館は2004年10月竣工・市役所は2015年3月竣工と10年の開きがあることを知り、少し驚きました。
観音寺市には、中央図書館・大野原図書館・豊浜図書館の計3館の図書館がありますが、柚木友奈の家は財田川の傍にあると前話で触れられていたので、自宅から一番近いこちらの図書館を利用したものと思われます。
館内には劇場版わすゆの告知ポスターが、窓ガラスを隔てて反対側には第一弾の市内名所コラボポスターが展示されていました。
勇者史外典も書籍化されたあかつきには、図書館の蔵書として追加されるのでしょうか。主要人物が訪れたスポットとしてこちらの施設が登場しているので、蔵書登録されたら面白いなと思います。
◆ ⑤ 琴弾公園
琴弾公園は、家出中の芙蓉友奈が柚木友奈と待ち合わせるために指示したスポットとして作中に登場しています。琴弾公園について改めて調べてみましたが、西は有明浜・東は三架橋からなる園内の全ての施設が同公園に属しているということで、広さでいうと東京ドーム約10個分の面積があるとのこと。案内図に記載されているスポットを巡るだけでも半日以上はかかりそうです。
5万本の黒松が群生しているという松原。電撃G'sマガジン内の舞台探訪記事にてこちらの松原の写真が扱われていたので、自分も一枚撮影させて頂きました。
琴弾公園の松原が生い茂る一帯は街頭がないため、夜になるとほぼ真っ暗な状態となりますが、銭形砂絵がある右手側の空間だけはライトアップ用の照明があるため幾分か明るかったです。
砂絵は毎日、日没から午後10時までライトアップされているとのこと。
◆ ⑥ 有明浜
有明浜は3話限定で登場したという訳ではなく、全てのお話で主要人物が訪れたスポットとして作中に登場しています。(4話は名前だけ登場)
電撃G'sマガジンの第3回の舞台探訪記事にて有明浜について特集されていたため、本記事でもこちらの回で触れさせて頂ければと思います。
日本の渚百選にも選ばれている有明浜ですが、海水浴シーズンでなくても犬の散歩をしてる方やボール遊びをしている家族連れ等々、季節を問わずいつ訪れても賑わっているイメージがあります。市民の方からも重宝されている有明浜が、物語の舞台として毎話登場しているのも自然な流れなのかなと思います。
実際に小枝を砂浜に並べてみました。
この小枝について、砂浜にはあまりありませんでしたが、琴弾公園の松原に手頃な大きさの枝木が落ちていたので、そちらの方から拝借させて頂きました。
芙蓉友奈の憎悪が混じった感情と紐づいているかのように感じた空の描写について、見上げた方角はわかりませんが、有明浜の空の色は琴弾公園側から瀬戸内海側にかけて徐々に暗くなっていきました。
以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。(終わり)
<撮影日>
①一の宮海水浴場, ②一の宮 ドリームタワー, ③豊浜駅 (2021/05/02)
④観音寺市立中央図書館, ⑤琴弾公園, ⑥有明浜 (2021/05/01)
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